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月夜に。

気付く人しか気付かない

あれだけ曇りなく輝く月もまた孤独なのかもしれない
だからこそ、夜の中で輝いている
ここにいるよって

気付く人しか気付かない

それでも永い事、あそこにいる
ずーっと前から

そうして勝手に
誰のことだって見守ってる

晴れた夜空を見上げれば
いつもそこで

隠れては そっと
現れては じっと

いつだって何も言わず
とても静かに


変わらないものなんて
少しだけでいいか

何があれば倒れないでいられるか

どうしたら立っていられるのか


膨らませ続けただけの風船じゃあ

針の雨には敵わない


いつのまにか空だけを見上げて

あれを目で追うだけでは

いつか醒めてしまう夢とか


感覚を辿っては何度も思い出して
忘れても思い出して

時間は超えられないけれど
確かな体温を逃さないように


月明かりが差してる道の上を
歩いてることだけは確かだな




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…なんか、じゃがいもみたいな月になっちゃったような気がしてきた…(・_・;)w