見出し画像

自滅の刃

妹を助けるため鬼退治の旅に出るというマンガ、「鬼滅の刃」が流行っていますね。
主人公の刀は、鬼の首を獲るためのよく切れる刀。

実は、私も切れ味鋭い刀を持っています。
35年間生きてきて、何度かその刀を抜くことがありました。

記憶にあるのは2回。
一つは、高校球児だった時。
ストレス耐性の低い私は、厳しい環境の中、怒られないように失敗しないように、恐る恐る野球をやっていました。野球も楽しくありませんでした。
そんなメンタルでは上手くなるハズもありません。
高校3年間で野球のスキルは全然伸びませんでした。

もう一回は専門学校4年時の実習です。
実習がうまく進まず、「ほんと自分はダメだな」と思い、それはもはや思考停止。
結局、その実習はリカバリーできず留年になったのです。

そうです、私が持っている刀は、自分自身を切ってしまう、自滅の刃です。
振り返ってみると、うまくいかなかった時は、勝手に自分で自分を追い込み、切り裂いていたのです。

思えばこの2回は、本当に苦しかった。
それもそのハズ。刃を自分自身に向けていたのですから。
うまくいかなかった時はほぼ自滅です。

刀は自分を切るのではなく、自分の進む道を切り開いていくものです。
どうすれば未来を切り開けるか、そこに刀を使わなくてはなりません。
また困難に直面したとき、その時は刀を使いこなすぞ。

「自滅しないこと」
これが今の私にとっての刀です。

今朝の澄んだ青空です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?