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本の感想まとめ

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本の感想をかいた分をまとめてます ほんとに感想です
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#エッセイ

『ギフテッド応援ブック』の感想

私は明らかに学校に馴染めない子供だったので、今の子供達が同じ様に辛い気持ちで『普通』の学校に行かなくてもいい選択肢があるって素晴らしいと思った。
私がギフテッドかどうかは分からないが、似たような辛さとか周りとの感覚のズレを感じて生きている。
小さい頃からずっとそうで、周りに合わせようと試行錯誤してきたものの、生きてる意味がわからなくなるばかりで、こんなに辛いならいなくなりたいという思考が湧いてきた

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『ADHD2.0特性をパワーに変える科学的な方法』エドワード・M・ ハロウェルを読んでの感想

『ADHD2.0特性をパワーに変える科学的な方法』エドワード・M・ ハロウェルを読んでの感想

自分のことを客観的に理解したい。
私は自己理解と、メタ認知が弱いので、何時も無茶苦茶になるまでやってしまう。
その辺りを改善して、突然バーストしないくらいには持っていきたい。
ADHDとASDが治らないのはわかってる。
それでも多少はマシになるし、短所は長所で、長所は短所なので、使い所だと思う。
そう思わないとやってられない。
理不尽なディスアドバンテージを付与されただけだとはまだ思いたくない。

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『老い方、死に方』養老孟司を読んで

動画サイトを見ていて、養老孟司さんと成田悠輔さんの対談をみつけて、楽しそうだなと思った。
地図を広げて、ここからは生息する虫が違うとか言いながらお互いに敬意を払いながらも、年代を超えてワイワイしてて楽しそう。
成田悠輔さんも皮肉の効いたプレゼンで有名だけど、時と場合、使い所が絶妙で、人に合わせて会話を使い分けるというか、選び方の塩梅が好きだ。
前から好きだった養老孟司さんと、最近面白い人だなと思っ

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『奴隷の哲学者エピクテトス人生の授業』荻野弘之、かおり&ゆかりを読んで

最近の関心、哲学者エピクテトスである。
私は外の世界のテクノロジーとかにも関心はあるが、手も届かないし、理解も及ばない。
それよりも、自分の内的な充実、人間的成熟とはなにかとかのほうが気になっている。
正解などはないということはもうわかっているが、白黒思考の呪縛を抜けてもなお、自分探しの旅はやめられない。
確固たる自己など無いとわかった今、私という日々変化する面白存在を眺めているのだ。
エピクテト

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『ホモ・デウス(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリの感想

サピエンス全史を読んでいた知り合いがいて、その子がユヴァル・ノア・ハラリの著作が好きと言っていた。
私も興味があったので聞いていると、貴方は現代の方への興味が強いなら、『ホモ・デウス』が読みやすいかもよと勧めてくれたのだ。
そんなこんなでいつか読もうと思っていたのだが、うつで脳がバグってる間はこの分厚い著作を読める気がしなかった。
しかし、正常に近い時間が伸びている今なら読めるような気がした。

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『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』山本貴光、吉川浩満の感想

前回、さくっと哲学に触れる感じの本を読んで、エピクテトスの哲学に興味持ったので読んだ。
本人は著書残してはいないか、弟子が残している語録があるとの事なので直ぐにそちらを読むかとも思ったが、多分理解できない。
なので、大元に辿り着く前に、何となくふわっとエピクテトスの哲学に触れられそうな本を探した。
読みやすく、初心者でも読める本だと思った。
扱う事柄が自分の権内のものか、権外のものかを見極めるとい

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『3days断食』鶴見隆史を読んでの感想

かつて挫折した、断食をやってみるか。
そうおもいたったのである。
16時間断食を知り合いが始めたので乗っかろうと思った次第である。
前にやろうとしたら、16時間達するころには空腹とものすごい気分の落ち込みに襲われたので挫折した。
反動でどか食いして、寝込んだ。
そのリベンジである。
しかし結論からいうと、私は今は断食をやらないほうがいい人だった。
この本の中の断食をしない方がいい人の痩せすぎの人、

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『世界を知るための哲学的思考実験』岡本裕一朗を読んでの感想

トロッコ問題のようなものを出されると、そんな脳が疲れることを考えさせないでくれよと思っていた。
労働で疲れ切った私には、毎日を何とか乗り切る、それ以上の脳の余力がなく、思考がぐるぐるするのは、自分の過去の失敗ばかりであった。
今、興味はあったけど、数か月前まではとても思考することか出来なかったような内容の本を読んでいる。
それか凄いなという感じだ。

この著者の本は前にも読んだ気がする。
なかなか

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