宋賀はそが、蘇我!“神話は今も生きている”ことの葉綴り 八五五
大安吉日+一粒万倍日+建
おはようございます。七月四日(月)新しい週の始まり。暦も、六曜が、万事に大吉の大安。十二直も「建」で、万物を建て生じる日。物事を始めるのに吉日。神仏の祭祀、お参り、婚礼、開店開業、旅行、引越し、どれもよしの日。二十八宿は「心」で、こちらも神仏の祭祀、引越し、旅行に吉。
そして、昨日に続き、一粒の種から万倍の稲穂が実るとされる「一粒万倍日」。吉日と重なると吉が倍増します!加えて、ご神事、お参りによしの「神吉日」もです。
暑い日は続きますが、気分一新で新たな週を迎えてくださいね。お時間あれば、ご神仏へのお参りを!
そして、今日も神話の物語の続きに入ります。
欽明天皇さまの系譜の続きです。
<note「ことの葉綴り」振り返り>
これまでの「ことの葉綴り」“神話は今も生きている”振り返りはこちらです。
よかったら、お好きな神さまの物語をご覧ください。
欽明天皇さまの系譜その二
第二十九代欽明天皇さまは、応神天皇さまからの流れを、母からは直系で、末裔の父である継体天皇さまからも、どちらからも受け継がれていました。
腹違いの兄の第二十八代、宣化天皇の皇女の姉妹を妃に娶ります。
姉、石比賣命(いしひめのみこと)さまとの間には、八田王、沼名倉太玉敷命、笠縫王三柱が。
妹の|小石比賣命《こいしひめのみこと》との間には上王さまが誕生しました。
ここまでで御子は四柱。
十三柱の御子を生んだ妃
また春日の日爪臣の娘、糠子郎女を娶り生れたのは、
五)春日山田郎女(かすがのやまだのいらつめ)
六)麻呂古王(まろことのみこ)
七)宋賀の倉王(そがのくらのみこ)
の三柱。(ここまでで七柱)
次に、宋賀の稲目宿儺大臣の娘、岐多斯比賣を娶り生れたのが、
八)橘の豐日命(たちばなのとよひのみこと)
九)妹の石坰王(いはくまのみこ)
十)足取王(あとりのみこ)
十一)豊御氣炊屋比賣命(とよみけかしきやひめのみこと)
十二)亦麻呂古王(またまろのみこ)
十三)大宅王(おおやけのみこ)
十四)伊美賀古王(いみがこのみこ)
十五)山代王(やましろのみこ)
十六)妹大伴王(おほともみこ)
十七)櫻井の玄王(さくらいのゆみはりのみこ)
十八)麻奴王(まぬのみこ)
十九)橘本の若子王(たちばなのもとのわくごのみこ)
二十)泥杼王(ねどのおう)
の、十三柱の御子が!(ここまでで二十柱)
宋賀はそが…蘇我氏!
また、十三柱の御子を生んだ妃、岐多斯比賣の叔母、小兄比賣を娶り、生まれたのが
二一)馬木王(うまきのみこ)
二二)葛城王(かつらぎのみこ)
二三)間人穴太部王(はしひとのあなほべのみこ)
二四)三枝部穴太部王(ささぐさべのあなほべのみこ)、またの名を、須賣伊呂杼(すめいろど)
二五)長谷部の若雀命(はつせべのわかさざきのみこと)
の五柱……以上、欽明天皇さまには二十五柱の御子をもうけられました。
ふぅ~最後まで紹介しました。漢字ばかりですいません。
でも、ちょっと、よ~く見てほしい箇所があるのです。
それは、十三柱の御子を生んだ妃、岐多斯比賣の父の名前です。
宋賀の稲目宿儺大臣
宋賀……そが…蘇我…
そうです、蘇我氏!
蘇我の稲目!!
妃の小兄比賣は、岐多斯比賣叔母とありますが、小兄比賣も、蘇我稲目の娘とされます。
豪族の蘇我氏の娘二人が、妃となり、十八柱の御子をもうけたのです。
蘇我氏の力が一気に増していっているのを感じますね。
―次回へ
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