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徹底考察! 283プロのアイドルが回転寿司に行った場合の立ち回り


今日はみんな仕事を頑張ってくれたからな!
ちょっとだけ奮発するぞ……!
遠慮せずに好きなものを頼んでくれ、好きなだけいいぞ!
ははっ、そんなに急がなくたってネタは逃げないぞ
ああ、俺はつぶ貝でも注文しておいてくれ
みんなの注文が落ち着いてから俺は注文するよ
撮影の休憩時間にサンドイッチを摘んだからそこまでお腹も空いてないんだ

どうした、小糸
遠慮することはないんだ、好きなものを食べてくれ

ああ、好きなものだ__________



なんやこれ……

みなさんこんにちは、生乾き三十郎と言います。
ところでみなさんは寿司、好きですか?
”寿”を”司”ると書いて『寿司』。
我が国が誇る美食の至りのそう、それです。

寿司というのは素晴らしいですね。
その味もさることながら見た目も優れている。
純白の米粒が酢の匂いで食欲を掻き立て、艶やかな輝きを放つ魚介のネタがその上に奔放に身を預けている。
江戸時代にはファストフード的な楽しみ方で興され、近代化の中で徐々に高級路線の店も増え、そして今では回転寿司という形で市民にも広くその門戸を広げています。
おそらく、この国に住んでいる人間ならば一度くらいは寿司を食べたことがあるはず!
かくいう私も実は寿司を食べたことがあります。

ところで話は変わるのですが、みなさんはアイドルマスターシャイニーカラーズをご存知でしょうか。
バンダイナムコエンターテイメントからリリースされているソーシャルゲームでサービス開始からすでに四年が経つ一大コンテンツです。
作中には個性豊かな数多くのアイドルたちが登場し、彼女たちが輝かしくも険しい芸能界で困難を経験し、またそれを乗り越えたり別の活路を見つけ出したりする中で成長をしていくシナリオゲームです。
そのシナリオは「解像度が高い」ものとして高く評価をされており、まるで私たちの過ごしている現実世界と地続きであるかのように感じされてくれるものとなっています。キャラクターの心情や信念、ご都合主義では行かない世の中、細かな行動描写、etc……さまざまな手法を使って演出されたシナリオには他にない親しみを抱かせてくれます。シナリオライター、ゲームクリエイターの総力をもって作られたその世界はもはや我々の世界との間に透明な幕一つ感じさせません。彼女たちは私たちと同じ世界線に生きていると言っても過言ではないのです。

そう、つまり___________

シャニマスのアイドルは私たちと同じ回転寿司チェーンに行っているのです。

前置きが長くなりましたがここからが本題です。
私たちと同じにほぼ等しい世界に息づくシャニマスのアイドルたち、彼女たちが回転寿司チェーンに行ったならば何をどう注文するのか?
考察なんてたいそうなことを言いましたが、要はただの妄想です。
この記事では私の解釈でそれを殴りつけていきます。
ヘッドギアのご準備はよろしいですか?

今回は回転寿司チェーン「スシロー」に行った場合で考察します。
2022年上半期で色々あったチェーンであるのは重々承知ですが、私にとって一番身近なチェーンなのでどうかご容赦願いたい。

※考察の対象とするメニューは8月20日時点でのスシローの公式サイトのメニューに記載されていた商品とする。

○イルミネーションスターズ

シャニマスの看板とも言うべきユニットの彼女たち。シャニマスを引っ張ってきたユニットなだけあり、そのコミュの数も多く三人で同じものを食べているような場面もそこそこの頻度で見かけます。だがしかし、回転寿司での立ち回りとなるとまだまだ未知数の分野。四角いテーブルを挟んで三人(とプロデューサー)がどう座るのか、はたまた注文のパネルはどのようにして回していくのか。妄想のし甲斐がありそうです。そして灯織役の声優さん、近藤玲奈さんはリフレクトサインのキメポーズに関して「寿司を撫でる」などの名言も残しており、ユニットとしての寿司戦闘力にも期待が持てそうです。

いくらひと皿約100円とはいえ、学生である彼女たちからすれば少しばかり高級なイメージがついて回ることでしょう。プロデューサーのおごりとなったとしても、他のユニットに比べると少し遠慮がちな立ち回りをしそうです。一皿300円もするような皿にはなかなか手も伸びにくいでしょう。

・イルミネの注文

まず注文コンセプトの大前提として私は『めぐるはとにかく自由に』『灯織はとにかく堅実に』を挙げておきたい。ここでいう『自由』とは思考の在り方であり生きる術。何を喰らうか、そして何を飲み干すかを指す。めぐるはその時々で食べたいものを食べ、そしてその時々で気になるものを注文するのだ。その傾向としては後述の芹沢あさひに近しいところもあるだろう。それとは対照的ともいえるのが風野灯織。彼女は「寿司を一番おいしく食べる方法」を知ってしまっている、それがゆえにしがらみにとらわれているのだ。かつて鳳征五郎も言っていた。「寿司は味のあっさりしたものから順に濃くしていくのが望ましい」イカや貝の触感を楽しむものから光り物、青魚へ。そしてそこから赤身やトロといった味の濃いものに遷移していく。灯織はこのセオリーに則って注文を構築していくはずだ。

≪1巡目≫
めぐる:オニオンサーモン
真乃:茶碗蒸し
灯織:真鯛
めぐる:フライドポテト
真乃:まぐろ・たまご

・パネルを最初に手に取るのはめぐる。一人ずつ注文していくのをめぐるが提案し、すぐに二人も賛同。めぐるは寿司といえばやっぱりこれとばかりにサーモンを注文。
・真乃は体をゆっくりあっためるところから入る(店内は冷房が効いていて少し肌寒い)。したがってお味噌汁も可。灯織は脳内で既に自分の食べるワンセットを構築済み。後は順序に従って注文をしていくだけ。
・めぐるは全員でつまめるフライドポテトを注文。ただし灯織は自分の思惑もあり手を付けることに躊躇を見せるが、最終的に罪悪感に負けるため後半では手を付ける。
・たまごを必ず食べておきたい真乃だが、彼女の胃袋では食べられる貫数にも限界がある。魚も食べられて一挙両得の注文を選定。

≪2巡目≫
灯織:いか
めぐる:鉄火巻き
真乃:アナゴ
灯織:〆真サバ
めぐる:炙りトロサーモン

・灯織は着々と味のグラデーションをその脳内に描いていく。ネタにつける醤油の量、溶かすワサビの割合まで丁寧に計算することで緻密な味のちがいにまで気を配る。
・その一方でめぐるは全員で食べられるからと巻物を注文。灯織的には階段を数段飛ばしでのまぐろの登場となるが、めぐるの行為を裏切るわけにもいかない。それにネタは新鮮なうちに食べる方がいい。一個口に運んだ後に無料のガリをつまんで味にリセットをかける。
・うなぎ注文遠慮でのアナゴ注文。でもアナゴも美味しいよね。回らない寿司だとアナゴの煮汁は何年も継ぎ足し継ぎ足しで作るんだとか。
・灯織はここで味のギアを少しずつ上げていく。灯織からすればセオリー通り、ここで満足そうに鼻から息がふんすと漏れる。それを横目にめぐるは本日二度目のサーモン。

≪3巡目≫
真乃:ホタテ
灯織:玉子
めぐる:〆真サバ
真乃:〆真サバ
灯織:赤貝

・真乃にコリコリの貝を食べてもらうのもいいが、ここはやはり柔らかいホタテを食べながらうっとりとしてほしいところ。その横で灯織は玉子の甘さに酔いしれる。
ここで注文の途中に二巡目の灯織が注文した〆真サバが到着。真乃とめぐるがあまり注文することがない(であろう)青魚の登場に思わず灯織に「美味しいの!?」と問いかける。質問をされれば得意げに返すのが灯織。先述の美味しいお寿司の食べ方を講釈垂れるが、二人はもう結構お寿司を食べている。結論、灯織と同じものを食べてみようということで二人も〆真サバを試すことに。(絶対イルミネは他の人と同じものを食べてみようのくだりがある)

≪4巡目≫
めぐる:白とり貝バジルレモン
真乃:生ハムアリオリソースがけ
灯織:天然本鮪ねぎとろにぎり
めぐる:はまち(一貫は灯織と食べる)
真乃:とろサーモン(一貫は灯織と食べる)

・灯織に教わったことは教わったこと。それはそれとしてめぐるはここで期間限定メニューに走る。彼女は自由に空を駆ける一羽の鳥。その翼に枷は似合わないのだ。下記の期間限定メニューの中ではサッパリテイストなものを注文。
・それに真乃も乗じる形。「ほわっ……こ、これどんな味がするのかな……っ!」と案外果敢な注文をする。
・そうなってくると灯織もいよいよ乗らないわけにはいかない。灯織からすればここまでで味のグラデーションを丁寧に作ってきたのだが、それに拘り過ぎるのも彼女の望むところではない。期間限定メニューではありながら、彼女の元々のコンセプトからそう外れないところの注文をする。
・真乃とめぐるはさきの〆真サバのくだりで灯織の注文の仕方を知っている。自分たちに合わせてくれた、無理をさせてしまったのではないかと思い、灯織が食べたかったネタを聞き出しそれを二人で分け合う選択を取る。皿の上に乗るのは二貫、それを分け合ってはならないなんて道理はないのだ。

≪5巡目≫
灯織:はちみつレモンパフェ(3人で食べる)

・注文順序的には灯織の番。だがもう寿司を食べるにはお腹も空いていないし、二人を待たせるのも良くない。それに自分のコンセプトは既に成立もしていない。それなら、全員で楽しめる選択をするべき。
・灯織は暫く逡巡したかと思うと、すくりと立ち上がりパネルの向こうのプラスチックの円筒から銀色の匙を二人に向かって差し出した。
「せっかくだから、三人で食べようか」

~FINISH!!!!!~


○ アンティーカ

案外アンティーカもユニットで食事をするサポートカードは多く、その雰囲気は何となく伺い知れる。実家が小料理屋の月岡恋鐘が在籍していることもあって、食に関しての親しさもあるのだろうか。田中摩美々に関しては白瀬咲耶の誕生日ちらしずしを要求したり(これに関しては咲耶の誕生日がちらし寿司の日と一致しているという背景もあるが)、FANCY 24g】というカードで知育菓子の寿司で遊ぶ場面もあったり、寿司に対する言及もある。幽谷霧子は言わずと知れた『えびさん』発言もあることから、彼女たちの寿司戦闘力にも高い期待を寄せることができるだろう。

・アンティーカの注文

料理に関して右に出る者は無しの月岡恋鐘、会話の潤滑油の役割を存分に果たす仲介役の三峰結華。彼女らが寿司の場においても核になるのは間違いないだろう。一方でそれをかき乱す存在が田中摩美々。プロデューサーと同席ならばまずワサビ寿司の用意はするだろうし、注文においても自由な発想を持ってきそうである。幽谷霧子や白瀬咲耶といった控えめなメンバーにたいしてどんなアプローチがかかるのかも含め考察していきたい。

≪1巡目≫
恋鐘:まぐろ×5

・店内に響き渡る朗らかな呼びかけ。「マグロ食べる人~~~~~!?」
・恋鐘が最初に注文パネルを手に取るが、おかんなので自分が注文しようとしたものは基本的に一度全員に呼びかけてから注文となる。定番どころから入ることもあり、一発目の呼びかけには全員が応じる。
・これは余談だが霧子の挙手は肘先だけのためその指先は頭頂部とほぼ高さが変わらない。

≪2巡目≫
(恋鐘から摩美々がパネルを没収、霧子に渡す)
霧子:いかオクラめかぶ
霧子:〆真さば
摩美々:炙りサーモンバジルチーズ
摩美々:いか塩レモン

・「恋鐘に握らせてたら一生回ってこないので一旦スキップでー」
でも自分が真っ先に注文するのではなく、最初は霧子に譲る。
・霧子の注文はめっちゃゆっくり。常に汗が飛んでる。
霧子が注文するのを横で眺めながら摩美々が「これいいじゃんー」をちょくちょく入れるのでさらにゆっくりになる。
霧子は色素の薄い物を食べてくれ、そしてねっとりしたものを食べてくれ
・一方の摩美々の注文はアーバンテイスト。慣れた手つきでさっさと注文。

≪3巡目≫
咲耶:とろかつお
咲耶:はまち
恋鐘:えび天にぎり
恋鐘:サーモン
結華:たこの唐揚げ

・咲耶本人は注文は全員の中で最後でいいと言うが、結華に促されて注文パネルを握る。咲耶の注文においてカツオは外せない。これまではあくまで出身地だからの漠然とした理由づけだったが、つい先日の夏休みの思い出Twitter企画内でそのカツオ愛が惜しげもなく披露された。もはや咲耶のカツオ注文に異論はないだろう。

・恋鐘は他のメンバーに比べるとガッツリめによった印象。食べ応えのある注文をしっかりと抑えていく。サーモンは玉ねぎを乗せない派。
・結華はこれまでにサイドメニューが注文されてないことに触れたうえでたこのから揚げを注文。押しつけがましいのも違うし、場に共有物が無いのも違和感がある。この卓で食事の場を一番回しているのは、寿司を運ぶベルトコンベアではなく彼女なのかもしれない。

≪4巡目≫
結華:真鯛×3
結華:つぶ貝

・ほかのメンバーが一通り注文をし終え、ようやく結華の手番。結華の注文は堅実で少々渋め。
・注文の途中で摩美々から茶々が入り、注文数をそこで増やすことになる。(真鯛の枚数をひと皿で指定した直後。真鯛を選んだ直後ではないのがミソ)
・「霧子はー? 真鯛だってー」「えっと……そ、それじゃあ結華ちゃん……もらっても、いいですか……」
摩美々の分を増やしたうえでさらに霧子で増やしてくる。

≪5巡目≫
恋鐘:うなぎ×5

・注文パネルを再び握っておかん再臨。
「うなぎ食べたい人~~~~!?」

≪6巡目≫
摩美々:軍艦甘えび
摩美々:生ハム
摩美々:はまち
霧子:サーモン
霧子:えび

・摩美々、再びの注文パネル没収。摩美々の注文には偏りはあまりなく満遍なく食べる印象。触感はやわめか?
やっぱり霧子にはえびを食べてもらわなくてはならない。これはシャニマスPとしての総意であり、人類としての悲願でもある。

≪7巡目≫
恋鐘:はまち
恋鐘:たこ
咲耶:コハダ
咲耶:焼きとろサーモン×2(結華)

・お姉さんがたも終わりを見据えた注文、食べたいものを食べて締めにかかる。
・咲耶は青魚が似合うと思う、というか魚介類の中でも魚が似合う。
・他のメンバーに比べると枚数の少ない結華を気にかけて咲耶は自分と同じ焼きトロサーモンを食べないかと誘う。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
『まもなくご注文いただきました商品が到着いたします!』
「ふぇ、もううちが注文したはまちが届いたと? 職人さんも手際がよかね~」
「え、ちょ、ちょっと恋鐘……それ多分摩美々のやつなんですケド……」
「なんね摩美々、そげん物欲しか顔ばして」
「えぇー……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

≪8巡目≫
摩美々:はまち(恋鐘に取られたから)
結華:〆いわし
霧子:わらびもち
恋鐘:わらびもちと大学芋
咲耶:アイスカフェラテ

・摩美々は恋鐘に注文した品を無自覚にとられるのでリカバリーが必要。デザートを注文する流れにそのせいで一人遅れる。とはいえ恋鐘を咎めるようなことはせず、唇を尖らせてパネルを叩くに収める。
・「摩美々は案外よう食べるね!」「……」
・結華はデザートは食べない? 締めはしょうがをのせたイワシでさっぱりと締めるか。
・咲耶もスイーツではなくカフェラテを呷る。私にはみんなが蕩けている様子を特等席で見せてもらえることこそが最高のデザートなんだ。

≪9巡目≫
摩美々:カタラーナアイスブリュレ

・自分だけデザートにありつけないのは癪なので平然と注文。
・最後アンティーカの四人で摩美々がデザートをつつくのを眺めながらHAPPY END

~FINISH!!!!!~


○ アルストロメリア

決して食事描写は少なくないアルストロメリア。あくまで個人的な主観だが、彼女たちの食はスイーツに寄っているようなイメージを受ける。ユニットとしての印象にも重なるものがあるだろう。そんな彼女たちがユニットで食事会をした時となると、どんな展開が予想されるのだろうか。彼女たちの秘められし寿司戦闘力が今、爆発する_________

・アルストの注文

やはり注目すべきは大崎甜花か。我欲を通す時はしっかりとした自己主張をする彼女、プロデューサーの奢りでの回転寿司となると枷も外れて自由な注文を繰り広げてくれることだろう。そしてそんな姉を溺愛してならない妹の大崎甘奈。彼女らは成長を共に遂げてきたこともあり、人生経験の上では何度も同じ卓を囲んできた経験があるはずだ。ユニットで積み重ねた時間よりも長い、その時間の蓄積から生まれる寿司の注文とは。
忘れてはならない桑山千雪。ユニットの年長者たる彼女だが、時折彼女は末っ子のような顔を覗かせる場面がある。お姉さんでありながら、まだまだ幼い彼女。その魅力的な性格はどう発揮されるのだろうか。

≪1巡目≫
甜花:茶碗蒸し×2
甜花:フライドポテト
甜花:サーモン
甜花:えび

・1ターン目は甜花ちゃんのもの。二人はニコニコでその様子を見守る。
・味覚は割と幼めなので、甘めのものを注文しがち。青魚などは苦手か?
・茶碗蒸しは甘奈の分も合わせて。小さい頃からのルーティンであれ。

≪2巡目≫
甘奈:オニオンサーモン
甘奈:えびアボカド
甘奈:ほたて貝柱×2
千雪:はまち
千雪:玉子

・双子なので味覚は似ている。甜花の注文と自然に似た形の注文となるが、少しだけ捻りが加わっているのが甘奈的。サーモンにはオニオンを乗せ、エビにはアボカドを足す。
・ほたて貝柱は甘奈と千雪で食べる(なにかと甘奈と千雪で注文は合いやすい)。
・結局スタートで一番かわいい注文をするのは千雪。最初に卵を食べちゃうの。やめられないのよね、だって好きなんだもん。好きに忠実であれ、桑山千雪。

≪3巡目≫
甜花:えび天にぎり×3
甜花:たまご
甜花:ツナサラダ

・甜花に再度パネルが渡る。たまごとツナサラダ、子供に人気なメニューを選んだ上でスシローの定番中の定番、えび天にぎりも外せない。甘奈と千雪の分もしっかりと注文。

≪4巡目≫
甘奈:いくら×2
甘奈:コーン・ツナ
甘奈:はまち
千雪:〆真さば(ごまねぎ)

・キラキラとかわいらしいイクラを千雪と一緒に注文。千雪は食べるのが下手なので醤油皿の上には醤油でひたひたになったいくらの粒が転がる。
千雪は任意のタイミングで子供と大人を行き来する。〆真サバ(ごまねぎ)はその中間とも言える。青魚の風味を感じさせつつも、薬味で調和を取っているため、幼さに少し背伸びをしたぐらいの感覚。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「えっと……甜花、マグロが食べたい……んだけど、ぷ、プロデューサーさん……いい……?」
「ん? 遠慮することはないんだぞ、好きなものを注文してくれ」
「や、やった……そ、それじゃあ________」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

≪5巡目≫
甜花:天然本鮪6貫盛り

・世界よ、この図々しさが大崎甜花だ。
……とはいえ、彼女は別に悪い子ではないのだ。
ちゃんとこの6貫盛りも独占することなく、アルストロメリアの3人で等分する。なんならプロデューサーにも回してくれるだろう。

≪6巡目≫
甜花:北海道ミルクレープ
甘奈:北海道ミルクレープメルパ
千雪:カタラーナアイスブリュレ

・最後はデザート。甜花と甘奈はここでも似通ったデザートを注文する。千雪は醤油に慣れきった舌を癒す、プリンに近しい味わいのカタラーナ。3人でそれぞれのデザートを突っつきながら、和気藹々と話しながら。アルストロメリアのお食事会は緩やかに終わりへと向かっていく。

~Finish!!!!!~


○ 放課後クライマックスガールズ

回転寿司が1番似合うユニットはどれかと言われれば、おそらく一位は放クラだろう。魚介にとどまらず肉や玉子、うどんやラーメンまで取り揃えるバリエーションの豊かさは放クラのバラエティ性とぴたりと符合する。その寿司戦闘力の水準の高さは素人目にも明らか。なんなら公式でもう回転寿司に行くコミュはあっただろ。え、無い? そう……

・放クラの注文

凛世と夏葉。この2人が要注目。どちらも寿司は知っていながらも、回転寿司という空間にはおそらく不慣れ。さらにそれを先導する他ユニットメンバーたちの存在。おおよそお行儀のよい寿司では終わらないはずだ。彼女たち持ち前のノリの良さ、そしてバイタリティが柔軟な注文を可能にする。
そして小宮果穂は小学6年生というお年頃。この記事を書いている私も小学生の時は寿司屋でウィンナーと玉子とトンカツしか食べていなかった。果穂がそこまで偏食なことはないだろうが、鮮魚をガッツリ食べられるかと言われると少し疑問の残るところ。
年齢や出自のバラバラな彼女たちが寿司屋というキャンバスに描き出すものとは……?!

≪1巡目≫
果穂:玉子×5

・放クラの『回転寿司ならでは』のノリは、“在る”。
放クラがはじめに寿司を食べに行った時、果穂が意気揚々とパネルを握り「みなさんは何が食べたいですかー?!」と呼びかけた。夏葉や樹里、凛世が魚介を答える中で智代子だけが『玉子』を答えたのである。

「おいおい、一発目から玉子かよ?!」
「ふっふっふっ、樹里ちゃんご存知ありませんか? 寿司通の方は玉子の味でその職人の腕の良し悪しが分かると……これは私からスシローへの挑戦だよ!」
「いやいや! それって回らない寿司屋での話だろ?! 大体チェーン店で寿司握ってるのってアルバイトの人とか……」
「ちょこ先輩、カッコいいですーーーー!! あたしも玉子を注文してください!」
「か、果穂?!」
「大将、私にも玉子をお願いするわ!」
「大将さま、凛世にも同じ物を……」
「……あ〜、もう! アタシにも玉子! 玉子をくれ!」

初手玉子を注文する智代子が発端となったノリが毎回の恒例に。どんな時も最初の一貫は同じ物を食べるところから始めるのが放クラ流。スタートラインを同じ一歩で切って、あとは全力疾走。

≪2巡目≫
果穂:えび
果穂:ビーフ100%ハンバーグ
果穂:コーン
果穂:フライドポテト

・一皿が全員に渡ったこともあり、心置きなく果穂にパネルを渡して待機できる。何にしようかな、何食べようかなと呟きながらパネルを叩く果穂をみんなで見守る。
大人びて見える彼女もまだ小学6年生。魚介のど真ん中はまだ少しだけハードルが高い。子供と魚介の橋渡しをしているえびに手始めに手をつける。
・ハンバーグやコーンといった小学生の人気メニュー。はじめの頃は注文するたびに夏葉が「こんなネタがあるの?!」と驚愕の声をあげていた。回転寿司はエンターテインメント、自由な発想で生み出されるネタの数々に夏葉は高い評価を下した。

≪3巡目≫
智代子:サーモン
智代子:まぐろ
智代子:たい
樹里:炙りトロサーモン
樹里:えび

・じゅりちょこの注文にはそこまで強いクセはない。食べたいものを食べると、自然と似通ってしまうのがグー。樹里には本当はシャコを食べてもらいたい、ハードパンチャーだから。

≪4巡目≫
凛世:いか
凛世:〆真さば
凛世:あさりの赤だし
夏葉:オニオンサーモン
夏葉:いくら

・凛世と夏葉には彼女たちの色が出る。ベルトコンベアの下手側(ロー・ポジション)に座る凛世は体を冷やさぬように赤だしをゆっくりと啜りながら品定め。
一方の夏葉は大人の品格を感じさせる注文。サーモンには必ずオニオンを乗せ、舌先で味の調和を楽しむ。
回転寿司のいくらも心から楽しめるのが有栖川夏葉。赤い粒々を不思議そうに見つめ、「この価格でいくらが提供できるのね……」と呟く。

≪5巡目≫
樹里:穴子
樹里:まぐろ
智代子:魚のアラの赤だし
智代子:はまち
智代子:たこ

・樹里は煮穴子が好きそう(私解釈)
・智代子も凛世同様に赤だしは注文するがこちらは魚のアラ。少しばかり凛世の方が食が細い。

≪6巡目≫
夏葉:焼き鯖
夏葉:たい
夏葉:シーサラダ
夏葉:なつかしのラムネ

・夏葉の注文には大人と子供が入り混じる。脂身でこってりというよりはあっさり目に仕上げてくる……かと思えばマヨで和えたシーサラダに興味津々。『これが食べたい』というよりはどちらかというと『これはどんなものなのかしら』での注文か。
・ラムネがお寿司屋さんで食べられるなんて思いもしなかったわ。ぜひ頼んでちょうだい! ふふっ、瓶のラムネだってちゃんと開けられるんだから!

≪7巡目≫
凛世:えび天にぎり×5

・凛世にしては少々意外なチョイスか。あっさり系統でまとめていたところにアクセント。これも以前に寿司を食べに行ったときに智代子に勧められたもの。いつの間にか全員で食べるのが恒例となった。

≪8巡目≫
凛世:鉄火巻(半分は果穂が食べる)
智代子:赤貝
智代子:特ネタ中トロ
樹里:はまち
夏葉:はまち

・終わるには少し物足りない8巡目。凛世ももう少しだけつまみたいが、二貫フルでは食べられない。ふと横を見ると魚を少し食べてみたいがダメだった時の申し訳なさを計算して気兼ねしている果穂の姿。「果穂さん、凛世と一緒にこちらをいただきましょう……」海苔の風味で魚の生臭さを調和させた、果穂でも比較的食べやすい鉄火巻でフィニッシュ。
・それはそれとして智代子はしっかりと食べて〆。最後の最後に一貫握りを頼んで回転寿司を満喫。
・樹里と夏葉の〆が偶然にも一致。寿司屋に来たのだから最後に食べる寿司は魚でありたいと思うのは、浅い考えだろうか? いいえ、誰でも。

≪9巡目≫
果穂:はちみつレモンパフェ
智代子:練乳いちごパフェ
夏葉:わらび餅と大学芋

・放クラでデザートにまで食指が伸びるのは果穂と智代子と夏葉の三人。お寿司屋さんはある種のテーマパークみたいなものなんだよ!(智代子談)
とはいえ流石に食後に食うには少々重たいので、凛世と樹里がスプーン片手に助っ人に回るのが常。
・夏葉のデザートは普段あまり食べることのない和風スイーツで固める。パフェよりは気持ちカロリーも抑えめ。そしてわらび餅も大学芋もどちらも分け合えるだけの”個数”がある。果穂のパフェにわらび餅をトッピングして、放クラだけの即興パフェの完成だ。

~FINISH!!!!~


○ ストレイライト

283プロたっての食いしん坊の芹沢あさひを有するストレイライト、その寿司戦闘力は言わずもがな高い。

・ストレイの注文

芹沢あさひが水を得た魚のように大立ち回りをすることは言及せずともわかること。フェアのチラシを見れば食べてみたいといい、自分の腹具合も他所にラーメンやうどんを注文することすらあるだろう。冬優子と愛依はその尻拭いのために常にお腹にある程度の余地は残していそうな物である。
冬優子は一緒に行く人間で注文の傾向も変わるだろう。ユニットのメンバー内ならその味の好みを惜しげもなく披露するだろうが、櫻木真乃や幽谷霧子と行こう物なら一気に口にするネタからは歯応えが失われてしまうことだろう。
愛依は無難よりの注文傾向、むしろ味の好みは渋さすらあるか。個人的には干瓢巻きを食べていてもいいくらい。昔ながらの平屋住宅に住む三世帯、おばあちゃんの影響は多分に受けているだろう。

≪1巡目≫
あさひ:うなきゅう巻き
あさひ:生ハムアリオリソースがけ
あさひ:本ずわい蟹食べ比べ
あさひ:白とり貝バジルレモン
あさひ:ビーフ100%ハンバーグ

・おい誰かこいつ止めろ

≪2巡目≫
あさひ:フライドポテト
あさひ:たこの唐揚げ
(強制執行)
冬優子:つぶ貝
冬優子:ねぎまぐろ×2(愛依)

・1巡目は半ば諦め。期間限定に飛びついてパネルにかじりつくのが分かり切っているので冬優子と愛依は最初はいつもあさひに譲っている。とにかく目新しいものがあればとりあえず注文して試すので(味が合わなかったネタは基本プロデューサーが食べる)、その間に冬優子と愛依でお茶や醤油皿を配膳する。
「一回の注文に5皿までの制限がついていてよかったわ……」と毎回こぼすのもお決まり。
・冬優子の注文で外せないのが貝! 鮭とばを好む当たり、酒のあてになりそうなネタが好きなはず!
・愛依も遠慮しがちであるので、冬優子はネタを選ぶために「あんたはいる?」と尋ねてから注文する。人を選ばず好まれるネギまぐろは愛依も欲しがるので併せて注文。

≪3巡目≫
愛依:とろかつお
愛依:まぐろ・たまご
愛依:サーモン・えび
あさひ:海老フライアボカドロール
あさひ:サーモン

・先述の真乃も注文したが、スシローには一貫ずつ別のネタが乗った皿がある。愛依がこれを注文する傾向にあるのは、弟や妹たちと寿司に行った時の名残。たまごを一貫だけ食べたい、えびを一貫だけ食べたい。そういう要望に応えるために愛依が譲歩で注文していた皿なのである。
・わたし、サーモン好きなんっすよ。一個注文するっす!
・このお寿司、海苔で巻いてないんっすね。でもおにぎりじゃ、ないんっすよね。注文してみてもいいっすか?

≪4巡目≫
冬優子:赤貝
冬優子:焼き鯖
あさひ:サーモン
冬優子:おろし焼きとろサーモン

・冬優子は相変わらず渋めの注文。触感を楽しむ赤貝に(時期によってはアワビもあり)、風味を楽しむ焼き鯖。炙り系は結構好きそう。
・「あ、冬優子ちゃんサーモンもう一皿お願いっす」「……あんた、今さっき食べてなかった?」

≪5巡目≫
愛依:はまち
愛依:うなぎの蒲焼き(冬優子と一貫ずつ分け合う)
愛依:たこ
あさひ:サーモン

・愛依も食べたいものを入れ尽くすタイプ。王道一直線のはまち、甘ダレで満足感のあるうなぎ、噛み応えの楽しいたこ。冬優子もうなぎには興味を示すが、他のネタよりは少し割高。遠慮して自分の分の注文はしなかったので愛依が一貫を分けてあげる。
・「あっ、愛依ちゃん! サーモン注文お願いっす!」「あんたどんだけ食うのよ……」
芹沢あさひに我々の常識は通用しない。美味しいものはいくら食べても美味しい。そう胸を張って言える彼女は堂々とセオリーというものを飛び越える。

≪6巡目≫
あさひ:練乳いちごパフェ

・まだ食うのかよ

~Finish!!!!~


○ ノクチル

秩序なんて本当はそこにない
覆せ、塗り替えて

違法無秩序集団、回転寿司に殴り込む。
正直予測するだけ無駄な感じもある連中だが、自分の持てるだけの妄想力を発揮してなんとか対抗していこう。
ノクチルは幼馴染集団ということもあり、その仲間内だけのノリやお互いの好みを理解したうえでの行動なども多い。そのためいわゆるセオリー通りにはいかないであろうことは容易に想像がつく。
他のユニットにはない寿司ドラマを卓上で繰り広げ、文字通り283プロダクションにとっての潮目になれるのか______

・ノクチルの注文

ノクチルの注文を考察するうえで、浅倉透の存在は大きい。
本人の深い考えなしにとった行動は無自覚に周囲の人間に影響を与えて、注文の内容までも左右してしまうことになるだろう。寿司予想を立てることは、ノクチルに関しては浅倉透の手綱を握るにも等しい行動なのである。
市川雛菜も負けず劣らずのマイペースであるが、浅倉透に比べるとまだ中に通っている芯の存在が見え隠れしている方。彼女の普段の行動の傾向からして、好むメニューなんかもおぼろげだが見えてくる気はする。
樋口円香という女がダークホース。283の中では珍しく魚介の中ではエビが好物だと判明しているアイドルだが、彼女はこう見えてかなりチョケるタチの女。その場のノリに左右されやすいという意味では、彼女の注文は
読みにくいだろう。
福丸小糸はちいさい。かわいい。

≪1巡目≫
透:ピリ辛イカキムチ軍艦
円香:えび
雛菜:軍艦甘えび
小糸:玉子
小糸:たこの唐揚げ

・まずは全員一品ずつ選んでから。
透はおおよそ一皿目じゃないだろというものからのスタート。
円香はなんだかんだ好物の海老を注文。
雛菜はとにかく甘くて美味しいの。
小糸も甘くて食べやすい玉子から。合わせて全員で摘めるサイドメニューも注文するのが優等生。

≪2巡目≫
雛菜:ジャンボトロサーモン
雛菜:玉子
雛菜:ほたて貝柱
雛菜:生ハム

・次にパネルを握るのは雛菜。魚に貝、果ては肉寿司まで。とにかく拘りなく食べたい物を選んでいく。

≪3巡目≫
透:炙り焼き豚ネギまみれ
透:〆真さば
透:たこせん
透:ハリケーーンポテト

・自由で言えばこいつもそう。寿司屋でこんなの注文できるんだの精神で注文していく。芹沢あさひにその直感性は近しいところがある。ただこいつはちょくちょく他の人のネタを摘んでいる犯罪者でもある。

≪4巡目≫
円香:いか
円香:たい
円香:つぶ貝
小糸:サーモン
小糸:いくら

・一方で向かいの席とは違って平和的な光景が並ぶ円香と小糸。言い換えれば透に寿司ネタを摘まれる被害者の集まりでもある。
・円香の注文は割とあっさりめ。一番好きなイカは甲イカ。
・小糸の注文でいくらは外せなかった。飴玉のような粒々が口の中で弾けるのがきっと彼女は大好きなはず!

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「あー、魚食べたいかも。寿司屋だしさ」
「……浅倉が注文しないのが悪いんでしょ」
「しゃー、食べますか。魚」
「さかな〜」
「と、透ちゃん……!?」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

≪5巡目≫
透:天然本鮪6貫盛り
円香:天然本鮪6貫盛り

・浅倉透はアクセルをベタ踏みをする。魚を食べると決めたからには、慣らしなどもなく、直で王道ど真ん中ストレート。
・透にできて私にできないことなんてない。樋口円香もそれに続く。

≪6巡目≫
雛菜:天然本鮪6貫盛り
小糸:天然本鮪6貫盛り

・いいな〜、雛菜もマグロ食べたい〜!
・おー、行こ行こ。マグパマグパ
・マグロパーティ、略すとそんな気持ち悪いんだ
・……ぴぇ
・……雛菜、6貫握り一個追加で
・ま、円香ちゃん?!

≪7巡目≫
透:懐かしのメロンシャーベット
円香:えび
雛菜:えび天握り
小糸:えび天握り

・余計なサイドメニューを注文していたせいで透は他の3人よりも早くに終わるがくる。1人デザートを食べながら、えび寿司食べ食べ委員会を見守ることに。
・えび天ではなくそのままのえびなのがネック。多分透がえび天だったら円香のえびも揚がっていた。

≪8巡目≫
円香:わらび餅
雛菜:はちみつレモンパフェ
小糸:北海道ミルクレープ

・デザートには各人の色が出る。甘い物をどこまでも追求する雛菜、その横でそんなに大食いじゃないとばかりにゲンナリしながらわらび餅をつつく円香。本当はパフェが食べたいが少しお値段が張るので妥協のミルクレープ小糸。とくにねだるとかの段階も踏まずにスプーン片手に狙い澄ます透。結局1番得をする顔がいい女。

〜Finish!!!!〜


○ シーズ

シャニマスの中では最も新しいユニット。2人の間の結束は未だ明確な形を持ってはいないものの、ゆっくりとだがその距離は近づきつつある……はず。
2人のその歪かつ繊細な関係性で何度か食に関する話も登場してはきた。ただ、その場において多くの場合取り上げられるのは美琴が少食かつ食事に無頓着であるということ。アイドルとしてのスキルを磨き上げるために多くのものを切り捨ててきた、お世辞にも生活力が高いとは言えない彼女。回転寿司も自ら進んで足を運んでいたとは思い難い。
彼女たちの寿司戦闘力は他のユニットに迫ることはできるのか……?


・シーズの注文

二人ユニットということで注文の順番が自分に回ってくるまでのペースはかなり早くなる。話に花が咲いてついつい長くなるということもなければ、他のユニットに比べると店の滞在時間も短めなはずだ。この限られた時間と皿数の中で、彼女たちはどんな食べ方をするのだろうか。

≪1巡目≫
美琴:いか
にちか:玉子
美琴:あさりの味噌汁
にちか:あさりの味噌汁

・「そ、そんな……美琴さんを待たせて私が注文するなんて恐れ多いですよ……!」
注文の一発目はにちかが美琴に譲る。ただし美琴は回転寿司に慣れていない&注文する品が限られているのでやたら時間がかかる。

(お腹すいたなぁ……)
(美琴さん、注文随分とじっくりだなぁ……)
(……は?)
(何失礼なこと考えてるの、私……大人しく待っとけばいいでしょ……!?)

・液体状の経口食品が基本的に美琴は好きなので、お味噌汁なんかもきっと好きなはず。体が冷えやすい店内ということもあるので最初の注文には味噌汁が入るだろう。茶碗蒸しなんかもありかもしれない。
・にちかはそれをしれっと真似する。真似たところで、横に立てるとは限らないのに。憧れは理解から最も遠い感情だよ

≪2巡目≫
にちか:こはだ
にちか:いくら
にちか:はまち
美琴:はまち

・ちまちま食べる美琴を横ににちかはすぐに最初の注文を平らげる。美琴が次の皿に移るのを待って何も手につけずにいると、プロデューサーが「にちか、もう要らないのか」と余計な茶々を入れてしまう。
不機嫌になりながらにちかの注文。あんまり幼少期にお寿司を食べてこなかっただろうにちか、その注文は王道に寄る。まるで得られなかった経験を補うかのように。
・私もお魚食べようかな。にちかちゃんの食べようとしてるそれ、美味しい?
・は、はい……それはもう……!
・じゃあ、それで
・は、はい喜んでーーーーー!!!!

≪3巡目≫
にちか:焼きとろサーモン
にちか:えび天握り
美琴:えび天握り

・相変わらず美琴の注文ペースは遅い、というか元からあまり食べないので致し方ない部分もある。自然とにちかがそのままパネルを握る形に。
・美琴は相変わらず何が食べたいなどの希望は特になし。にちかの食べている物をせっかくだからで食べる。

≪4巡目≫
美琴:たこ
美琴:きゅうり巻き
にちか:はまち

・味がするのかしないのかもよくわからん物を食べて美琴の寿司は終了。これ以上食べちゃうと、もうお腹いっぱいだから。
・醤油、あんまりつけないんですね
・うん、あまり体には良くないでしょ?
・へ、へぇ……
・ごちそうさま、美味しかったね
・は、はい……

〜Finish!!!!〜


いかがでしたか?

シャニマスに登場する7ユニットのすべてにおいて、その回転寿司での立ち周りを妄想してきましたが読者の皆様のお眼鏡には適ったでしょうか。回転寿司での立ち回りは未だシナリオで明かされていない部分、言うなればもう一つのSTEPなのです。食とは生物の根源的な営み、パーソナリティにそのまま直結していると言っても過言ではありません。どんなものを好むのか、どんな順序で口にするのかを考えるというのはそれだけ重要な意味を持つ行為なのです。
私の妄想の中で、「なるほどこいつはこのネタが好きだろうな」と納得いただける部分もあれば、「そんな注文の仕方はしないだろう」とお愛想をつかされた部分もあるかと思います。
それなら、今度はあなたの番です。

キャラクターの解釈のシャリに、シナリオの解釈というネタを握り込んで、あなただけの伝説の一貫を作り出してください。

寿司はドラマなのです。
そこに何を握り込むのかどうかは職人次第!

日本人よ、今こそ武器をとれ!
今こそ手に食酢を付けよ!
和の心をこの世界に刻み付けてやれ!!!!!!!!!!

職人(プロデューサー)さん、これからもアイマスですよ~~~~~~~??????

アイマ酢~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


私はそろそろワサビが効いてきたのでお茶を一杯飲んでから退店しようと思います。次回は『徹底考察!シャニマスのアイドルはサイゼリアで何を注文するのか!?』でお会いしましょう。

それではごちそうさまでした。

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