なぜ聴覚障害者は公文式の算数をやるべきなのか?「9歳の壁」を超えるための理由と効果
結論
聴覚障害者にとって、算数や数学は特に難しい教科の一つです。聴覚障害者は、言語の習得が遅れがちで、抽象的な概念や記号を理解するのに苦労します。また、日常生活で算数や数学に触れる機会も多く、将来生きていくための生活のためにも算数や数学の能力はとても重要されています。そこで、聴覚障害者に「9歳の壁」を越えるためにどのような方法で習得させたら良いのだろうかと言う点について考察しました。そして、出た結論は私が若い頃やった公文式の算数の教材をやるべきであるということを主張したいと思います。
9歳の壁とは
「9歳の壁」とは、子どもが具体的思考から抽象的思考に移行する時期に見られる現象で、学習や言語の発達に影響を与えます。京都府立聾学校にて教鞭に立たれたのち現在は筑波技術大学で耳の聞こえない人に日本語について研究されている脇中起余子氏は、自身が耳が聞こえない当事者であり聴覚障害者にとって「9歳の壁」は特に高く厚いものであると指摘しています。
聴覚障害者は、生活言語(話し言葉や手話)から学習言語(書き言葉や数学記号)への移行が困難で、意味理解や論理的思考が不十分なままです。そのため、算数や数学の問題を解くときに、計算ミスや読み間違いが多くなったり、文章問題の意味そして図形問題が理解できなかったりします。
公文式の算数の効果
公文式の算数の教材は、このような聴覚障害者の「9歳の壁」を越えるために有効なものです。公文式の算数の教材は、以下のような特徴を持っています。
• 速く正確に問題を解ける計算力を身につけることを目標としている。
• 過程を大事にし、例題を読み取ることを重視している。
• 幼児から高校生まで対象とし、年代やレベルにあった教材を提供している。
• 学校の教科書とは異なる順序や方法だが、概ね義務教育に沿ったカリキュラムを展開しているから不登校の人でも学べるから安心。
• 自学・自習できるように工夫されており、個人差やペースに合わせて進められる。
これらの特徴は、聴覚障害者が算数や数学を学ぶ上で必要な要素です。計算力は、抽象的な概念や記号を扱う基礎となります。過程や例題は、問題解決の手順や方法を示し、膨大な教材を反復的に行いながら公式や方法を習得し論理的思考を促します。年代やレベルにあった教材は、個々の能力やニーズに応えます。自分のペースで年齢以上に進むこともできるし、苦手な場合は自分で学ぶペースを遅くすることもできます。教科書と異なる順序や方法は、新しい視点や発見をもたらします。自学自習できる工夫は、自信や自律性を育みます。
公文式の算数の教材は、聴覚障害者だけでなく、一般的な子どもにも効果的です。実際に、公文式の算数の教材を学習した子どもは、学校の算数や数学の成績が向上したり、国際的な数学検定やコンテストで高い成績を収めたりしています。筆者である近藤史一は、数学検定で3級を取得したことがあります。公文式の算数の教材は、算数や数学に対する興味や好奇心を刺激し、創造性や発想力を養います。
まとめ
以上のことから、聴覚障害者にとって基礎学力を身につけさせて、「9歳の壁」を越えるためには、公文式の算数の教材をやらせるべきであるということが分かります。公文式の算数の教材は、聴覚障害者が算数や数学を楽しく学ぶことができる優れた教材です。聴覚障害者に限らず、一般的な子どもも公文式の算数の教材を利用することで、算数や数学の能力を高めることができます。公文式の算数の教材は、聴覚障害者そして学校に通いたくても通えない勉強する意欲ある子どもたちの未来に貢献する教材だと思います。
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