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アメリカの高校生はノートをとらないで勉強する。勉強において大切なこと:アメリカの女子高生 Vol.2【海外行ってみた】

【目次】
1.アメリカの高校生は本当にノートを取らない
2.ノートもペンもいらない。授業は手ぶらで受ける
3.日本とアメリカの授業風景の違い
4.アメリカの高校のテスト勉強法
5.創造力を豊かに自分の意見を言うことが大切
6.役立てるために勉強するのではなく、今持っている知識をどう役立てるか:ちょっぺ〜編集長の編集後記

※※※

高校時代のことを思い出すと、僕もあまりノートを取っていなかった。ノートを取っている時間は寝ていたり(当時僕はバイトと部活と夜遊びでハードワークをしていた)、漫画(NARUTOとか)を読んで過ごした。当たり前だけど先生に見つかって怒られることもしばしばあった。漫画みたいに教科書でバコンって頭を殴られたこともある。反省するというよりも僕はその光景がおかしくて真面目な雰囲気の中で笑いをこらえるのが必死だった。

ノートを取っていないとテスト勉強ができないので、テストが近づいてくると友達にノートを借りて学校のコピー機でコピーしてテスト勉強をしていた。今ならスマホのカメラで一発カシャッだろう。テスト勉強といっても僕の目的は単位を取ること(成績で2を取ること)だったので勉強自体にもあまり時間は割かなかった。それは今思い返しても効率的な勉強の仕方だったと思う。だいたい板書は時間の無駄である。また紙のノートを取るよりもスマホにデータを保存しておいた方が気軽に勉強しやすい。

しかし教科書の知識をどれだけ一生懸命詰め込んでもどのみちほとんど役には立たない。だから好きなことを追求した方がいい。若いときならなおさらそうだと思う。まぁ歳を取ったら取ったで、だからこそ好きなことだけしていたいという気持ちもわかるけれど。ということはつまり、人生のどの段階においても好きなことを追求することが一番重要なのだということだ。

ちなみにノートをコピーするなら男よりも女友達に願い出た方がいい。理由は単純で、女の子の方が字が丁寧で綺麗だからだ。あと女の子の文字の方が勉強していてやる気が出る。これは単純に男の性質の問題だけど。

※※※

1.アメリカの高校生は本当にノートを取らない

こんにちは
アメリカで高校2年生になった Sara です(アメリカは学校が秋はじまり)
3ヶ月も夏休みがあるのに宿題はゼロ!という夢のようなバケーションを日本で過ごしました
基本的に毎日働いておりましたがそんな忙しい中でも友達と会ったり家族とゆっくりした時間を過ごすことができたので良かったです
しかし3ヶ月あっという間にすぎたなぁ

ところで、ノートをとるということは日本人学生にとって欠かせない行動だと思いませんか?私の周りの大人はろくに授業を受けなかった方だらけですが(笑)
私の中学時代をお話しすると、黒板に書かれていく文字を追ってノートをひたすら書き続けるといった授業がほとんどでした
その反面、今回の記事のタイトルをご覧の通りアメリカ人はノートをとることはほとんどありません
ではアメリカ人は授業中に何をするのか?ポテチでも食べながら授業を受けるのか?など疑問を持っている人も多いことでしょう
今回はノートをとる必要がないアメリカの授業スタイルについて、日本と比べながら説明していこうと思います


2.ノートもペンもいらない。授業は手ぶらで受ける

まだ私がアメリカに来てから2週間ほど経った頃、私はしっかりノートとるぞ!とリュックサックに教科ごとに違うノート、数本のシャーペンと何本かのカラーペンを入れた筆箱を詰めていました
ところがどっこい今はどうかというと手ぶらで授業を受けに行きます
正確に言うと、大好きなブリタ(浄水器のメーカー)の水筒とそこらへんで拾った折れてる鉛筆一本
ノートをとるという行為がどれだけ不必要なことかと気づいた時からです

私が通うアメリカの高校ではノートとペンもろくに持ち歩かない人がいます、というか持ち歩いてる人の方が少ないかもしれません
授業中にノートをとらないということは「ノート点」のためや「テスト勉強」のためにノートをとる日本人には考えられないと思いますが、まずアメリカの授業がノートをとるために作られていないのです


3.日本とアメリカの授業風景の違い

日本の授業スタイル:
先生の話を聞いてノートに書きとめる、私が1年半前に中学校に通っていた頃はこんなような授業を受けていることが多かったと思います
どうすればノートを綺麗にまとめられるかばかり考えていたような...
そして一番日本の授業で嫌だなぁと思うところは生徒から先生に質問できる環境ではないことです
授業中に分からないことを質問したら他の生徒に睨まれる(笑) 授業止めないでよ的な
受験やテストのためにきっとこういう授業になりかねないのかなというのは正直分かりますが、私からしたらつまらない授業だと思うしなんといっても疲れてしまいます


アメリカの授業スタイル:
アメリカでは基本的に生徒が「考える」授業をすることが多いと思います
例えば教科ごとに見てみると、

数学:先生がホワイトボードに公式などを書き説明をする→生徒はそれに集中する(ノートはとらない)→実際に問題を解いてみる→公式をチャチャっとノートに書く

英語・歴史:先生の長い話を聞く→それを元に先生から話し合うテーマを与えられる→自分の意見をまとめる→友達同士で話し合う
友達とディスカッションすることによって「あぁ、こういう考え方する人もいるんだ」と新しい考え方が増えて豊かになります

スペイン語:スペイン語で45分間ひたすら会話を続けます
分からない単語があったら先生にスペイン語で聞きます
使わないと言語は覚えられません


4.アメリカの高校のテスト勉強法

私の通っている学校 Olney Friends School では日本のように定期的に大きいテストがあるわけではなく、一科目につき10~20個ほどの小テスのようなものがあってそれに全て合格したら単位が取れるという仕組みになっています

数学も理科もテスト勉強の時は先生にもらうワークシートを使って実際に問題を解いていきます
それと同時に分からない問題形式があったら先生に聞いて教えてもらいます
なので公式から学ぶというよりは問題から行き当たりばったりで学びます(これは日本も同じかな)
ノートや紙の上で作業するというよりかはもっと頭で理解する・頭で覚えるということが重要です
この考え方は中学時代に暗記教科でずっとプリントを見つめながら徹夜していた自分に言い聞かせたいですね(笑)


5.創造力を豊かに自分の意見を言うことが大切

私はアメリカのような自分の意見を人に伝え、他人の意見を聞いて考え方を豊かにできる授業がとても好きです
アメリカに来たばかりの頃は英語力に関しても難しさはありましたが、質問されたら “I don’t know” だけですませるのではなく、相手に自分の意見を伝えるのが大変だなと感じた時期もありました
そして何かあった時にはすぐ対応できるように応用力をつけることも大切だと私は思います

ちなみに、
アメリカ人はノートを取らないと言いましたが私の中国人の友達でハーバードなどハイレベルな大学を狙っている子はノートが万年筆のインクの文字でびっしりと埋まっています(日本・中国・韓国は他の地域の国と比べてとても文化が似ている)
他方で、アメリカ人の優秀な友達はどんなに暗記科目でも一つ一つ意味をしっかり理解しながら勉強しているように伺えます
「勉強する」ということは「覚える」ということだけではなく、しっかりと「理解する」ということがもっと重要視されるべきなんだと私は考えます

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6.将来に役立てるために勉強するのではなく、今持っている知識をどう役立てるか:ちょっぺ〜編集長の編集後記

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