記事一覧
キャッチコピー公募 受賞・通過作品集
・サントリー『ダークホース』コピー
一口飲めば、本命に変わる。(採用)
・第58回 宣伝会議賞 (1次通過)
「吸ってくるよ」は、自分のためでもある。(JT)
おなかエステしよう。(ビオフェルミン製薬)
・キャッチコピーグランプリ(コピグラ)
第3回『 #黒いバンズを食べたくなるコピー 』
どんなレシピもオリジナル。(1次通過)
明日のお弁当、驚くだろうな。(準グランプリ)
第4
クリスマスが来るたびに
今回は、ワム!のジョージ・マイケルについて書いてみたい。
ワム!を知らないという人でも「ラスト・クリスマス」を知っている人は多いだろう。クリスマスソングの定番だ。
彼と出会ったのは、1985年。ある番組で観たビデオクリップ(ミュージックビデオ)だった。
「ケアレス・ウィスパー」を歌う姿に、一目惚れしてしまったのだ。
海外とは全く縁のなかった中学生の、人生が変わった瞬間だった。
深夜の洋楽番
助手席のタイムスリップ
対向車がブレーキを踏む様子もなく、こちらへ突っ込んでくる。
もうダメだ。
助手席の彼女も、声にならない悲鳴をあげている。
「バンッ」
目の前に相手の車が迫り、もう終わりかと思ったとき。
助手席の彼女は消えていた。
「10分前にタイプスリップして、寝ていた運転手を起こしてきたの」
「大事にならなくてよかった」
いつの間にか戻ってきて、さらっと言い放った彼女。
命拾いしたよ。
ところで、
「54字の物語」作品集
・「読書の日×54字の文学賞」入選
「最終電車」
・「54字の百物語」(PHP研究所)掲載
「二者択一」
・「旅する54字の物語」(PHP研究所)掲載
「宇宙マナー」
・みんなの54字の物語 Vol.1「扉」 「気になった作品」賞
「宝物」
・みんなの54字の物語 Vol.2「星」「 SF(すこしふしぎ)」賞
「夜空のスイッチ」
穴の中の宝くじ
「あの宝くじ、当たってたんだよな」
男は穴を覗き込む。
ボーナスが入った勢いで、100枚も買った「年末ジャンボ」。
当選発表を見て「やった!」と思ったのも、束の間だった。
うっかり落とした先は、底の見えない深い穴……。
お金は手に入れたいが、命も惜しい。
大きな選択を迫られた。
「100万円で、何買おうかな」
穴の中に消えた男は、二度と戻ってこなかった。
おっちょこちょいのATM
「また1円多かった」
お客さんが、顔をしかめて帰って行った。
ボクは、見習いのATM。
3か月の新人研修を受けて、やっと現場で働き出したばかりだ。
失敗ばかりで、上司は頭を抱えている。
おや、あの人は?
ショッピングセンターの雑貨屋さんで、働いている店員さんだ。
「また失敗しちゃった……」
ため息をついて、ボクの前に来た。
「お釣り間違えちゃって。お客さんに叱られちゃった」
大丈夫。
東と西の薬
日本の「東と西」では、言葉が違う。
同じように、薬も違うのだ。
この春、大阪へ転勤になった僕。
風邪を引いたと思い、医者に行くと言われたのだ。
「薬出しときますね、1000万円!」
ポカンと口を開けていると、看護師さんが教えてくれた。
「これが関西のあいさつよ」
文化の試練は、なかなか厳しい。
だんだん高くなる結婚式
「ずいぶん高いところまで来たなぁ」
夫となる、高志(たかし)とは「スカイダイビング婚」だった。
一緒に飛んでいるうちに、意気投合した。
「結婚式は空中で」
その話に異論は出なかった。
私たちの身体は、だんだん地面から遠くなっていく。
大気圏を超えて、もっともっと上へ。
宇宙全体が、祝福してくれるかも。