見出し画像

大人になり仕事をするということ(現代散文詩)

橋の上に雪が積もる

自分の生きた軌跡を

視られるかのよう

大人になることは

仕事をすることだと

そう友達が言った

そうしてすぐに

高校卒業して

仕事を始める

僕はというと勉強をしたいので

大学にいく


大人になることは

仕事をすることだ。


貴方のなかに響きだす


そのことを

思ったまま

心のなかにおき

大学で勉学に励む


大学卒業を考える

四年制になり

違う友達から

電話がかかる


大学院にいく

そう決めたが

仕事もせずに

大学院にいくのは

苦しくて

仕方ない

どうすればいい


なるほど。


大人になることは


仕事をすることだ。


そういうことをみんな


心の中や根底にもっていて


悩む


そして苦しむ


日本がそういう人間をつくっているのか


日本人がそういう性質なのか


僕はまだまだ

大人ではないのなら

大学院で勉強してから

大人になれば

仕事をしたらという


友達は嬉しそうに

そうだなという。


大人になることは


仕事をすることだ。


ふと、そう言った。

友達は元気かなと考える。


橋の上に雪が積もり


自分が歩いてきた軌跡を考える。


仕事をもっと楽しめるようにしたいね。


人生の大半を仕事に使っているのだから。


なるほど。


大人になるということは、


仕事をすることで。


もう1つ大人になるということは。


その仕事を楽しめる人だということ。


また、


大人になるということは。


仕事をすることだ。


そう言った、友達に逢いたくなった。


その友達はどこまで、今。


大人になっているのだろう。


楽しみだ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?