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3回の転職経験者が語る☆転職エージェントを使うメリット&デメリット

私自身、これまでの転職では毎回エージェントのお世話になりました。転職初心者だと、そもそもエージェントって何?使った方がいいの?という疑問もあるのではと思い、この記事を書きます。

そもそも転職活動どうやるの?という方は、フローの記事を先にお読みいただくと良いかもしれません。



エージェントとは何者か?

まず、マインドセットとしてエージェントは何者なのか?を理解したいと思います。

ここでエージェントと言っているのは、企業の代理人としてハイヤリング(採用)活動を行う人のことです。

大事な点として、彼らのクライアント(顧客)はあくまで企業であり、転職活動者ではない、ということです。

彼らは企業側から JDをもって欲しい人材のブリーフを受け、それをもとに様々な人にアプローチをします。実際に採用が決まれば、採用者の年収の例えば30%を企業側から報酬として得るのです。

このビジネスフローで分かる通り、エージェントにお金を支払う顧客は採用する企業です。転職活動者は一円も支払いません。

つまり、理解しておくべきこととして、基本的にエージェントは入れたがる(入社させたがる)ということです。
もちろん、報酬発生の条件として、入社後3ヶ月の試用期間が終わり正規雇用に移ることなどあるので、即効辞めそうな人を無理強いはしないと思いますが、基本的には入社させたい=企業側に立って、良いことを強調してきて、転職活動者のモチベーションが下がることは隠しがちです。

まず、このマインドセットを持っておくことがエージェントに踊らされないために重要なので理解しておきましょう。

エージェントを使うメリット、デメリット

上記のマインドセットやビジネスフローを考えれば、エージェントを使うことにより転職者が得られるメリット、デメリットも理解しやすいと思います。

メリット

  • エージェントが企業側から得られる成功報酬が転職者の給与に連動するため、給与交渉をすることはエージェント側にもインセンティブが働く。つまり、給与交渉してもらいやすい。

  • 面接の日程調整などを代わりにしてくれる、また、他の企業など複数のポジションに応募している場合、内定が同タイミングでもらえるように面接の進行具合などを調整してくれる。

  • 企業の採用担当者とコンタクトしているため、本音や実情を知っていることがある。特に、その企業と付き合いが長いと、情報量は多く、面接対策などに役立てることができる。

  • 企業と良好な関係を築いている場合、オープンになっていない求人やポジションについても企業側に尋ねてくれたりする。

デメリット

  • 基本的に企業側に立ち、入れたがるので、転職者が懸念しそうな点(離職率が高い、ハイヤリングマネージャーに難あり等)は隠しがち

  • とりあえず採用成立させたいため、真面目に転職者のキャリアを考えていない人もいる。

  • 交渉が下手なエージェントだと、仲介に入ることで却って話が面倒になる。仕事でもそうですが、ただの伝言役の機能しか持たない仲介役だと当事者同士が直接やり取りした方がスムーズですよね。

良いエージェントって?

私の経験から良いエージェントだと思った人は、こんなことをしてくれました。

  • レスポンスが早い。当たり前なのですが、これができない相手だとストレス抱えることになります。

  • インタビュアーが誰なのか、どんなバックグラウンドの人なのか、それ故にどういったことに関心があり、どんな質問をしそうなのかを面接対策に必要な情報を事前にインプットしてくれる。

  • 面接のフィードバックを企業側から聞き出し、企業側が不安に思っていることを理解し、次の面接ではこんなことが聞かれるかも、その点を払拭できるようにこんなエピソードを話したら良い、などのアドバイスをくれる。

  • 面接後にすぐに転職者と電話をし、面接の内容や転職者の入りたいモチベーション、質問などを聞き出し、企業側にフォローアップを入れてくれる。例えば、質問でうまく答えられなかったこととか言い忘れたことを伝えたり、応募熱が高い時にはそれを伝えてくれたりします。

  • 私がまだジュニアで英語面接に慣れていなかった時、当時の勤務先の近くのカフェに勤務前に待ち合わせして英語面接の練習をしてくれました。

  • 面接の中で課題があった時に、課題の推敲をしてくれる。具体的な内容は専門領域なので口を出しませんが、初見して意味が分かりづらいとか、タイポとか指摘をしてくれました。

良いエージェントにはどうやって出会えるのか?

これが肝ですよね。まず、オススメする方法としては、実際に転職した人に良かったエージェントを紹介してもらう、です。これは同じ業界の場合、非常に有効的です。

ただ、難点は、冒頭でもお伝えしたように、エージェントの個人は企業によって担当が分かれている故に、この人いいな、と思っても、いきたい企業の担当ではない場合、そのエージェントの人にお願いすることはできないことなのです。

次にオススメする方法は、LinkedInで複数のエージェントとコンタクトして、この人は信頼できそう、と思える人を見つけることです。
20分もカジュアルチャットすれば、大体人柄は分かると思います。イケてそう、思った人には、興味のある企業と取引があるか転職者から問い合わせてみたりするのもありです。


※こちらの記事は執筆者の経験談を元にしているため、ある程度、主観が含まれることはご了承くださいませ。

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