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やりたいことに生きるために、大切なたった一つのこと。


第一に「やりたいと主張する自分」を疑え

今日の話は深層心理の結構ディープな話を書きたいと思ってる。

世の中には、目標達成の方法や、成果を出すマインドなど、

「どうやったら、自分は成功できるか?」

のためのハウツーやテクニックが溢れてる。

「こうやったらもっと成果が出せる!」
「こうやったらもっと上手くいく!」
「こうやったら目標を達成できる!」

おれが聞きたいのは、
「それを読んで、私たちは何か変わったのか?」

たぶんね、大半の人が変わってないと思うんよ。

なぜか。それは、

「多くの人が、自分に嘘ついてるから。」

そもそも「これをやりたい」と言っているそこに嘘がある。
自分に嘘ついてるから、なんとなく違和感が拭えないし、

「なんだか、自分のど真ん中を生きてる感じがしない。」

これが起こるわけ。
そんな感覚はないですか?

自分は、自分のど真ん中を生きて、
自分の才能や強みを発揮しながら、生き生きと今を生きてる感じがしますか?

「いったいどうすれば良いのか?」

人生で、やりたいことに生きるために、1番大切なたった一つのこと。

それは、
「自分がやりたいと言ってることを、まずは徹底的に疑うこと」

なぜなら、多くの人が、口では「やりたい」って言ってるけど、
本音はやりたいと思ってない。
人間は、本当にやりたいと思ってたら、もう既に何かやってるはずだから。

本音と錯覚させる、心にある未完了の出来事

では、我々は、どのようにして、嘘を本音と勘違いするのか?
それは結論から言うと自我(エゴ)の働き。

多くの意識高い系の人が言う。
「もっと成長して、たくさんの人の役に立ちたい」
「もっと目標に邁進したい」

たくさんの若い人たちが言う。
「もっと自分らしく生きたい」
「やりたいことに夢中になりたい」

そして、これらの人たちが気付いてないことがある。

これらが全て「回避行動」であるということ。

顔見たらわかる。
話してるその人の顔は、全然楽しそうじゃない。
身体にも力が入ってるし、呼吸は浅くなってる。

本当に心からやりたい!って思ってる時は、
必ず身体が緩んでて、表情が明るくなる。

では、いったい、何の回避行動なのか?
それは自分の根っこにある「得体の知れない不快なもの」に対する回避行動。ちょっとマニアックに言えば、コアビリーフとその下にある「未完了の出来事(痛み)」。

それらの行動は、自分のずっと深いところにある「得体の知れない不快なもの」から生まれる強烈な不安や焦燥感に対する回避行動であり、
そこから生まれる強烈な欠乏感を埋めるためのもの。

例えば、
「もっと成長したい」という人がいる。
「成長して、もっと人の役に立ちたい。」

Q.では、成長できないことは、何を意味しますか?
A.自分は大した人間ではないということになる。

Q.それの最悪な点は何ですか?
A.大した人間ではないということは、人から評価されないし、認められない。

Q.それは何を意味しますか?
A.人としての価値がないということ。

つまり、「私には価値がない」という「心の前提(コアビリーフ)」
を持っていて

それを直視できないから、
それに向き合わないようにする回避行動として、「私はもっと成長したい!」「やりたいことに邁進したい!」ということを言い出す。

自身の存在価値の証明に対して、強烈な欠乏感がある。

つまり、「得体の知れない不快な感情」を回避するために、
成長したい!とか自分らしく行きたい!とか言ってるわけ。

はっきり言おう。
それはあなたの本音でもなんでもなく、何かから駆り立てられ、逃げているだけでしかない。

違和感に向き合うことが、自分のど真ん中を探求させる

そして、その自分の深いところにある「得体の知れない不快な感情」の正体は何かといえば、大半が、6歳以下の、養育者との関係の中から生まれた未完了の感情(痛み)。

少し端折っていうならば、それらに駆り立てられているその状態は、

「今も、あなたは内なる親の影響を受け続けている。」

と言うこと。
ぶっちゃけ、親の言うことを今も聞き続けてるだけなんだよ。

大半の「これがやりたい」「こうなりたい」なんてのは、
本音でもなんでもない。

ただの回避行動として、
自分以外の他者の価値観や正解を採用してるだけなんだよ。

自分以外のものを採用してるから、
自分のど真ん中を生きてる感じがしないんだ。

この深層心理の心の動きを無視して、目標設定をしたり、自己啓発本を買ったり、新しいことをやろうとしても、金をドブに捨てるだけ。

だってそもそもの「やりたい」が、根底からズレてるんだもん。

まずはそこに気づくこと。
気づくことから全てが動き出す。

そしてこれを読んでると言うことは、
もうあなたの中で、何かが動き出してると言うことだ。


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