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年上と年下どっちが可愛い? 応神天皇四 ことの葉綴り六二三

マガジン「神話19」を追加しました

おはようございます。皆さん、今週も一週間おつかれさまでした!
秋晴れが続きましたね。いつも、ありがとうございます。
十月十三日(土)の暦は、六曜が「赤口しゃっこう」お昼前後の正午が吉。十二直は、すべてが満たされる「みつ」、ただし控えめで。祭祀、お参り、婚礼、お祝いごと、移転、旅行、建築、種まきに吉。
きっと神社では、七五三のお参りが多いでしょうね。
二十八宿の「りゅう」は、物事を断るのに吉。
そして、ご神事に関することが吉日の「神吉日かみよしにち」です。
色づいた紅葉も美しい季節ですね。楽しい週末をお過ごしください。
私は法事のため移動します。更新が遅れたらごめんなさい!

<ことの葉綴り>全体のご案内
この「言の葉綴り」は、神話の物語を神さまごとに「マガジン」に分けて読めるようになっています。
「神さまも“失敗して成長した”」と、魅力的な神さまごとに18のマガジンに分かれています。全体のご紹介は、こちらをどうぞ。
600回の節目に、まとめてみました。

最新のマガジンをつくりました! 

マガジンは、ご自身のお時間あるとき、神話をゆっくり読んでみようかな~と思われたときに、ご覧いただければ嬉しいです(^^)

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第十五代応神おうじん天皇の系譜 その三

そして今回も、第十五代、応神おうじん天皇の系譜のご紹介!
漢字も多いですが、しばしおつきあいくださいませ。

一回目は、皇后とお后となられた三姉妹の后とその御子
二回目も、寵愛されたお妃とその妹と、姉妹の妃と御子。
そして、倭建命やまとたけるのみことさまの曾孫のお妃まで六柱のお妃さまをご紹介しました。

七人目のお妃
櫻井さくらい田部連たべのむらじの祖、島垂根しまたりねの娘糸井比賣いといひめを娶り、生まれたのが、
一、 速總別命《はやぶさわけのみこと》

八人目のお妃
日向之泉長比賣ひゅうがのいづみのながひめを娶り、
一、幡日之若郎女はたひのいらつめ 女王ひめみこ
二、大羽江王おおはえのおおきみ
三、小羽江王おはえのおおきみ

九人目のお妃
迦具漏比賣かぐろひめとの間には、
一、川原田郎女かわらだのいらつめ 女王ひめみこ
二、玉郎女たまのいらつめ女王ひめみこ
三、忍坂大中比賣をさかのおおなかつひめ
四、登富志郎女とおしのいらつめ女王ひめみこ
五、迦多遅王かたじのみこ

十人目、葛城之野伊呂賣かつらぎののぬいろめとの間に
一、伊奢能麻和迦王いざのまわかのみこ

ふぅ~です(^^)
こちらで、数えると、二十七御子なのですが、『古事記』では、なぜか、「廿六王はたちまりむはしら」とあり、二十六王となっています。
この中で男の王は十一柱、女王ひめみこ十五柱と記述されています。

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皇位を受け継ぐ皇子候補

この中で、皇位を継承するであろうと候補の皇子は三柱でした。

その三柱とは……。(系譜を振り返りますね。どうかついてきてくださいね~笑)
まず、后、高木の入日賣命たかぎのいりひめのみことの皇子、大山守命おほやまもりのみことさま。

次に、皇后の中日賣命なかつひめのみことさまの皇子、大雀命おほざきのみことさま。

そして、もう一柱皇子がいるのですが……それはまたあとで。

ある日、この皇子大山守命おほやまもりのみことと、大雀命おほざきのみことは、父である応神おうじん天皇からお呼びがかかります。

皇位を受け継ぐ皇子、みながそう噂をする二柱の皇子を呼ばれたのです。
そして、皇子に、こんな問いかけをされたのです。

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父、応神天皇の問い どっちが可愛いい?!

汝等いましたちは、の子とおとの子といづしき。」

大山守命おほやまもりのみことよ、
大雀命おほざきのみことよ、
そなたたちに尋ねよう
そなたたちは、父として、年が上の子と、年が下の子とでは、どちらが、可愛いと思うか?

え? なんちゅう質問?! 困りますよね~
皆さんなら、なんて答えます?

大山守命おほやまもりのみことと、大雀命おほざきのみことも、突然の予想もしない問いに、困惑します。

まず先に口を開いたのは、大山守命おほやまもりのみことでした。

はい、私は、年上の子のほうが可愛いと思います。

一方、大雀命おほざきのみことは、皇子である自分たちに投げかけた天皇の心を察し、またこの問いの意味を熟考しました。

天皇の問いかけの意味とはなんだったのでしょう?

そして……どう答えたのでしょう?

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―次回へ
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