見出し画像

「自由」の本質


自由を紐解き、自分の欲する自由を知る

「自由に生きたい!」ってよく聞くけれど、
「自由」ってどう言う意味ですか?

・自由(oxford language)
他からの束縛を受けず、自分の思うままにふるまえること。

では、あなたは不自由と言うけれど、
あなたは誰かに手錠をされたり、紐で括り付けられたりしているのか。

何かをしようと思った時に、身体がガチガチに固められてて、
思った選択を取れないことがあるのか。

何の束縛も受けてないはずのわたしたちが、なぜ自由を求めるのか。

自由には大きく分けて3種類ある。

・身体的自由
・経済的自由
・精神的自由

この中で、1番目の「身体的自由」に関しては、
この国ではある程度保証されている。

どんなブラック企業に入って社畜とか言われても、
辞表を出せば、辞められる。

だから、多くの人が言う「自由に生きたい!は、
「経済的自由」と「精神的自由」の話だよね。

さて、「自由」の語源は何だろう。
「自由」というのはもともと仏教の言葉。

「自ら」に「由る」と書いて、「自由」。
つまり、「自由」ってのは、自らをよりどころにして生きると言うこと。

つまり、「自由じゃない」、と言うのは、
「自らをより所にしてない」と言うことなんだ。

知らぬうちに、より所を他者に委ねていないか

ここで、さっきの二つを振り返ってみよう。
経済的自由と精神的自由。

・経済的自由は、お金、と言う観点で、
自らをよりどころにしているか、と言うこと。
自ら生計を立てられる能力があるか、と言うこと。

だから、例えば専業主婦は自由じゃないよ。
女は家庭に入り、男が働く。日本はそういう文化も強いけど、
これはある種、自由の放棄。

それは本人たちの選択だけど、
その状況で「私は自由が欲しい」は通らないわけだ。(専業主婦として、旦那に一定の給料をもらって貯蓄してる夫婦とかいるけどね)

会社の仕組みで稼ぐのではなく、自らの能力で稼ぐ力をつけること。
これ無くして自由なし。

・では精神的自由とは何か。
「他人の意見」「他人の正解」「他人の常識」
「他人の理想」「他人の価値観」
こう言ったものを採用している限り、自由にはなれない。

自分以外のものをよりどころにしている限り、自由なんかない。

自分をよりどころにする、とは
「自分の中の真実」で、生きると言うこと。

会社においても、「上司がこういうから」じゃなくて、
「あなたはどうしたいのか?」と言うこと。

人間関係においても、「だって常識的にはこうだから」ではなくて、
「あなたは今何を感じてるのか?」と言うこと。

「私の中の真実」を採用して生きる。
「私が今、リアルに感じていること」を採用して生きる。

これが精神的自由と言うこと。

埋め込まれた価値観が不自由のはじまり

そのために、必要なことは何か?

「私は今、何を感じているのか?」

まずは、これを知ること。
どうやって?

「身体感覚」でわかるんだ。
なぜなら心と身体はコインの裏と表で、同じものだから。

自分自身の「身体の感覚」を研ぎ澄ませて、
身体が軽い感じ、胸が重い感じ、お腹が暖かい感じ、頭に血が昇る感じ。

そういった、身体感覚に毎日意識を向けていけば、
「私は今、何を感じているのか?」と言う「私の中の真実」が
わかるようになっていく。

ただ、現代人はこのトレーニングを受けてない。
徹底的に「思考」で考えることを強制されてきたから。

ずっと「思考」の領域でぐるぐるやっているだけ。
だから自分の本音がわからない。

自分の本音を知るのに「思考」ほど当てにならないものはない。

「私の中の私だけの真実」がわからなければ、
「私が本当はどう思っているのか」もわからないし、

そうなると、「私自身を生きる」「私をよりどころにして生きる」
なんかできやしない。

「これが私の大切にしたい価値観!」とか言ってみたところで、
それは、前の投稿で書いた「回避行動」であることも多い。

「チャレンジすることを大事にしてる!」とか言ってるけど、
あなたの身体の反応はどうですか?

それは他人から埋め込まれた、他人の価値観の可能性もある。
その方がみんなに認めてもらえるからね。

「自ら選んだと思っているもの」が、
本当は「選ばされているだけ」で、自ら選んだものではない。

こんなことが当たり前のように起こっているのが現代。

自身の身体に耳を向け、「私の真実」を知る

多くの人が、「自分以外のもの」に従って生きてることに
意識的に気づいてない。

でも、無意識では気づいてる。

だから「なんか自分を生きてる感じがしない」とか
「私の本当にやりたいことはなんだろう?」とか考え始める。

頭でわかってないだけで、身体(無意識)は最初から気づいてるんだよ。

だから、自由に生きるための第一歩は、「自分の身体の声」を聞くこと。
子どもの頃はできたはず。大人になるにつれてできなくなった。

コンパス無しに、航海に出たって、遭難するだけでしょう?

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?