愛され信頼される力 海幸山幸12 神様も“失敗”して成長した ことの葉綴り。百七五
綿津見神の傾聴と優しさおはようございます。週末の朝、すでに暑いですね。今日は外出前に「ことの葉綴り。」に向かうひとときです。
運命の出会いをした山幸彦と豊玉毘賣(とよたまびめ)は、
目出度く結ばれて、竜宮城で、仲睦まじく幸せに暮らしました。
三年が過ぎたある夜のことです。
山幸彦は、愛する姫との平穏で幸せな暮らしのあまり
すっかりと脳裏から忘れてしまっていた
自分がなぜ、海の竜宮城へ来たのか?
その深い理由を思い出したのです。
そうであった。兄の釣り針を探しているのだ……