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希望の光

おかしいと思っていました。
何がおかしいかって?

私は現在35歳。
遺伝的にそろそろ髪の毛が薄くなってくるハズだし、覚悟もできていました。
その覚悟から坊主頭にしてました。

それが、まだ「ハゲて」ないのです。

しかし、その理由がはっきりとしました。担当の先生からも説明があったのです。

下垂体腺腫という病気はホルモンの異常分泌の影響で、髪の毛の一本一本が太くなるというのです。


そう、病気の"おかげ"でハゲてなかったのです。

つまり、治療がうまくいけば私はハゲるわけです。

皆さんと次にお会いするとき、闘病の証しとして、いや、希望の光として皆さんを明るく照らしあげます。

治療がうまくいき、皆さんが私のハゲ頭をいじってくれる未来を想像しつつ、明日の手術を迎えることとします。

もう1つ。

病気で肥大した、鼻や唇、しゃくれてきた顎、むくみやすい顔。
変わった顔は戻らないようですが、両親からもらった顔、生き方が現れる顔、この顔も好きです。

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