てちてち

下垂体腺腫、先端巨大症という病気をきっかけにnoteを始めてみました。 病気のこと、趣…

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下垂体腺腫、先端巨大症という病気をきっかけにnoteを始めてみました。 病気のこと、趣味のこと、思ったことなど、気ままに書いてみます。

最近の記事

生きるをしている

2023年2月4日。甥っ子が高校を卒業しました。 感慨深いものがありました。 それは3年前、2019年11月6日があったからです。 3年前のこの日の話から始めます。 2019年11月6日の夜、姉から電話がありました。声の感じからよくないことだとすぐに察しました。当時、甥は中学3年生。 「(甥が)事故に遭った。これから緊急手術する。。。」 学校からの帰宅途中、甥は車にはねられたのです。一緒に帰っていた友達によれば電線の高さまで甥は飛び、30mほど先に落ちたそうなのです。幸い

    • 甥っ子の成長と野球と。

      中学3年生の甥っ子の成長が嬉しくて、ここに残しておきたいと思いました。なので久しぶりに書きます。 私にはかわいい甥っ子がいます。現在、高校3年生と中学3年生の2人の甥っ子です。今日は中学3年生の甥っ子について書きます。 私の姉は早くに結婚、そして離婚し甥っ子2人を連れて実家に帰ってきました。 当時、まだ幼かった甥っ子を私もかわいがりよく一緒に遊んでいました。 私が野球好きだったこともあり、野球をして遊んだり毎年のようにカープ観戦に行ったり、気がつけば甥っ子もソフトボー

      • 1年経って

        2020年10月19日、脳の中にできていた腫瘍の摘出手術をしてもらいました。 今日はその日からちょうど1年という日で、定期受診に行ってきました。 1年経って感じること。 一番は、身体が軽いことです。 体重は手術前と比較して10㎏ぐらい減っています。手術前は、病気の影響で体に水分を溜め込んで、体はむくみ、体重も増えていました。 一番体重が多い時は80㎏。今は67㎏です。 この病気は顎がしゃくれたり、頬の骨が出っ張ったりして、顔も変わる病気でもあるので、今と手術前ではけっこう

        • SLAM DUNK

          広大病院には図書館があります。 10月の1期目の入院、そして今回1月の2期目の入院で、図書館にあるスラムダンクを読破しました。 スラムダンクといえば、言わずと知れたバスケットボールの伝説的なマンガ。 小学生だった25年ぐらい前にちょこっとマンガを読んだり、テレビアニメを観ていた記憶があります。 今回、なぜかまたスラムダンクのマンガを私は手に取ったのでした。 読んだ感想から言うと、こんなにマンガを読んで心を動かされたのはいつ以来だろうか?というくらい感動しました。 感動

        生きるをしている

          広大病院最後の夜

          実は今、広大病院に検査入院しています。 病気が悪化したわけではなく、10月の手術・治療がうまくいったかどうかの効果をみるための検査入院です。 5日間の入院で今夜が最後の夜です。 検査の数値は概ね良好でした。 今、私は病院スタッフの温かさをかみしめています。 先生も看護師さんも栄養士さんもいつも気にかけてくれました。調理師さんの作るご飯もとってもおいしかった。 この方たちへの恩返しは、自分の人生を元気に全うすること。 広大病院には心も体もきれいにしてもらいました。その体

          広大病院最後の夜

          社会復帰

          退院して2週間ほど自宅療養でしたが、明日から仕事復帰です。 1ヶ月近く仕事を休みました。こんなに仕事を休んだのはもちろん初めて。 自宅療養中、ごはんやおやつを食べてもその食べた分のエネルギーは、家事やウォーキングにしか使えないというのは消化不良でした。 (決して家事が嫌だという意味ではありません!) おいしいごはんを食べて、そのエネルギーを社会のためや人のために使って、またおいしいごはんを食べる。 やっぱり、そんな生活をしたいなと自宅療養したことで思ったわけです。 明

          社会復帰

          おかげさまで頑張れそうです

          今日、退院することができました。 2週間の入院でした。こんなに屋内に居る時間が続くのは、新生児以来でしょうか?笑 入院していたのは広島市内の大学病院。毎日、 昼夜を問わず救急車の音がするし、救急車で運ばれた方が同じ部屋になったり、癌の患者さんも同じ病棟で過ごしていました。 社会に復帰したくてもすぐに復帰できない方も多くいます。 だから、 頑張れる人が頑張ったり、楽しめる人が楽しんだり、遊べる人は遊ばないといけないと思いました。 体が元気になってきて、こういった環境

          おかげさまで頑張れそうです

          手術が無事に終わって思うこと

          10月19日に下垂体腺腫の摘出手術が無事に終わりました。 鼻の奥から頭を開けて、腫瘍を摘出するという手術でした。 先生からの話をそのまま書くと、 「腫瘍の99%は除去することができました。少しでも腫瘍が残ることで症状が残ったり、再発することもあるので、経過を診なくてはいけませんが、やれることはやれました。天寿を全うできますよ。」 術後、家族からこの話を聞き、まだ麻酔の影響でぼんやりした状態でしたが安心しました。 翌日、尿管カテーテルや酸素マスク、心電図モニターが外れ、さ

          手術が無事に終わって思うこと

          希望の光

          おかしいと思っていました。 何がおかしいかって? 私は現在35歳。 遺伝的にそろそろ髪の毛が薄くなってくるハズだし、覚悟もできていました。 その覚悟から坊主頭にしてました。 それが、まだ「ハゲて」ないのです。 しかし、その理由がはっきりとしました。担当の先生からも説明があったのです。 下垂体腺腫という病気はホルモンの異常分泌の影響で、髪の毛の一本一本が太くなるというのです。 そう、病気の"おかげ"でハゲてなかったのです。 つまり、治療がうまくいけば私はハゲるわけで

          希望の光

          娘が教えてくれたこと

          入院の数週間前から小学1年生の娘がささいなことで大泣きや、かんしゃくを起こしていました。 そうなると手がつけられず、声をかけても火に油を注ぐように勢いが増しました。 ※登校前の大泣きで学校に行けなくて、同じアパートの子が励ましに来てくれました。下にいるのが娘です そんなことが頻繁にありました。 そんなとき、あるYouTubeを観ていて 「イワシの群れは みんなで なんらかの形で情報伝達して、みんなで同時に同じ方向に動いています」 という話を聴きました。 これだと思

          娘が教えてくれたこと

          老人ホームでの私の仕事

          退院日は決まってないので、仕事の方もしばらく休みです。 今日は仕事のことについて書こうと思います。 私の仕事は特別養護老人ホーム(略して特養)でのリハビリというものです。 高齢者が特養に入所するためには、要介護度が5段階の3以上でないといけません。要介護度3というのは、生活全般に介護がとても必要な状態です。 言い換えれば、人生の最終盤の高齢者です。 そして、私の所属する特養では、平均すると1ヶ月に1名以上の方が亡くなられ、終末期といって、死の近い方も常におられます。

          老人ホームでの私の仕事

          病気やってる場合じゃない

          今日から手術に向けての入院です。 病棟は7階。景色もまずまずです。あの山のすぐ向こうはマツダスタジアムです。 入院当日の今朝、スポーツトレーナーの鈴川さんをお訪ねしました。鈴川さんにはトレーニングはもちろん、「大山すずかわ塾」でも大変お世話になってます。 今日はこのことを中心に書きますね。 久しぶりに訪れたトレーニングスタジオの 「THE BULLPEN」。 コロナ禍からの病気ということで半年ぶりのブルペンです。 ここに来てトレーニングをしないというのは不思議な感じ。

          病気やってる場合じゃない

          ちょっと気になる、お金(治療費)の話

          8月の5日間の入院。その退院日、会計で驚きました。 99,000円これが入院でかかった費用です。しかも3割負担でこの金額。 さらに8月末にもう一泊入院。前回の入院費のことがあったので3万円あれば足りるだろうと思っていると、 50,000円「お、おん。」 予想を越えた時、こんな意味のない言葉が口から出るんですね。 10万円の給付金が軽くぶっ飛びました。 さらに、同じ病気・治療を経験した方の情報によると、手術・入院の費用は100万越えという話も。。。 生命保険の保険金な

          ちょっと気になる、お金(治療費)の話

          入院・手術が決まりました

          タイトルの通りです。 ただし、風邪でもひいたらせっかく決まった手術の予定が変更になります。なので全力で体調を整えます。 手術では、脳の中の腫瘍を摘出をします。腫瘍のすぐそばには大きな血管があり、もしこれが傷つくようなことがあれば天国です。 なので、入院まで家族との時間や趣味の時間を大切にしたいと思います。 何にしてもゼロリスクなんて無くて、通勤途中に事故に遭うことだって、雷が落ちることだってあります。なので、お医者さんも万が一の最悪のケースを説明してくれたんだと思います

          入院・手術が決まりました

          自滅の刃

          妹を助けるため鬼退治の旅に出るというマンガ、「鬼滅の刃」が流行っていますね。 主人公の刀は、鬼の首を獲るためのよく切れる刀。 実は、私も切れ味鋭い刀を持っています。 35年間生きてきて、何度かその刀を抜くことがありました。 記憶にあるのは2回。 一つは、高校球児だった時。 ストレス耐性の低い私は、厳しい環境の中、怒られないように失敗しないように、恐る恐る野球をやっていました。野球も楽しくありませんでした。 そんなメンタルでは上手くなるハズもありません。 高校3年間で野球の

          自滅の刃

          手術のすすめ ~感動は想定外から~

          昨日は広大病院で下垂体腺腫の摘出手術の説明を受けてきました。 1時間、とても丁寧な説明をしていただきました。 説明について簡単にまとめると、 ・腫瘍があると合併症により寿命が短くなるが、治療がうまくいけば今のままでいるより長い人生を送れるということ ・手術での摘出が第一選択になること ・腫瘍が少しでも残れば症状も残ること ・腫瘍周辺の組織への癒着次第で難しい手術になること ・うまく治療できれば目に見えて体の変化が起きること などでした。 まだ手術の日程は決まっていません

          手術のすすめ ~感動は想定外から~