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仕事にビジョンやミッションは必要か?

こんにちは、キラです。

先日、弊社で運営するWEB制作/デジタルマーケティング講座の受講生数が「4800」を超えました。ありがとうございます。

こういう具体的な結果が出続けると面白いのが、僕個人に関する質問も増えることなんですね。

「キラさんの昔の話を聞かせてくれ」と。嬉しいです。

先日の「海外行け」投稿のように「想い」を話す機会も増えました。

また、僕が少し特殊なのが、こういう成果や売上を、海外でもどこでも生み出して続けてることです。

ちなみに今はモロッコの青い街シャウエンの、ホテルのテラスでこれを書いてます。

それで「仕事にビジョンやミッションは必要か?」というテーマを思いついたので、書きます。

音声やXでも出したので、休憩やお散歩中にどうぞ。

音声

X

最初はビジョンなんていらない

いろんな場所で「仕事にはビジョン(展望や叶えたい未来)を語ろう」とか「ミッション(使命)を持て」とか言われがちですが、果たしてこのビジョンやミッションは、本当に仕事に必要なのか?という話。

結論から言えば

「最初はいらん。結果を出してから語ろう」

です。

まず、仕事でも起業でも圧倒的に大事なのは「実力と結果」です。実力をつけて結果さえ出せば、その方法を知りたがったり、メリットを享受しようと、人は勝手に集まります。

その人達に「どんな想いでやられてるんですか」と聞かれるようになったら、ビジョン/ミッションの語り時。

それまでは、ぶっちゃけだれも自分の「想い」なんて聞いてくれません。

他人はびっくりするくらいあなたに興味がありませんし、忙しいし、現実的です。

僕は「人間関係の入口は利害関係」といつも思っています。あなたが役に立つ人間なら人は寄ってくるし、デメリットが多いなら人は離れる。

ドライで世知辛いといえばその通りですが、ある意味分かりやすくていいなと僕は思います。

ちなみに、メリット/デメリットはあくまで「人間関係の入り口」であり、それを超えた後の関係を僕は「愛憎」と呼んでます笑

小さくてもいい。嘘がなく具体的な結果を。

話を戻して。

初対面の人に見せる「実力と結果」は小さいものでよくて、「副業で動画編集やってみて1万円稼ぎました」とかでも全然いいんですね。

「史上最年少上場!」とか「日本初!」とかじゃなくてもいい(もちろん、短期で圧倒的な結果が出せるならそれに越したことはないです)。

とにかく、小さくてもいいので、嘘のない具体的な結果。そしてお客様の声。

これを出して、少しずつ大きくしていく。

これだけで、事業はうまくいきます。経済的にも余裕ができます。

最初から壮大なビジョンなんてないよね

というか、ほとんどの人は初めから崇高なビジョンなんて持ってないと思うんです。最初の理由なんてだいたい俗っぽいですよね。

起業や副業なら「満員電車に乗りたくない」「ランチ豪華なの食べたいな」「毎日好きな時間に起きたい」とか。

そのために、真っ当な仕事をして稼ぐと。

これだけでいいんです。

もちろん、腹の底にでかいミッションを抱えてて、語っても良いと思います(僕はそういう人大好きです)。ただ、他人はあまり聞いてくれんよねと。

実力がつくとビジョンも必要になる3つの理由

そこから、結果や実績が大きくなってくると「理由」や「ストーリー」が求められる場面も増えます。

ひとつは、自分のモチベーションとして。

ただ「楽に生きたいな」とか「うまいもん食えれば満足」だけがモチベだと、そんなに稼ぎ続ける理由がなくなってきます。

「お客様にもっとこういう価値を与えられないかな」とか「社会にちょっとだけ良いことできないかな」とかがあった方が、朝起きて働く理由ができる。

ふたつ目が、Evil(邪悪)にならないための想い。

ぶっちゃけ「ただ稼げる」だけの方法というのは結構あります。セールススキルとか。あとは、顔も出さずに完全に嘘つきまくって稼ぐ人もいます。

法律以前に倫理として、ソッチに行ったらダメだよねと。

クリティカルでパワフルな方法は賛否分かれることは多いです。しかし、自分からEvilな方に行ったらダメよねと。その意味で「人としてマトモにやってくぞ」という「想い」は捨てないようにしましょう。

そして最後に、差別化要因としての想いやストーリー。

他人から、数字のみで比べられるのではなく「物語」で選んでもらう。

例えば僕なら「なんか年収も上がるからITいいよ〜」じゃなくて「スキルを身につけて海外に出よう。一緒に外圧の一部として日本を変えようぜ!あとハデに親孝行しようぜ!」の方がワクワクするよね、と。

僕自身の話

こんなこと書いてる僕も、むか〜しビジョンばっかり語りまくってた時期があります。

しかし、実力なさすぎて机上の空論というか…「で、どうすんの?」「お前は何ができんの?」感があった気がします笑

しかし、なんか若いのがデカいこと言ってれば、褒められるしキモチヨクなれちゃうんですね。これが危険。

今は少し実力と実績ができて、一周回ってきて想いやストーリーを聞かれ、話すようになってます。

ビジョンやミッションや物語などの「想い」の力と、その脆さ危うさの両方を理解したわけです。

その上で、前よりは正しく扱えるようになった気はします。

「仕事にビジョンやミッションは必要か?」まとめ

その経験を踏まえて、「仕事にビジョンやミッションは必要か?」について改めて言うなら

「最初はいらん。結果を出して語ろう」だと思っているんです。

要は、どちらかだけじゃダメで「両輪」なんですが、

その車輪は「結果」を先に「想い」を後に、片方ずつつけようよ、という話です。

というわけで、この投稿自体が、僕の実績と想いの両方を語るやつでした。

長文読んでくださり感謝します。

マドリードのカフェで書いて、シャウエンのホテルでまとめてみました。

明日も、よい人生とよい旅を!

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