バトル百合小説アンソロジー企画スタート!!!

今さら感はあるんですが、
8月1日に公式サイトをオープンしました~~!

バトル百合小説アンソロジー『一蓮托生』 公式サイト
http://battlelily.wp.xdomain.jp/

バトル百合とはなんぞや? といいますと、
戦う女の子の百合のことです。

作者様には「バトルシーンが作中で一番の見どころとなる小説」というテーマをお伝えしました。
プロットや考え中のお話を聞いている限りです

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《とうこねくと!》東子さまvsパソコンvs私!?(2)

みなさん、こんにちは。北郷恵理子です。
 前回のお話はこちらからどうぞ。

 東子さまとパソコンの戦いは続きます。
「それでは、インターネットで何か検索をしてみましょうか。ここにカーソルを合わせて、ダブルクリック……このマウスの左側を2回押してみてください」
「かーそるを合わせて、だぶるくりっく……」
 東子さまは画面に覆い被さる勢いで前のめりになり、マウスを動かします。そして、ダブルクリック……

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ありがとうございます!秋田の自然をお届けします☆
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100日後に散る百合 - 72日目

”ついてない日”というのがある。

何をやっても上手くいかないし、

何もしなくても災難が降りかかったりする。

私は多分、今日がそれで、

お弁当を作ったのに持ってくるの忘れるし、

購買のパンは早々に売り切れているし、

トイレで手洗うときにハンカチを口に咥えてたら落としてびしょびしょになっちゃうし、

日本史の授業中に咲季が寝言を言っていたらしいけど、私も寝ていたから聞いてないし、

まあ、

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ありがとうございます。貴方に幸あれ。
神様と、呼ばせて下さい。
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《とうこねくと!》東子さまvsパソコンvs私!?(1)

みなさん、こんにちは。北郷恵理子です。
「ねぇ、恵理子ちゃあん」
 今、猫のように縁側に寝っ転がって、甘えたような声で私を呼ぶ奥さま──神波東子さまの付き人をやってます。
 このお屋敷に来て、気づけば1週間が経とうとしています。東子さまとの生活は、私の中ではもうすでに自然なものになりました。
「どうしましたか、東子さま」
 私は麦茶の入った2つのグラスとポット、おせんべいの載った皿をおぼんに載せて

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100日後に散る百合 - 71日目

「スカウト?」

「そうだ」

「誰を?」

「立川を」

「なにに?」

「だから、さっきから言ってんだろ」

口元にメロンパンの食べカスを付けたままの風薇は、一度折りたたんだ紙を開いて、机に叩きつける。

無駄に広い囲碁将棋部部室に、硬い音が響いた。

その紙には、”ミスコンテスト出場依頼”と書いてある。

「まあ、うちの学校のレベルは総じて低いわけではない」

風薇は咲季を指さし、

「しか

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100日後に散る百合 - 70日目

身体が熱い。

息は荒く、背中は汗でぐしゃぐしゃだった。

意識がやや朦朧としていて、何を考えるのも億劫で、

でも目を瞑ると、全身の痛みが少しだけ和らぐような気がした。

のが、昨日までの話。

ある程度動けるようになった私はキッチンへ向かう。

冷蔵庫を開け、いずみさんが買ってきてくれたスポーツドリンクを多めに飲んで、身体に養分を浸透させる。

スポーツドリンクが美味しいと感じるシーンは、スポ

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《とうこねくと!》はじめまして、東子さま!(2)

みなさん、こんにちは。北郷恵理子です。
 前回のお話はこちらからどうぞ。

 これから私が住むことになる2階のお部屋に荷物を置かせてもらい、私は1階の居間に通されました。フロアの真ん中に、4つの座布団が敷かれた大きめのテーブルがひとつ。テレビや戸棚があり、すぐそこには縁側もあります。
 テーブルに向かいあわせで座る、東子さまと私。先程のこと──出会って数分での突然のキスもあり、私はさらに緊張してい

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100日後に散る百合 - 68日目

「咲季、おかえり」

「ただいま」

「ご飯にする?お風呂にする?それとも綿菓子?」

「運動会がいい」

「しょうがないな」

「ねえ、あのパン食べたら怒られちゃうかな」

「いいんじゃない? ていうか、もう皆スタートしてるよ?」

「あ、本当だ」

「すごい!このパン味がしない!」

「咲季、味のことはいいから早くゴールしなよ」

「鱗が邪魔で走れないの」

「さっき取ったじゃーん!」

「ね

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