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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2020年9月の記事一覧

興味なさすぎて忘れる

興味なさすぎて忘れる

 自分がどれくらいの速度で、noteを書いているのかを見直すために1記事にかかる時間を計ることにした。

 そうしたら、翌日から3日間忘れて計っていなかった。昨日ふと思い出して、再開したけれど、自分でびっくりした。前日の宣言を翌日に忘れているのだ。

「やろうとしてできなかった」ではない。

 優先順位が低すぎて、存在そのものが意識に引っかからなかったのが正しい。自分で決めたはいいけれど、興味なか

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語れないものを語ることに意味はあるか

語れないものを語ることに意味はあるか

 僕は自分の言葉を発するのに、とても時間がかかる。

 より自分の伝えたいことニュアンスに近い言葉はないかと必死に探している間に、話題はどんどんずれていく。

 今日、仏教の「法界」の話をしていて、それは絶対的に存在するものだという。僕達が普段認識しているものは相対的だ。「重い」はそれ単体では意味がなく、「軽い」と比較するものが存在して初めて意味が生まれるといった具合だ。

 法界は、「対となるも

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ジェネレーションギャップは埋められない

ジェネレーションギャップは埋められない

 年齢が明らかに違う人と会話している時に感じる断絶感。ジェネレーションギャップは明らかに存在していて、対話するのを阻む瞬間がある。
 ただ、年齢(世代)が違うからわからないかといえば、そうでもない。中身は微妙に違えども、友達と遊んだ楽しさや、だれかにフラれた悲しみは理解できるし、寄り添えるだろう。

 ジェネレーションギャップの本質とは「身に沁みてわかる」体験ができないことではないだろうか?

 

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キャラの定着の過程

キャラの定着の過程

 自分のキャラは、どうやってできあがっていくのかなと思っている。

 その人の素の気質を性格というならば、僕の考えるキャラクターとはその人の場における役割のようなものだ。意図的に作られるものもあれば、いつの間にか定着している。

 たとえば、「部長」は定められた役職であるが、同時にその人のキャラも表している。平社員と部長では、振る舞いも変わってくるだろう。一方で、友人関係においては、話を切り出す人

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あって、はなす

あって、はなす

 今日は朝、昼、晩と別々の人々と話していた。それぞれ背景も関係性も違うのだけど、不思議とつながっているところもあって、非常に面白かった。

 おまけに、普段全然褒められないのに、なぜか認められることが多くて、承認欲求がとても満たされている。

 noteもそうだが、自分の言動が意外に影響力を持っていて、注目されていたことにちょっと驚いている。なかなか実感できるくらいまで浮かび上がってこないものだ。

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タイムアタック

タイムアタック

 最近、noteをだらだら書いている。

 内容ではなく時間の話だ。書きたいことがあっても、それがなかなか書き進められず、いたずらに時間が過ぎる。じっくり書くような内容の場合はいいが、基本的に僕はライブ感を大切にしている。

 今感じたことを今の浮かんでくる言葉で書くからこそ、「いま」が立ち現れる。

 1年以上もやっていれば惰性的に書く時期が出てくるのは仕方ない。しかし、打破しなければいつまでも

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わかろうとする気持ちは育てられない

わかろうとする気持ちは育てられない

 数日前に、「人は育つものであって、育てられない」ということを書いた。

 自分でもまだぼんやりとしている部分があったので、その後も考え続けていた。一歩進んで思ったのは、「わかろうとする気持ち」は強制できないのだ。

 子どもを相手にしていて、理解できるように自分が噛み砕いて説明していた時、暖簾に腕押しだった。それはもう「わからない」と心を閉ざしていたのだ。その状態でどれだけ必死に伝えてみても無駄

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立場の表明

立場の表明

 今の世の中のなにが難しいって、他者がどれくらい不安を抱えているかわからないことだ。全くなにも恐れず、マスクもしていない人もいれば、室内で他者と関わるのは嫌だというくらい神経質になっている人もいる。

 強制ができない以上、それぞれの考え方があっていいと僕は思っているのだが、いちいち「あなたは、この距離感は大丈夫ですか?」と確認をしていくのは非常に面倒だ。

 それもコミュニケーションの1つだと言

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400ではなにも感じない

400ではなにも感じない

 そういえば、400日連続投稿を終えた。

 感動らしい感動もなかったので、2日間放置していた。ただ、今になって思うことがあったので書こうと思う。

 継続するって本当に大事だと考えている。ただ、継続が目的になってしまってはいけない。続けるのは手段でしかない。

 取り組みたいなにかがあって、そのために毎日毎日続けるのだ。けれど、積み重ねる数字には不思議と力が宿っていき、やがて数字の方に自分が踊ら

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パラダイムの逆転する瞬間

 昔の野球の投手は身体を冷やしてはいけないとされていた。けれど、現代の投手は必ずアイシングをする。

 それまでの文脈が逆転するのはしばしば起こる。それが一般に普及して認知されるまでには時間がかかるが、じわじわと着実に変わっていくのだ。今日はその兆候を見かけた。

「喫煙可能店舗」ののぼりを見つけた。

 昭和の時代は、喫煙は珍しいことではなく、ほとんどどこでもタバコを吸えたらしい。僕が育ったのは

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誰が誰に助けられているのか?

誰が誰に助けられているのか?

 自分がわからなくて助けを求めるときに、一体誰が助けられているのだろうか?

 もちろん助けを求めた人は助けられているだろうが、それ以外の人も助けられている場合がある。たとえば、Aさんの話がわからなくて、Bさんが「まだよくわからないので、もう少し教えてください」と質問した時、同じように感じたCさんは助けられている。
 そして、実はAさんもなにが伝わっていて、なにが伝わっていないのかがわかって助けら

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育てられない人

育てられない人

「人は育てられないですからね」

 ある経営者がサラリと口にした言葉が、すごく刺さった。
 そうなのだ。やっぱり人(生物)は育てられないのだ。生き物は育てられるのではなく、育つのだ。
 周囲の人にできるのは、育とうとするその生命の働きを邪魔しないことや、それにふさわしい環境・システムを整えることだ。

 知識や技術の習得は、伝達できる。けれど、同じ人が同じように教えたところで、AさんとBさんの習得

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私にしかできないこと

私にしかできないこと

 個人が手軽に発信できる時代になって、個性がより重視されるようになった。「自分らしさ」を押し出せなければ埋れていく。そんな状況にあって、「私にしかできないこと」とはなんだろうか?

 たとえば、文章を書くのは言葉を操れれば、誰でも書けるが、それを仕事にしている人がいる。上手い文章ははたして「私にしかできないこと」だろうか?

 ライティング講座が存在する。先人がある程度体系化してくれて、再現可能で

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ある日突然……

ある日突然……

 1年くらい前から走るのが日課になっていた。

 天候などによってはもちろん止める時もあるが、これまでコンスタントに週5日以上走っていた。けれど、今週に入ってからまだ1日しか走っていない。それは雨が降っているせいもあるけれど、なぜか足が動かなくなっているのだ。

 なにをやっていてもそうだが、「できなくなる瞬間」がやってくる。

 習慣化して継続が苦じゃなくなっていたはずなのに、ある日を境にパタリ

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