- 運営しているクリエイター
記事一覧
良い子のところにサンタさんは来る
クリスマスが近くなると、世の子どもたちは親からこんなことを言われる。
「いい子にしてないと、サンタさんは来てくれないよ」と。
とある街で暮らす美鈴もそのうちの1人だ。明日はクリスマス。彼女はプレゼントのため、その日まで「いい子」を演じ続けていた。
面倒な宿題やお手伝いをこなし、『ゲームは1日1時間』の決まりも守り、夜はきちんと9時には寝る。両親は「感心、感心」と言いながら美鈴を褒めた。
美鈴
クライクライーあとがき
私の記事を読んだポラーさんの1人から「続きが読みたい」とリクエストをもらった。
でも続きがどうしても思いつかなかったので、今回もようなオリジナルになったわけだ。
途中から展開が丸見えなのはごめんなさい。伏線とか苦手だし、何より自分があんまり理解できないんだ。
さて、言い訳はこれくらいにして。
今回は、夏休みのじじばばの家を舞台に書いてみました。じじばば家の和室の天井や柱って、なんだか不気味
人魚を釣ってしまった
数年前の出来事だ。
その日は天候が良く、風もあまり強くない、釣りには絶好の日だった。意気揚々とポイントへ向かったは良いものの、一向に釣れないのだ。
いつもは30分〜1時間もすれば釣れるが、この日はさっぱりだった。
2時間経ち、3時間経ち、もうダメかなと思ったその時。
今までにない強い勢いで竿が引っ張られた。
慌ててラインを巻くが、重くてなかなか引き上げられない。
こりゃいつもより大きな魚がかかっ