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#漫画
『海が走るエンドロール』5巻 たらちねジョン
作品作りのモチベーションや自信の高低の波。高い時は良いけれど、「もう止めてしまおう」と思うほどコンディションが低くなることが、もの作りをする人ならあるだろう。
65歳を過ぎて映画作りを始めたうみ子さんは諸々の疲労が溜まって倒れてしまう。自分は若くないし、映画を作るのは途方もなく、正解もなく、苦しい。やめてしまおうか。何のために映画を撮るのか、自問自答と他人との関わりの中で探っていく様は、なんだか
『へんなものみっけ!』7,8,9巻 早良朋
市役所から博物館に出向した薄井透を主人公に、生物の不思議や、それらに魅了された人間たちを描くマンガ。7-9巻は、水族館の人、クジラの研究者、科学絵本を作る人、レプリカを作る人、などなど。
興味深いエピソードを本当に丁寧に描いている。ただ、絵やキャラクター、構成など、伸びしろがまだまだあると思う。期待。
『へんなものみっけ!』7,8,9巻 早良朋
#マンガ #漫画
『いつかティファニーで朝食を』14巻 マキヒロチ
“涙袋”って言い得て妙だな、と14巻のそれぞれのストーリーごとに涙の水位が、頭蓋骨と顔の皮の間で上がっていくのがわかった。涙が溜まるのは、この“涙袋”ってところだ。というくらいに、それぞれの登場人物が自分の道を見つけていくのがわかって本当に嬉しかった。マンガサイト『アル』のレビューに書いているけれど、私はもう彼女たちが他人には思えない。
連載当初28歳だった主人公たちのお話は7年を経てついに連載
『創太郎の出張ぼっちめし』1-3巻 マキヒロチ
「ほんっと創太郎腹立つわ~」と思いつつ「でも男子ってこんな感じだよな」と思い、「でも悪気はなくてわかりやすい人かもしれん」と思い、「あんたしょうがないね!」と受け入れだした自分の変化に驚く。
創太郎は、ドラマにもなった女子の朝食マンガ『いつかティファニーで朝食を』の主人公にフラれた元彼である。出版社の営業で、顔はまずまず、オシャレで年収800万円だが、別にモテない。彼は全国の書店巡りに行っても名
『プリニウス』 1-8巻 ヤマザキマリ、とり・みき
私は人の名前が覚えられない。直接会った日本人の名前も難しいのに、昔の人や外国人は難易度が高すぎる。でも、歴史には面白い話がありそうだし、人生の役にたったりするらしいので読みたい。そこでマンガなら頭に入るかもしれないと、『プリニウス』を読んでみた。
プリニウスは西暦23年-79年に生きた古代ローマの博物学者で政治家、軍人。ローマ帝国の属州総督をしながら各地を巡り、百科全書『博物誌』を記した。古代ロ
『ミステリと言う勿れ』5巻 田村由美
さすが…さすがすぎる田村由美先生…。人に勧めると「面白い(マジ顔で)」という感想が返ってくるマンガ。名作『BASARA』は27巻、『7SEEDS』は35巻まで行っているけれど、まだ5巻なので全然追いつけます。
友達のいない大学生、久能整(くのうととのう)が細かいことに気づいたり、会話をしながら謎を解いていくミステリ。冤罪で警察に拘留されても、刑事たちの心を一人ずつ掴んでいき、疑惑を晴らす。情熱的