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私が思っていたパリではなかった話~一生忘れない衝撃のパリ旅行~

あれは忘れもしない、大学2年生の冬のことでした。

私にとって二度目の海外旅行、行き先はパリ。初ヨーロッパに胸を膨らませながら関空に向かった私。パリの人ってやっぱり美人が多いかなあ~、ご飯はフレンチかなあ、街並みってやっぱり外国っぽいかなあ、ワクワクドキドキ…あの時は、まだあんな旅になるとは1mmも予想していませんでした。

初海外旅行はグアムでした。飛行機とホテルだけ取ってほぼ自由行動の旅だったものの、普通に日本語が通じ、現地の人も日本人に慣れていて、海外だけど「ここは日本か?!」というくらい安心して観光できたので、何事もなく旅を終えました。
それまでずっと日本で生きてきて、日本での生活基準や価値観が当たり前だと思っていた私にとって、パリ旅行は衝撃だらけでした。旅慣れしている方からすると「いや、そんなん普通やん?」って思われることだと思うんですが、旅行慣れしてない、日本しか知らない当時の私からしたら驚きの連続でした(笑)

パリに着いた瞬間トラブル

パリに着いた日、雪が降っていました。飛行機を降りると預けたキャリーバックが来ない…そう、私は初めてロストバゲージというものを経験したのです。ヨーロッパなどではよくあることですよね。理由は、その日の雪で空港の職員さんたちがストライキし、乗客の荷物一万個山積みのままだったからです。でもニュースでよく見る、北海道や東北など数m積もっているようなあんな大雪ではありません。日本だったら絶対働くしストライキなんてありえない!って思って本当にビックリしてました。当時の私からしたらかなりの大事件。幸い、その時は旅行会社のツアーで行っていたので色々な手続きは添乗員さんがやってくれましたが、私のキャリーバックは返ってくるはずもなく。先に言っておくと、最後までキャリーバックなしで過ごしたパリ旅行でした。日本でしか生きてこなかった私は、「日本だったらすぐ対応してくれますが、フランスだし…キャリーバックは返ってこない可能性があります。」と添乗員さんに言われた時には、開いた口が塞がりませんでした。

原始的な生活その1

パリに着いたのは夜。お店も空いていませんし、その日はすぐにホテルに向かいました。着替えもお風呂グッズも化粧品も全てキャリーバック。えぇ、私の必需品はパリ空港で眠っています。洗濯物は洗濯機でしか洗ったことのなかった私、初手洗い洗濯デビュー。髪や体はお湯洗い。コンタクトはもちろん外せない(結局5日間つけっぱなしでした)。化粧落としはないので念入りにお湯で顔を洗い、翌日はスッピンでパリの街へ。

予定外のショッピングタイム

ツアー中、スーパーに寄り、とりあえず必需品の調達。友達と相談しながら買おうとしましたがフランス語だから全く読めない!笑 見た目だけでシャンプーっぽいからこれ買おう、という感じで雰囲気で買い物。そして下着もないので下着売り場に行きますが、外国人向けだからなのか、全てBIG SIZE…なるべく小さいものを購入(しかしそれでも大きく、まるでオムツのようでした)。元々肌が弱く化粧品ですぐ肌が荒れてしまう私は、キャリーバックが届くことを信じ、とりあえずアイシャドウとアイブロウだけ買いました(返ってこなかったけど)。一番困ったのはコンタクト洗浄液。結局分からなかったので買わずに、最終日友達のキャリーバックが返ってくるまでつけっぱなしで目カピカピ生活しました(ツアーグループの中でパリ滞在中に返ってきたのは私の友達のキャリーのみ)。他にも買いましたが、印象に残っているのは上記のものたち。

原始的な生活その2

二日目か三日目だったかなあ。その日はホテルの近くのスーパーで夜ご飯を調達しようと友達と話し、冷凍食品のようなものを買ってきました。商品にレンジでチンしてね♪的なことが書いていたことはフランス語が読めない私でもなんとなく分かりました。部屋にはレンジがなかったのですが、フロントの横にレンジがあるのはチェックしていました。部屋にないしあそこのレンジ使ってねってことかあと思いながら、スーパーに寄った後、商品を持ってレンジを使わせてもらう承諾を得るためフロントに向かいました。だがしかし…フロントの人は「使えません」の一点張り。部屋にレンジないし、これはレンジ使わないと食べられないんだ…と英語ができないなりに拙い英語+伝えようとするpassion強めで立ち向かいましたが、惨敗でした。でもお腹は減ったしどうにかしてこれを温めないといけない…友達と話し合った結果、お風呂にお湯を溜めて温めようという結論に至りました。すぐに温まるはずもなく、時間をかけて温めたわりにそこまで温かくなかったしそれが完成形なのかも分かりませんでしたが、頭をフル回転させ出来上がったあの時の夜ご飯の味は忘れられません。

狭い世界でしか生きてこなかった私からしたら衝撃すぎる一週間のパリ旅行でした。ちなみに、それを含めてもパリはめちゃめちゃ良かったです。もう街並みもお店もお洒落、お土産も欲しいものたくさんありすぎて困りました。私史上今まで行った国の中でスリやばいトップ(いや、ワースト?)3に入るとも思いましたが、それでももう一回行きたいし本当に素敵な国・都市です。次行くときはキャリーバックありで過ごしたいです。

ちなみに大量のカイロや水、必需品が入った私のキャリーバックは帰国後に無事帰ってきました(泣) あんなにキャリーバックに愛着が湧いたのは初めてでした。笑

ヨーロッパに行くときは、手荷物で小型のキャリーを持っていきましょう。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました♪

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