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2016年の詩。

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2016年に創った詩を改稿して載せてます。
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#詩

2016年12月の作品たち -3篇-

2016年12月の作品たち -3篇-



「保護」その傷は痛々しく
生々しい

傷ついたココロは
誰にも見られることは無い
誰にも解るはずも無い

彼女の痛みを
推し量ることしかできない
なんて無力な人間なんだと
思い知らされる

彼女に寄り添う
ただ彼女のそばにいる
そんなコトしかできない存在

だけど
彼女の痛みを
ほんの少しだけ
ほんの僅かでも
分かち合うコトが出来るなら

僕が生きている意味は
この世界にあるのだと
安堵する

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2016年12月の作品たち その2-3篇-

2016年12月の作品たち その2-3篇-



「幕引き」始まりがあるから
終わりもある

終幕はきっと
美しい

「笑顔」相も変わらず
君は笑って言うんだろう

あなたがいてくれる
それだけで幸せ

君が笑うから
僕も笑う

数多の苦難を味わって
幾多の困難を乗り越えて
君と生きてきたのだから
共に生きてきたのだから

だから僕は
笑顔になれる

こんな僕こそ
身にあまる幸せ者

「唄」声を聴かせて

あなたの声が届くところに
私は必ずた

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2016年12月の作品たち その3-3篇-

2016年12月の作品たち その3-3篇-



「晴れの門出」
たくさんの幸せ
たくさんの悲しみ
たくさんの喜び
たくさんの戸惑い

これから出逢う全ての気持ち
これから出逢う新しい感情

それら全部に感謝して
此処に一歩踏み出します

さあ
道は何処に続いてる?

「痛み」
寒い
寒い
寒い夜

こんな夜は
あなたに逢いたい

その温もりで
凍えたココロを
溶かしてください

あなたのそばなら
つらい傷さえ
癒えるから

「永遠の誓い」

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2016年12月の作品たち その4-3篇-

2016年12月の作品たち その4-3篇-



「イチバン」サヨナラ

そう言って君は
僕の前から立ち去った

どんなに好きでも
どんなに愛しても

君は僕を見てくれなかった

君がずっと
僕じゃない誰かを
見ているなんてわかってた
わかっていたけど
振り向いて欲しくて努力した
だけど君のイチバンにはなれなかった

だから
今度は君の
幸せを願う

僕が愛した人だから

「国境」あたしの中には壁がある

誰にも気づかれたくなくて
誰にも触れ

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2016年12月の作品たち その5-3篇-

2016年12月の作品たち その5-3篇-



「ポラリス」暗闇の中
光を探す

君は何処にいるのだろう
僕の中の内の光

どうか僕を
照らしておくれ
どうか僕の
光となって

君を目指して
僕は歩む
君を探して
僕は進む

いつかきっと
君を見つけるため

君が僕を照らすように
僕も君を照らしたいから

始めから終わりまで
ずっと一緒にいられるよう
導きつつ君と生きたい

「別離」師走の喧騒が
僕のココロを癒す

1人になると
あまりにも

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2016年12月の作品たち その6-3篇-

2016年12月の作品たち その6-3篇-



「願い」どうか覚えていて

誰も君を責めない
誰も君を貶めない

誰も君を傷つけない
誰も君を手離さない

君は愛されてる
君は愛されてる
君は愛されてる

君は世界に認められて
この現実を生きている

君は生きることを許されていて
君の生き方を誰も否定することはできない

君を捨てることはないから
どうか振り向いて
君を愛する人間が
此処にも1人いることに

今を生きる君は
既に愛されている

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2016年12月の作品たち その7-3篇-



「熱」あなたが触れた
そこだけ熱い

ヒリヒリと熱を持つ
そこだけが熱い

まるで病のような
この感覚

ああ
この想いこそ
恋とよぶのにふさわしい

「星」輝く星に
想いを託す

常に輝き
常に眩い

自ら光ることは出来ないが
灼熱の光を浴びて何光年
時をかけて届けることが
星に出来る唯一の努力

だからこそ
その輝きがとても愛しくて
だからこそ
その星が強く強く煌いて見える

星のチカラは

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2016年12月の作品たち その8-3篇-



「決別」恋の終わりを知った時
少女の私に終わりを告げた

夢見た時期は眩しくて
振り返るたびに甘く輝く

愛のカタチを知った時
歪な世界は幕を開けた

「君に幸あれ」もしも翼があったなら
君の元に駆けて行く

海を越えて
山を越えて

青い空を突っ切って
星が輝く夜を渡って

願う気持ちは唯一つ
君の未来が明るいようにと

「希望」今日を怯えながら過ごすより
明日を信じて歩んで行こう

大地を

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2016年12月の作品たち その9ー3篇ー

2016年12月の作品たち その9ー3篇ー



「おやすみ」あなたと一緒に
同じ朝を迎えたいから
この手を離さない

だからあなたも
私を離さないで

「結婚式」永遠なんて
信じないけど

あなたと一緒に生きていく
そんな人生も悪くない

そう思えたから
今日を迎えた

さあ
教会の鐘が鳴る

「キッカケ」たとえば
つい目が追いかけてしまったり

たとえば
声を聞くだけでドキドキしたり

たとえば
眠る前にふと顔を思い出してしまったり

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2016年12月の作品たち その10ー3篇ー

2016年12月の作品たち その10ー3篇ー



「退屈な日常」つまらない

そう感じる日々に
確かな平和が宿っている

「ごめんね」つい素っ気なくしたり
つい知らないふりしたり

あなたの存在を感じる
ただそれだけで嬉しいのに

あなたのそばにいることで
この気持ちが悟られないか

ただそれだけが心配で
日々ドキドキしながら過ごしてる

あなたと普通に接するには
まだまだ修行が足りない
私です

「誕生」おはよう
おはよう

そして
ようこ

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