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『日々の練習』について

千日の稽古を(たん)とし
万日の稽古を(れん)とす。

偉大な剣豪、宮本武蔵の言葉です。
千日で技を習得し、習得した技を万日かけ更に練り上げるという意味で使われるありがたいお言葉です。

ところで、武蔵先生…
挫折しそうです!!

発見

私にとって非常に耳の痛い話から始まります。

日頃からLive配信のアーカイブを見て反省点を探し、反省点を日々改善ということを行っています。
そして、先日見つけたくないものを見つけてしまいました。

「右手に比べて左手がバッタバタしてね?」

なんかよう分からんけどスマートじゃねぇなぁ
と思い、その部分を拡大して見てみると…

フォームが乱れまくり!
手首上下にバッタンバッタン!
めっちゃ力んでる!

と、冗談抜きで死にたくなるくらいやべぇ反省点を見つけてしまいました…

現状把握

フォームの乱れはスポーツ選手視点では致命的な弱点になってしまいます。
見つけてしまったからには直すしかありません🥲

ですがまず、自身の現状を知らねばなりません。

映像の中では速い動きの際、手首がバッタンバッタンと激しく上下に動いていました。
まずは下りのスケール(ドレミファソラシドが上り、ドシラソファミレドが下り)をマイナー(短調)のエニーキー(全ての調)で凄まじくスローテンポで行います。

私の場合、動作の確認時はメトロノーム40で一拍一音で行います。
全ての手の動きを入念にチェックする為には遅ければ遅いほど良いのです。

筋肉の使い方、力の入り方
何かおかしな動作はないか!?
手に穴が開きそうなくらいガン見します。

確認していると、とある調になった瞬間ビビビっとヒットしました。

左手の薬指…
思った通りに動いてない…

改善

左手の薬指から親指への動作、親指から薬指の動作
この動きの時に余計な動きが多く入っていると分かったので、次に行うのは左手の調教です。

ピアノの鍵盤をイメージしていただけると分かりやすいと思うので、下の画像をご覧下さい。

画像2

黒い鍵盤の長さって案外あるんですよね
具体的には10cmに届かないくらいですかね

とあるフレーズの時、自分では左手薬指が黒鍵の下3分の1程度の場所を押さえていると勝手に思っていました。

ですが、映像を見る限り下半分より上の位置を押さえていたんです…

え?何で?
どうしてそんな事になってるの!?

と、考えても仕方ないので
ここからはテンポ40から400にかけて一拍二音(8分音符)の下りのスケールの動作を左手に叩き込んでいく作業となります。

下3分の1の場所を押さえていたと思い込んでいました。
下3分の1から上に勝手に手が行かないよう、定規を鍵盤の上に乗せて何度も何度も繰り返します。

一日寝かす

当日あんなに苦労して練習しても出来ないことが、翌日になったらあっさり出来るようになった。
こんな不思議経験ございませんか?

詳しいことは分かりませんが、睡眠を取ると頭の中が整理されいつの間にか出来るようになってる現象があるみたいなんです。

今回はその現象をフルに頼り、翌日になったら左手の筋肉が覚えてるよね!
を実践しました。

結果、出来てた…

よがっだ😭

からのー?

今回の記事は直近のエピソードを例に挙げ、練習風景について書いてみました。
こういうエピソードは正直あり過ぎてあり過ぎて…

そして、冒頭に戻り

千日の稽古を(たん)とし
万日の稽古を(れん)とす。

宮本武蔵先生のありがたいお言葉になる訳です。

慢心してんじゃねぇぞ!
それ出来るって思い込んでるだけだから!

と、横っ面にグーパンされるが如く
毎度毎度自身に突き付けられる毎日です🥲

何事も、過信は良くないですね!


さてさて、そんな感じで今回の記事はここまで!
最後までお読みくださりありがとうございました🥳

今後も記事の更新を頑張りますので、スキ・コメント・フォローなどいただけますと嬉しい限りです。

少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


小林 結 / Yui Kobayashi
ピアノ奏者・作編曲・指導

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