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邪気無き心と策略 履中天皇七 神話は今も生きている ことの葉綴り七一八

💛感謝! 模様替え100均防災などいかが?

おはようございます。今朝、noteを開くと嬉しいお知らせが。
皆さん、いつもありがとうございます。たくさんの💛をありがとうございます。真面目な“神話の物語”に💛をありがとうございます。これからも日々精進しますので、宜しくお願いします。感謝です! 佳き一日を💛

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二月十六日(水)の暦は、六曜は「仏滅」。十二直は「ひらく」の開き通じる日。この運を開くためのお参り、祭祀、建築、店を開いたり、引っ越しなども吉。
「二十八宿は「」で、物を仕入れたり集金、改築、建築工事などに吉そして、ご神事に関することがすべて吉の「神吉日かみよしにち」で、お参りや、祭祀、供養、お墓参りもよし。
そして、天が母のように慈しむ「母倉日ぼそうにち」で、こちらも建築ごとに吉です。今なら部屋の模様替えや、防災仕様にするというのも良さそうですね。
最近、私も「100均防災」で、100円ショップの滑り止めシートを食器の下に敷いたり、S字フックを、ドアノブとドアノブの間にかけたり……本当に少しずつですがやってます(^^)
で、明日十七日(木)から十九日(土)まで、めっちゃ吉日が続きます! 大安、満月、一粒万倍日、寅の日、二十四節気の雨水!
お楽しみにしていてくださいね!

では、神話の物語に入ります。

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邪なき心 水齒別命みづほわけのみこと

第十七代、履中りちゅう天皇さまの御世の物語。
実弟の墨江すみのえ中津王なかつみこの謀叛により、難波の宮から逃れ、大和の石上神宮に身を寄せた履中りちゅう天皇さまのもとに、同じく三男の弟水齒別命みづほわけのみことさまが訪ねてきます。
けれど、弟の裏切りに遭ったばかりで、この三男の弟のことも信じることができません。
よこしまな心はありませぬ」という弟に、天皇さまは、
では、難波へ戻り、謀叛を起こした墨江すみのえ中津王なかつみこを殺してこい! さすれば、親しく語りあってもよい
きっぱりとそうおっしゃったのです。

三男の水齒別命みづほわけのみことさまは、兄の天皇の言葉を受けて、すぐさま難波へと戻っていきます。

水齒別命みづほわけのみことさまには、兄の天皇に対し「邪な気持ち」は本当にありませんでした。

しからば……私がすべきことは自ずから決まっている……。

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水齒別命みづほわけのみことの策略

そして、策を練ったのです。

難波に戻るとすぐに、謀叛を起こした兄、墨江すみのえ中津王なかつみこの、すぐ身近で仕える勇猛な隼人はやびと曾婆加里そばかりという男に近づきます。

……この隼人はやびとは、九州南部に暮らしていた勇猛な種族で、起源は神代の「海幸山幸」の物語にさかのぼるのです。
山幸さまが、兄の海幸彦さまの釣り針をなくし、龍宮城へといく物語です。
ご先祖は、この海幸山幸の海幸彦さまです。このご子孫が、隼人はびとと呼ばれ、常に宮廷を守る存在となったのです。


よかったら、「海幸山幸」の神話マガジンもご覧くださいね

では、物語に戻ります。
水齒別命みづほわけのみことさまは、この隼人はやびと曾婆加里そばかりに、こう甘い言葉を投げかけます。

もし汝が、私のいうことに従えば、私が、天皇に即位した暁には、汝を、大臣に取り立てよう。共に、天下を治めていこうではないか。どうだ?

まさか……私が、大臣に!? これは願ってもないことだ。

かしこまりました。みことの仰せの通りに致します

曾婆加里そばかりは、水齒別命みづほわけのみことさまに頭を垂れました。

よし。ではこれを受けとるがよい。

水齒別命みづほわけのみことさまは、多くのろく(今でいうと給与、ボーナスってことですね)や品々曾婆加里そばかりに対して、与えたのです。

そして、こう命じました。

しからば、なんじみこを殺せ」……と。

兄の天皇に対しては「邪な心はない」と宣言されました。

一方、謀叛を起こした次兄の命を奪うために、策略を練る
同じ一人の心の中にも、こうした良心と悪意は、混在しますよね。
立場、おかれた場所、物をどこから見るかで、違ってきますよね。

さて、この水齒別命みづほわけのみことさま、どうされるおつもりなのでしょう。

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―次回へ。
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