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韓国つれづれ

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韓国についての、あれこれを、つれづれと。
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#海外旅行

郷の味

郷の味

ようつべの韓国まちあるきライブ配信を見て、以前から気になっていた襄陽のことを調べてみた。

襄陽、なんとなく海のイメージを持たれがちだけど襄陽市街地は江原道北部の山から流れてくる谷筋の集まるところに邑城が築かれ郷校も置かれる「山の拠点市街」だったので、本来の名産品は山の松茸・山菜と川のハゼ(ウキゴリ)でチュオタン/どじょう汁的なハゼ汁「トゥゴリタン(뚜거리탕)」が名物料理ということなんですね…。

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異国での汽車旅。【欧州の風になって】

異国での汽車旅。【欧州の風になって】

異国での汽車旅、引き続き、書いてみようかなと…

2014年5月の訪韓は、恒例となっている「まちあるき」だけでなく、列車の旅を愉しむこともテーマとし、敢えて釜山イン・アウトでソウルまで列車で往復するプランに。往路は日本の夜行列車を彷彿とさせる懐かしい汽車旅でしたが、復路は「外国をしっかり楽しむ」ための行程としていました。

まあ「しっかり楽しむ」とか言いながらも、帰国の途にはつきたくないもので、宿

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異国での、汽車旅。【いきなり夜行便】

異国での、汽車旅。【いきなり夜行便】

前回投稿からの続きを、書いていきましょうかね…。

さて、私が海外で初めて本格的な「汽車旅」をしたのは、2014年5月、韓国でした。
2012年から頻繁に訪韓するようになり、交通好きもあってソウル近郊では色々な「のりもの」に乗り、列車にも何度も乗っていました。しかしそれは「移動」のためのものであり、旅情を楽しむためのものではありませんでした。そろそろ、汽車旅を、してみたいなぁ…と。

気が付けば、

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異国での、汽車旅。【プロローグ】

異国での、汽車旅。【プロローグ】

鉄道が好きな、私。
今の旅行好きは、鉄道好きが高じて「そうなった」ものです。
まあ、子供の頃はご近所の私鉄電車が中心で、国鉄というものを認識できる機会もほとんどなく、狭い世界の中のこと、でした。

しかし、国鉄-JRに触れる機会も増え、ほかの「世界(地域)」の鉄道が、少しずつ身近になると言いましょうか、あぁ、つながっているんだなぁ…と実感できるようになりました。

こういうのに乗れば、「どこか」に

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おいしいの裏の、物語。

おいしいの裏の、物語。

先日から改めて、韓国の「食」について、色々と見ていました。
最近は韓国でも各地のローカルメニューなどが改めて注目されているようで、リピーターが多いと言われる日本からの韓国旅行者でも、ソウルや釜山から一歩踏み出した、近隣の名物料理などを食べたりしている人も多いかと思います。もう韓国料理の定番メニューになっているプデチゲも、元はソウル郊外の地方都市で生まれたローカルメニューですね。

さてそんなローカ

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知らない、恐さ。

知らない、恐さ。

気になったことがあり、調べていたら出てきた、自分のツイート。

ソモリクッパ(牛の頭部の肉を使った煮込みスープ料理)のことを改めて調べていたのですが、元々その存在を知ったのは2016年9月の韓国旅行で広州市に行くことになり、何か名物はないのいかな…と軽く検索したのがきっかけ。ソモリクッパと陶磁器(朝鮮青磁・白磁の産地)というざっくりした情報があり、地域の中心市街地なら何かしらそれらしいものがあるだ

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何故か1泊することになった釜山 その4

何故か1泊することになった釜山 その4

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅の旅行記。かなり間が空いてしまいましたが、二日目の様子をまとめてみます。
(初日の行程は下記の各記事に)
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a
https://note.mu/ktnh/n/ne7aa523481e5

 ホテルの窓から、朝

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何故か1泊することになった釜山 その3

何故か1泊することになった釜山 その3

 何故か想定外に1泊することになった昨年の釜山の旅。まちの歴史を見ておこうと、色々と廻ってみることにして、やって来たのが釜山鎮の街。
釜山鎮までの様子はコチラに。
https://note.mu/ktnh/n/n402bfbf9a2b7
https://note.mu/ktnh/n/n8865b22ca28a

さてこの釜山鎮の街は、紡績工場の立地だけでなく、鉄道のターミナルでもありました。

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何故か1泊することになった釜山 その2

何故か1泊することになった釜山 その2

 本来の予定が急遽変わり、1泊することになった昨年の釜山旅行。ちょうどその時、釜山の街の勃興について調べていたので、せっかくだからそれに関するところを廻ろう…ということで、まずは釜山エリアの古代都市・金海市を訪れました。思った以上の街の姿に「なるほど」と思いながら、釜山の街へと向かうことにしたのでした。

 金海の街から乗ったのは、釜山市バスの急行系統1004番。金海市と釜山の市街地をダイレクトに

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何故か1泊することになった釜山 その1

何故か1泊することになった釜山 その1

それは、この連絡から始まりました。

 昨年の夏、福岡での会合に参加するため移動を検討していたところ、LCCで釜山へ飛んで夜行フェリーで福岡入りするのと新幹線の運賃・料金がほぼ変わらないことから、それなら釜山経由で…と組んでいたもの。出発前日に、行程崩壊と相成りました(苦笑)。
 トランジット的な形で午後の6時間ほどの滞在を予定していた釜山ですが、飛行機は12時前に到着、欠航となった夜行フェリーの

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はじめての、ひとり海外。

はじめての、ひとり海外。

ふと、思うことがあって地図を見ていました。

ソウル駅近くにも、市場があるんだなぁ…と思いながらスクロールしていて、ここで、ふと思い出したことが。

そういや、カヤ観光ホテル、安いしソウル駅にも近いし地下鉄1号線の駅に至近だし、初めて「ひとり海外旅行」を計画中に、ここに泊まろうかなぁ…と思ってたんだっけ。
あぁ、ここにしていなくて良かった。あ、いや、この宿が悪いとかじゃなく、別の意味で。

はじめ

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タルトンネに、行った日。

タルトンネに、行った日。

高層建築が建ち並ぶソウルの街、世界的になったK-popのアイドルたち、輝く灯りに彩られた夜。韓国の今のイメージは、そんな感じじゃないでしょうか。

そこに至るまでには、様々な努力もあってのこと。特に「漢江の奇跡」と呼ばれる、1970~80年代の急速な経済成長があり、88年のソウルオリンピックで、「近代的な韓国の姿」を晴れて世界に向けて発信した、という流れがありました。

そんな韓国の高度成長の裏に

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朝鮮について

朝鮮について

 さて典型的2ch東亜板型笑韓派だった私の初の韓国旅行、それは2010年のこと。
 団体旅行での訪問だったので、全体の構成は初日を除けば、ほぼ一般的な観光旅行。2日目は古都・慶州の古刹と博物館見学、そしてソウルへ移動し1泊し、3日目がソウル市内観光。さあ、笑韓派の粗探し、スタート(苦笑)。
(初日を中心にした記事はコチラ)
     ↓

https://note.com/ktnh/n/n94e0

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