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【布教】シャニマスには良いnoteがいっぱい!

こんにちは。
岡山ディヴィジョンです。

本稿をご覧頂いている皆様に置かれましては、日々「シャニマス」や「シャニソン」をプレイする傍ら社会生活の全てを犠牲にし、実社会に対する解像度の喪失を引き換えにアイドルたちの解像度を上げておられることと存じます。私はそうです。「シャニマス」あんまりやってないよーという方はこんにちは。本稿がそのきっかけになるかは不明ですが、ぜひ「シャニマス」を積極的にプレイして欲しいですね!よろしくお願いします。

そんなわけで今回は、シャニマスについて書かれた名作noteたちをご紹介したいと思います!
際限なく紹介し続けるわけにもいきませんので、本noteにて取り上げる記事は名作の中からさらに厳選したものであり、紹介できなかった記事についてはみなさま自身のディグでたどり着いて欲しいです!勝手にリンクを貼り付けていますので、もし問題があれば削除いたします。よろしくお願いします!

それではいきましょ~~


※なんとなく見栄えが良いので🏆つけてますけど、別にランキングというわけではありません。紹介順は思いつき順、もしくは何となく作風順に並べてるだけです。あらかじめご了承ください。※


🏆初心者向け部門🏆


「シャニマスって、名前は見かけるけど何が面白いの?」
「ストーリーが面白いらしいけど、どうやって読めばいいの?」
「読み進める順番分からないんだけど?」
「このWING?とかGRAD?ってなに?」
「そもそもWINGとやらに勝てないんだけど?」等など……

一口に「シャニマス初心者」と言っても、読み手が知りたい情報は多岐にわたります。横に既プレイヤーがついてくれるならそんな疑問にも逐一答えてくれるでしょうが、みんながみんなそうした環境にあるわけではありません。分からないことが分からないままだと、モチベーションも低下してしまいますね。ですがnoteには、私たちの疑問に答えてくれる名作たちが無造作に転がっています。次にご紹介するnoteをご一読いただき、「シャニマス」の世界に入門して欲しいと思います!

1.「シャニマスが一番面白い。アイドルマスターシャイニーカラーズをやれ。」ナ月

アニメ「アイドルマスターシャイニーカラーズ」(通称「シャニアニ」)の劇場先行上映に伴うプロモーションの一環で公式からお仕事が振られるなど、もはやオフィシャル的な存在であるライター・ナ月さんの書かれたこちらの記事は、「そもそもシャニマスって何なの?どのへんが良いとされてるの?」という入り口を知るのにとても優秀。2018年8月、シャニマスサービス開始から半年と経たずに投稿されたこちらの記事では、物語やゲーム性に深く立ち入らないので未プレイでも読みやすいですし、作品の外殻と、ナ月さんが感じた「シャニマスの魅力」が見事に表現されています。必見!

もう少し突っ込んだ「シャニマスの魅力」を語るnoteとしては、こんな記事もあります。

大変長いですが、シャニマスという沼に潜り込んでいく際の優秀な補助線になるのではないでしょうか。まさに概論にふさわしい見事な記事なので、ぜひ。

2.「シャニマス初心者が知らない、知るべきこと。」煮卵

シャニマスに限らず、大抵のスマホゲームをはじめたときに洗礼としてぶち当たるのが、情報量の多さという壁です。ホーム画面に投げ出され、お知らせが通知され、大量のアイテムを渡されたところで、なんじゃなんじゃと頭を抱える以外にできることはありません。「おい、なんかゲーム始めたけど情報量多いぞ。ガシャってのはなんや。期間限定開催のガシャとか書いてあるけど、やっぱこれはひいた方がええんか?」と、とにかく目先の疑問を解消したいあなたには、煮卵さんが書かれたこちらの記事に目を通してみましょう。

他にも、この後記事を紹介するしらたまあんこさんが書かれた、課金についての基礎知識の記事もありますので、ご参照ください。

3.「【シャニマス】今だからこそ。WING〜LPまでのシナリオ攻略法について考える」しらたまあんこ

「ストーリーを読もうにも、グレードフェスを体験してみようにも、育成パートをやらないことには話にならないではないか。一体どうしてくれる!」という世話の焼けるプロデューサーさんには、STEPを除く全プロデュースシナリオの基礎知識を教えてくれるこちらの記事をオススメしたいです。実際私も、シャニマスはじめたての頃はこちらのnoteを逐一確認しながらゲームを進めていました!
強いキャラクターを育成するには、ここからさらに知識や情報や手持ちカードを揃えていく必要があると思いますが、初心者に優しい総覧的な書き方をしてくれているので、何度も参照できるのが嬉しいですね。

他にも、初心者ミッション→WING攻略を簡潔に解説してくれているこんなnoteもありますし、WING優勝やTrueEndの解説は先人たちがたくさん記事を残してくれていますので、調べてみてください。

4.「これからシャニマスに触れる人がコミュを読むにあたって」TiedaP

「なんか、あれやな。ストーリーがおもろいってきいとったけど、なんや種類がようけあるな。どれがどれで、どういう順で読んだらええんや。STEPってのはWINGの前に読んだらええんか?」と疑問を持つ方もおられるでしょう。そうなんです。シャニマスのコミュには、主にガシャから入手できるカードで読めるストーリー(カードコミュ)の他に、育成パートと連動して進行するメインストーリー(共通コミュ)、期間限定開催のイベントと同時に実装されるストーリー(イベントコミュ)など、種類が多岐にわたります。そしてそれらは、複雑に絡み合っているというのが正直なところ。だからこそシャニマスのストーリーは魅力的なわけですが、だからこそハードルが高く感じてしまうというのも否定できません。
こちらの記事を読めば、コミュの種類や読む順番が整理されると思います。それを遵守するのも手ですし、ある程度なぞるにとどめるのも手ですし、好きな順で読むのも手。ただ、「どういう順番で実装されたんだっけ?」と気になったときは、こちらの記事があなたを助けてくれるでしょう。

ちなみに、記事で示されたコミュの実装順については、記事の執筆者であるTiedaPさん自身が最新版を公開されておられますので、これもご参考までに。

西薗理幸さんの書かれたこちらの記事も、イベントコミュっていうのがあるよ、この画面からコミュが読めるよ、ということを指南した初心者向けの記事になります。こちらの記事が面白いのは、通読しきるのにどのくらいの時間がかかるのか、を目安として示しているところです。
こういうのも、事前に読み始める前に知っておきたいという人はいると思うので、良い切り口だと思いますね。

5.「【enza版シャニマス ユニット・アイドル別コミュ実装順(読み順参考)】等シャニマス/シャニソンメモ」ただの

こちらの記事は、シャニマスアイドル全員について、ストーリーの要所がどのように実装されてきたのかを整理するものです。
現在進行形で更新されている未完成の記事にはなりますが、完成した暁には「コミュってどういう順で読めば良いんだっけ?」に対するアンサーの、決定版になる可能性もあるかなと思っているので、熱視線です!(大変だと思いますが、ぜひ完走して欲しいですね!)

6.「【初心者向け】コミュの方向性にもとづいたシャニマスアイドル7分類【補足資料、ネタバレ注意】」蜷川

「分かった分かった。WINGの後に感謝祭ってのを読んで、ほんでユニットのイベントシナリオってのも良きタイミングで読めばええんやろ?でもちょい待てや。そないなこと言うたかて、シャニマスには28人もアイドルがおるんやろがい。どの子がどんな特徴あるんかーっちゅうことは、ざっくり知った上で読み始めたいんやがどや?」という方もおられるでしょう。
そんなあなたには、ルカ加入以前までのアイドル25人を、物語の主軸に基づいて分類した蜷川さんのnoteがおすすめです。あくまで分類なのでネタバレはありませんし、よほどネタバレが気になるという人以外はまずこちらのnoteをざっくり読んでみて、「えっ、この子ってそういう軸を持ってお話進んでいくんだ!ファーストインプレッションと違う。気になるかも!」というアイドルを見つけてみるのも良いのでは?

ちなみに、こちらの記事の執筆者である蜷川さんは、音楽に深い造詣を持った方で、シャニマスの楽曲についても沢山の記事を書いておられます。音楽方面からシャニマスの魅力を掘り下げる書き手として、要チェックや!

余談ですが、YouTubeに「シャニマスアイドル1分解説シリーズ」という動画を投稿されている方がおられます。こちらも、シャニマスに登場するキャラクターたちの概要を知るのにとても優秀だと思うので、ぜひご覧ください。


🏆コミュ部門🏆


1.「あなたに浅倉透を愛しているとは言わせない――あらかじめ読みえないテキスト群をそれでも言祝ぐための一試論」ツァッキ

正直に言わせてください。この記事を執筆するに至った最大の動機は、「みんなこのnote読んだ?読んでないなら読もうぜ」ということが言いたかったからです。

こちらの記事はタイトルからも分かる通り、「浅倉透」について書かれたものです。透をめぐるいくつかのコミュについてを読みほぐしながら、大きなうねりのようになっていくこの文章は、透を担当しているか否かを問わずシャニマスファン全員に読んで欲しいと名作だと思っています。
私がこの記事にいたく感動してしまった理由は、「透のコミュを読み解く記事だから」「透のコミュに対する解像度があがるから」といった表面的な理由ではなく、むしろその逆で、「どうあがいたって正解を考察することはできない我々の限界を受け入れながら、それでも語らずにはいられない自らの魂を通して、無二の存在である彼女たちに出会おう」という、オタク的魂の賛歌だったからです。

記事を読み始めてすぐに分かるとおり、執筆者であるツァッキさんの非常に豊かな語彙が炸裂しており、惚れ惚れするような見事なテキストが編み上がっています。ともすれば、私と同じような文章を読み慣れていない人たちからすれば、とっつきづらさを感じるかもしれません。「なんだか難しいことを言っているし、読むのやめようかな……」そう思いかけたあなたには、ぜひそこで一旦ストップしてもらって、その先を読み進めて欲しいと切に思います。文章をそれなりに読み慣れていると自負がある方についてはなおのこと読み進めてみてください。確かにこの文章は、私のような学のない人間には衒学的なものに映るかも知れませんが、一方でそうした態度により読み手を突き放すようなものではなく、むしろ泥臭くもがく私たちの魂を肯定する、優しさと美しさの文章であることが明らかになっていくはずです。

ネタバレになってしまいますが、この「浅倉透論」を締めくくる、凄まじい名文をここに引用させてください。

この文章が最終的に目標とするところ、それはあらすじや「謎解き」に満足することなく貪欲に自らの立てた問いに答えようとし、あなただけの「100パーセントの女の子」のためのかけがえのない言説をあなたの手によって編みなおすきっかけとなることである。(中略)あなただけのシャニマスが今まさにここから始まる。何かを始めるということ、何かが始まるということは、往々にして他者が思いがけず中断したメモの切れ端から連綿と言葉が続くようにして始まっていくのである。そして取るに足らないと思われたことに、思いがけず哲学や文学の光が灯っているのを、ゆめゆめ見過ごしてはならないのだ。

あなたに浅倉透を愛しているとは言わせない
――あらかじめ読みえないテキスト群をそれでも言祝ぐための一試論

より

しびれるほど良い文章ですね。これが無料で読めるのバグってるので、今のうちに読んだ方がいいですよ!!!

私は、色んな人が書いた文章を読むのが好きです。たとえ共感できない内容であろうと、全くの反対意見の持ち主であろうと、そんなことは全く関係なく誰かの意見、文章に触れることが好きでした(判読が困難な場合は流石に除きますが)。その理由が、この文章をきっかけに何となく自分の中で明確になったような気がしていて……
「尊い」「エモい」「ヤバイ」といった記号的な表現を用いるか、誰かの意見をそのまま流用してしまえば、感動を共有することは可能です。それは決して悪いことではありません。私たちは、漫画を読んで感想を述べるために生きているわけではありませんから、何にどれだけ時間を使うかを各々で判断し、例えば漫画はサクッと楽しむと決めてそう振る舞うことは、ごく自然なことだと思います。そんな世界にあって、なおも語らずにはいられない熱い想いがあるとしたら、だからこそ価値が宿るように思います。万人に取り得る選択肢をあえて遠ざけ、上手く形にならないとしてもなんとか言語化しようともがくその姿は、その人だけの、その人らしさ。「特別」だと言えるでしょう。私はそんなみっともなさを愛おしいと思いますし、格好いいと思いますし、そう在りたいとも思う。この文章をきっかけに、私たちは少しだけでも前向きになれるような気がしてなりません。

ちなみに、同じ著者に「黛冬優子論」(三文ノワール)もあって、こちらも大変素晴らしい文章となっています。好みで言えば、私はこの「黛冬優子論」の方が好きかも知れません。

ちなみに宣伝ですが、ツァッキさんが主催されるシャニマス文芸合同『SHINOGRAPHIA』に、私も文章を寄稿させて頂くことになりました。ツァッキさんほどのものはもちろん書けませんが、私も一生懸命よい物を読んで頂けるよう頑張りますので、よろしくお願いします!!!

2.「「水」から読み解くSHHisの「ノー・カラット」」笹草

そんなわけで、魂が揺さぶられる個人的営みの尊さを語った舌の根が乾かぬうちに、私は白状せねばなりません。私は事細かく元ネタを拾ったり、モチーフの意味を考えたりといったことが大好きな、「深読みおじさん」であることを……!
物語に登場する様々なモチーフ、台詞、あるいはタイトルに至るまで、それらの元ネタや連関を考えるといった所作は、あまりこれに集中しすぎるのも考えものですが、物語を飲み込むための咀嚼作業として有用かつ必要なものと考えています。

はてさて、そんな深読みおじさん初心者の私が、読んでいてたまらない快感に見舞われるのが笹草さんのnoteです。

例えば、シーズと「水」というモチーフからノー・カラットを読もうとするこちらの記事は、「その切り口から物語全体のテーマが見えてくるのすごすぎじゃない⁉」と、名探偵の推理を目の前で披露されているような心地になってきます。私、ミステリ小説好きなんです。

そりゃ水くらい飲むでしょと言われたらそうなんですけど、単に出てくるだけでなく物語の中でけっこう重要なメタファーになっていると感じました。また、シーズのロゴのモチーフの一つが植物と言われていることを鑑みると、草木の成長に必要な水が登場するのには意味がありそうです。

「水」から読み解くSHHisの「ノー・カラット」 より

こういう思考の広げ方できたら、物語から色々なことを受け取れそうでいいですね。自分も精進したいところです。

3.「昨今のシャニマス情勢の変化と、ルカとの出会いから生まれる新しいシャニPについて考える」ryo

「シャニマスP担当P」という面白い肩書きを名乗っておられるryoさんは、なるほどシャニマスユーザーを指す「シャニマスP」ではなく、ゲームに登場するキャラクターの一人としての「プロデューサー」に熱い視線を送りながら、他の方にはない切り口でいくつもの記事を書いてこられた方です。シャニPはシャニマスというゲームにおいて、唯一ほとんど全てのシナリオに登場するないし登場する可能性を持つ人物であり、シャニPに熱視線を送るということは翻って「シャニマス」全体に熱視線を送ることと近い意味を持ちます。
実際ryoさんの書かれた記事を読むと、シャニマスのコミュ群を総覧的、かつ体系的に捉えておられることに驚くと思います。

シャニマスは作品の性質上、それぞれのユニット、アイドルごとに物語が進行している印象がどうしてもありますが、それぞれの物語がうっすらと体系をなし、「シャニマス」という木の幹に刻まれた重大な思想が浮かび上がってくることもあります。そうした、メッセージが有機的に結びついていくことの快感は、他の作品にも見られるでしょうが、特にシャニマスは強烈だと思います。

こちらの記事を読んで、ぜひそうした切り口からもシャニマスを楽しんで欲しいですね!

4.「【シーズLP】私は何を求め、返されたか(前編)」chrisP

chrisPさんは、カードコミュを含め膨大な数のコミュを読みながら、確かな視座でその魅力や問題点を見事に言語化し、沢山の記事を書いておられます。
例えばこのLP実装前にシーズコミュを振り返るという主旨のnoteでは、単にシーズの二人にまつわるコミュのあらすじをなぞるというのではなく、大切な概念を抽出して、そことの連関でもって様々なコミュを振り返るという中々大変なことをやってのけていますね。さらに、色々な人が書いてきたnoteを引用して多様な視点を盛り込みつつ、未解消な要素を整理してLPに備えるという、とても読みやすく構成されているのもすごい。このコミュのここってどうなの?という指摘も非常に的確であり、コミュに対してどんな感想を持っておられるのか、非常に気になってしまう人の一人と認識しています。

他にも、毎年プロデュースカードの年間ベストを決めるnoteを書いておられるので、「どのカードが面白いのか知りたいな」みたいな人の需要にも応えられそうですね。

ちなみに、私はこの記事がかなり好きです。「実在性」をめぐる議論はもっと活発に起こってくれていいんじゃないのかしら?

※chrisPさんではありませんが、「実在性」をめぐる指摘としてはこちらのふせったーも大変興味深く読ませて頂きました。オススメです。

5.「SHHisシナリオイベント『セヴン#ス』 キャラ別ポイント整理・考察・感想」ムドー

『セヴン#ス』に登場した様々な要素を分解しながら、果たして私たちを感動させた理由とはなんだったのか、をまっすぐ掘り進めるこちらのnoteは、読みごたえばっちりの記事に仕上がっています。
物語に触れたとき、自分がどうしてこんなにも感動しているのかをうまく言葉にできないことはままあります。そうしたもやもやと向き合う時間が私は好きですが、なかにはイライラして嫌だという方もおられるでしょう。そんな方は、こちらのムドーさんの記事や、他の方の感想noteを読み漁るとよいのではないでしょうか。

シャニマスのファンコミュニティでは、noteやふせったーを用いて感想を共有する文化が、他のコンテンツと比べてもより色濃く根付いている印象があり、人の感想を読み漁っているだけでもある程度みえてくるものがあるのではないかと思います。

ふせったーをメインに感想を投稿されているイメージがありますので、noteを紹介という主旨とは少しずれるかもしれませんが、prototypeさんの感想はいつも早いし参考になります。noteも書いておられますので、こちらも要チェックです。

6.「好きな男の近くにいてほしくない283プロのアイドルは桑山千雪ただ一人」tamako

超名作ですね。キャラクターを知るにあたっての切り口は、物語以外にもセリフやビジュアル、出身地や家庭環境など様々考えられますが、そのいずれを選んだとしても独自の観点から掘り下げられているnoteは読んでいて楽しいですね。
tamakoさんのこちらの記事はコミュのワンシーンをいくつか引用しながら、「好きな男の近くにいてほしくない」という切り口で桑山千雪の魅力に迫っています。ネタ的なnoteなので痛快なおもしろさがありながら、一方で桑山千雪の魅力が見事に言葉に起こされていて、読み物として高い完成度を誇っていますね。ぜひご覧ください。
同著者のnoteはとても面白いので、アカウントページもチェックしてみてください。

こちらの記事では、キャラクターの骨格をイラストから想像し、着用しているファッションとの連関から市川雛菜の持つ精神性を読み解こうとするものです。私は人間の美醜に無頓着な人間なので、人が自分をどのように飾ろうとするかということに想像が及びませんでしたし、もちろん知識もありませんのでこれだけの文章を展開することもできませんから、素直にすごいと感じます。

これらの記事に限らず、めいめいの切り口からキャラクターを読み解こうとするnoteは読んでいてとても楽しい。例えばコミュを網羅的に捉えたこんなnoteもあります。カードの入手はガシャに依存するため、読んだ順番はプレイヤーによって異なりますが、こうしたnoteを読むことで再整理され、今まではピンときていなかったキャラクターの魅力を知るきっかけにもなるかもしれません。

pSR読んでみませんか?というこちらの記事はかなり好きでしたね。SRカードやサポートカードは、pSSRと比べてどうしても語られる機会が少なく、もっともっと話題になって欲しい気持ちがあります。短い分読みやすいですし、入手も容易な物が多いので、こうしたnoteをきっかけに未読カードに手をつけてみませんか?

こちらは、「面白いモブランキング」的な記事を装いながら、その実体は沢山のコミュを読んでそれらのツボを押さえ、それをポップにまとめ上げた良質なnoteでした。
特定のモブの「ダメさ」を読みほぐしているようにみせかけて、そのモブが登場するコミュの本質を端的に説明したようなこの記事、読み返したくなる魅力がありますね。


🏆企画部門🏆


1.「徹底考察! 283プロのアイドルが回転寿司に行った場合の立ち回り」生乾き三十郎

「もし、283プロのアイドルたちが回転寿司に行ったら、彼女たちはどんな食事風景を繰り広げるのだろう?」

タイトルの通り、全くのゼロからアイドルたちの日常風景を妄想で作り上げる徹底考察シリーズは、回転寿司やうどん、ミスタードーナツの他、スポッチャなどアクティビティにまでその射程を広げ、著者の妄想のたくましさには舌を巻くほかありません。
全くそんな描写がゲームに登場したことはないのに、思わず「ありそう」と頷いてしまう描写の数々は、生乾きさんがSSの書き手でもあるからでしょうか。とても面白い記事です。

妄想考察では、サイレントさんのこちらのnoteがとても好きでした。同氏は諸般の事情からシャニマスを引退したそうで(シャニマスの何かしらにうんざりしたというより、スマホゲーム全般をすっぱり辞めることにしたそうです)、少し残念な気持ちはありますけどね……その切り口の面白さ、他のコンテンツでも活きることでしょう。勝手に楽しみにしています。

2.「30歳になった田中摩美々のアコースティック・ソロライブに行きたい」うゴグ(ugogg)/阿部(シャニマス)

「架空ライブレポ」という謎のジャンルがありますが、こちらは不朽の名作に数えられる記事になります。
こういうのが……楽しいよね!!!!と、オタクとしての血が騒ぎますね。実は私も架空ライブレポを書いていたりします。こちらの名作と共に、良ければぜひ。

3.「「ノクチル」メンバー数ランキング」くしえだ

これめっちゃくちゃ好きなんですよね。23イイネ(2024/02/07時点)は絶対に過小評価だと思います。

あまり語っても興がそがれるので、とにかく読んでください。

4.「「アスファルトを鳴らして」を聴いて考えたこと。」リキエライト

ノクチル繋がりで、こちらの記事をご紹介。
このnoteは表題の通り、「アスファルトを鳴らして」を聴いた感想を書き記すものなんですが、こちらのnoteにて展開されている「ノクチル・裏信号機ユニット説」がかなり面白くて、印象に残っています。

この「ノクチル・裏信号機ユニット説」だけでも読んで欲しいですね!

5.「プレゼン・フォー・ユー B面 「そうなの?」」夏目草

これとても良い企画記事ですね~。
イベントシナリオ「きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー」で283のアイドル達が走った道のりを、推定した上実際に走ってみる……というのが企画の立ち上がりなのですが、そこからコミュに対する「ある仮説」が浮かび上がってくる……という展開が、さながら一個のコミュを読んでいるような感動に満ちています。
浅倉透GARDの河川敷コースを実際に走ったオタクがいたりもしますし、そうしたオタクたちの行動力にBig up!

「シャニマス妄想ロケ」という謎企画をしている人たちがいて、その中でも個人的に記憶に残っているものをピックアップ。「シャニマス嘘聖地」とかもそうですけど、わけの分からないことを言っている人たちですが(失礼)、それが爽やか極まりない外出に繋がっているんだから、健全なのか不健全なのか分からなくなってきますね。
妄想ロケシリーズはどの記事も、その場所に行ってみたくなる、自分も街を散策しながらああだこうだと語りたい気持ちにさせてくれる良い企画だと思います。

6.「痛車との10年、シャニマスとの5年」アキ

痛車という文化には触れてこなかったんですが、そうした異文化交流の入り口としてこのnoteはとても楽しかったし、異なる嗜好を持ちながら高潔な魂を持つオタクたちに敬礼したくなるような記事でした。
こういう、異なる界隈の人たちが自分の歩みを振り返ったりするnote本当に好きで、同じ空の下、異なる趣味や能力を持ちながらも、熱い「同志たち」がいることに勇気づけられますね。

7.「Pカップに真剣!になったキミへ」きみかげ

異文化交流で言えば、「Pカップ」素人の自分はこちらの記事をとても興味深く読んでいましたね。実際に自分が走ると走らないとに拘わらず、ちょっとでもPカッパーたちがどんなことをしているか興味がある人は、こうした解説記事に始まり、走ったレポのnoteを読みあさるのをオススメします。自分には理解できないことをしている、格好いいオタクたち。熱いですね。

8.「アンケート企画結果発表!シャニマスのコミュで何が一番人気なのか!?」ベンプ

「シャニマスが好きなやつらに、どのコミュが一番好きなんだ?」と質問したときに、集計結果どのコミュが一番になるんでしょう。そんな素朴な疑問を、企画→集計→noteにまとめるところまで、実際にやってしまったすごいnoteがこちらです。私は座談会メンバーに大抜擢していただき、noteの中に登場していたりします。僭越ながら。

ベンプさんは、網羅的にコミュを読み込んでしっかりとした感想を出力できる能力がありながら、ネタ的な記事を出力する力もあり、ユーティリティプレイヤー的な立ち位置にいるというのが私の認識です。こちらの記事以外にも、年間のベストコミュを決める記事や、セレチケ交換候補の紹介記事など、面白い記事が沢山あるので気になった方はディグってみてください。

ランキングの集計結果を見れば、「このコミュってこんなに人気なんだ!」「持ってないカードだけど評価高いから、読んでみたいな」など、色々な感情が想起されるはずなので、ぜひ。シャニマスのコミュが好きな人はなおのこと、見ているだけで楽しいランキングになっていると思います。

ランキングで言うと、こちらなんかもすごく良い記事。オススメです。


おわりに


えっ、「人の褌」の極みみたいな記事なのに一万字超えてるんですか?

というわけで、まだまだ紹介できる記事は沢山あるんですが、取り急ぎ本稿を締めくくりたいと思います。改めてシャニマスにまつわるnoteには、名作が多いですね。とても恵まれたコンテンツなんじゃないかと、再確認できました。

自分も、名作と呼べるようなnoteを一本くらい書いてみたいですね!

この記事をご覧になった方で、そういう文章を書いたことがないよっていう人は、ぜひ、巧拙に囚われずパトスを解き放つような文章を期待しています。あなたの気持ちを、あなたの言葉で綴るだけで、それはどれだけ下手でもあなたらしい良い文章になると思うので!

それでは~~!


※第二弾※


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