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3回の転職経験者が明かす☆外資系のリアル転職活動フロー【ざっくり編】

私自身、新卒で入社した会社から中途で入った会社まで3社以上が外資系企業です。その中でも業界No. 1の大企業、また、中堅の企業と組織規模も様々ですが、転職活動においてはほぼ同じです。

また、実際にハイヤリングマネージャーとして採用の経験もあります。

そんな複数回の転職経験からリアルな体験談をお伝えしたいと思います。

転職のフロー

1. LinkedIn 登録

  • LinkedInは働く人のSNSです。ここにプロフィールを掲載したアカウントを作ることで、多くのエージェントや企業の採用担当者からアプローチがあります。私の場合、1週間で20件程度のメッセージは常時来る感じです。

  • エージェントの質はピンキリですし、向こうも自動送信していたりするので、律儀に1通ずつ返信する必要はありません。気になるものにだけ返信していきます。

  • 大抵の内容は、色々紹介できる求人がありそうだから一度カジュアルチャットしよう、か、具体的な求人を記載してきて興味がないか、の2パターンです。

2. エージェントとカジュアルチャット

  • LinkedInでいくつかのエージェントとコンタクトをしたら、電話でカジュアルチャットをします。

  • ここの目的は、自身のキャリア経験と今後のキャリアステップの希望を共有し、エージェントから適切な求人を紹介してもらえるようにする、いわゆるブリーフの場です。

  • 具体的にどういうキャリアを歩んできたのか、これからどういった職につきたいのか、条件面での譲れないポイントや、そもそも対象外にしておきたい点など、クリアに話せると良いです。

  • キャリアを説明するためにも、この時点でCV(英語での職務経歴書)が手元にあるといいですね。※CVの書き方については別記事にて。

3. 案件紹介(JD確認)

  • カジュアルチャットしたエージェントは、あなたのCVと希望条件などを社内のチームで共有し、そのチームの複数名から案件紹介がメールで来るようになります。

  • なぜ同一人物でないかと言うと、エージェントはそれぞれ顧客=企業の人事担当がいるため、それぞれ自分の担当企業の案件を持っているためです。

  • 紹介の際には通常JD(Job Description)が添付されており、仕事の内容や求める経験、スキルなどが記載されています。これを見れば、企業が欲しい人材が分かるということです。

  • そこから興味があったものに対しては詳細を聞くなどし、実際に応募するか決めます。

4. CV提出=応募

  • 日本語でいう職務経歴書です。こちらをエージェント経由で企業に提出することで、応募となります。

  • これをベースに面接のネタを考えると整理しやすいので、JDを見ながら(←ココ大事)応募企業に合わせて調整していくことをおすすめします。※CVを書く際のポイントは別記事にて。

5. インタビュー(面接) ※複数回

  • CVが通れば、インタビューとなります。コロナ禍になってからは、私が受けた企業は全てオンラインでした。

  • まともなエージェントであれば、事前にインタビュアーがどういった経歴、ポジションなのか、また個人名も教えてくれたりするので、自分でもネットやLinkedIn でインタビュアーがどんな人なのかを調べ、面接対策に活かします。

  • 面接で聞かれることは対策は一般的なことを当たり前に想定問答を考えておくことが地味に大事です。また、当たり前すぎますが、その企業のサービスや商品を実際に使ってみる、ユーザーの口コミを確認するなどし、良い点と改善点などは意見を述べられるようにしましょう。※面接対策は別記事にて。

6. 内定通知

  • 複数の面接を経て企業が採用したいと思えば、エージェントを通じてその旨が伝えられます。

  • 企業側から正式なオファーを出したいので給与を教えてほしいと言われ、源泉徴収票や直近2ー3ヶ月分の給与明細の提示をエビデンスとして求められることが多いです。

  • 会社によってはリファーラルと言って、過去の上司や同僚に確認の連絡が入ります。リファーラルをお願いする相手は自分で選べて、連絡先を伝えて企業もしくはエージェントから電話や、オンライン上で回答してもらう形式などがあります。

7. 給与、条件交渉

  • このステップが最もエージェントの腕の見せ所と言えると思います。

  • 本人の準備としては、現職の給与の内訳(ベースとボーナス)やスキーム(ボーナスの計算式)を簡潔に伝えられるようにしておきましょう。

  • 給与アップを狙うためには、実際に受け取った給与の実績だけでなく、今後もらえるはずの想定やポテンシャル金額をリーズナブルに言えると、それをベースに交渉できるので、それについてロジックを練るのは本人の腕の見せ所です。※こちらも詳細は別記事にて。

8. 正式なオファーレター提示

  • 会社のフォーマットで入社日や配属チーム、ポジション(タイトル)、給与や有給など詳細が記載された書式のことです。

  • 同じものが2通届きます。

9. オファーレターにサインして契約

  • オファーレターにサインをし、1通を返送することで契約成立となります。

  • これ以降に内定辞退をすることは非常識にあたることなので、内定辞退するならサインするのはやめましょう。

10. 現就職先に辞める旨を申し出

  • 契約を結び、心を固めたら、上司に退職する旨を報告しましょう。

  • 有給消化もしたいでしょうし、現職の上司からすればなるべく猶予を持っていてほしいので、その点は現職に敬意を表しつつ、譲れないライン(いつまで出社できるのか)は明瞭に伝えましょう

11. 退職

12. 入社

よくある疑問にお答え

今後、別記事にて、初めて転職する際に持つであろう疑問に私の経験からお答えしたいと思います。

  • エージェントは使った方がいいの?メリット、デメリットは?

  • 良いエージェントはどう選ぶ?

  • CVはどうやって書く?

  • JDは何を確認したらいいの?

  • 給与交渉はどうやればいいの?

  • 面接では何を聞かれる?

  • 面接のフローは?

  • 内定から入社までどれくらい?

  • リファーラルって何?

  • 現在の就職先には辞職をいつ伝える?どう伝える?

転職については経験から語れることがまだまだあるので、随時、別記事にて情報発信していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

※この記事は筆者の体験に基づいており、主観的な情報が含まれることご了承ください。

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