記事一覧
の〜んびりのびのび〜
すくらっぷあんどびるど
屋根の下の
裸子植物
温もりを求めては
善人を絆して
夜ふかしの罪は
理屈でもふやかせない事実
役人も焦れて最大ベット
ルーレット任せの命運を
偽書に整えた雨の日
善とする強欲は
苛立ちが燻らす煙
罪作りをいくつ
デカンタのなかの白ワイン
もう一回、なんてないんだからさ
幼気な夢
伸ばす腕の
小さな欠伸
秘密
突然の静けさ
造り物なら
ぶっ壊れちまえばいいなって
よるのあそび(ひらがな)
りょううでをまげ
くるしくとも
のんびりしたいと
なににもかきだされぬよう
かたくなのやどかり
たいぼくのした、あめでできたみずたまりの
まんなか
ゆめうつつのじかん
られつもちりぢり
よると かげのかさなり
みえないようなところで
てのなるほうへ
さくらのはなびらはころころところがり
みずたまりのまえでたちどまる
だれもかれもが
れいにならい
のんびりのんびりつらなる
せながにぎやか
き
スイートピーとマリーゴールド
青い花びらばかり集める癖をやめたらいいのに
花びらをためたカゴの中に
その花を好きな虫が寄ってくる
虫の乗った花びらは嫌いで。
あんなに一生懸命集めたのに虫が付いてしまったらもう
そんなの必要は無くなってしまって
全て燃やして
また新しい花びらを集め始める
そんなことを
繰り返していて
虫はそのたびにそっと逃げては
また花の上にやってくるのだった
似たような形の欠片たちを
何度も何度