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これからシャニマスに触れる人がコミュを読むにあたって

 2021年、運営から「ゲーム実況ポリシー」なるものが公開された。
 また、2023年は合同ライブも豊富であった。

 これらを機に、シャニマスに触れる人が増えると嬉しい。そういった未来のシャニマスファンに向けて、コミュの読み方に対するヒントを記したい。(コミュ=シナリオのこと
 というのも、シャニマスは様々なアプローチから多角的にアイドルを描こうとしているのだが、それが原因でコミュの順序が入り乱れて理解が追いつき辛い構造になっている部分がある。その読解に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いである。

※2023/12/13 最新の状況に即した形に更新

当記事では物語のネタバレを極力避けていますが、舞台設定についてはネタバレを含みます。ちょっとだけシャニマスに触れた、あるいは実況動画で齧った程度の方へ向けての内容となります。また、当記事はコミュ読解について初期に躓きやすい部分の言及に限っており、ゲーム攻略部分には触れないのでご了承ください。



プロデュースで挟み込まれるコミュ

 これは本来のゲームプレイ手順を踏もうとすると、コミュを読む上で最初に躓くポイントになります。テクニカルなゲーム攻略も関わってくるので「まだシャニマスにハマれるかわからない、ゲームで頭を使いたくないけど評判の良いシナリオにだけ先ずは触れたい」という方はここを飛ばしてイベントコミュについて以降を読んで下さい。

 プロデュースシナリオをプレイするにあたり様々なコミュが入り混じる仕組みになっているのだが、これがゲームを遊びながら物語を追う上での最大の躓き要因である。(プロデュースシナリオの攻略については当記事の主眼ではないため他の方の文献を参照してください)

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 この図はW.I.N.G.で発生するコミュパターンの一例となっている。プロデュースイベントとアイドルイベント、そして編成した5枚のサポートイベントという7つの軸の物語が平行して走ることになる。
(W.I.N.G.編以外をプレイする場合は、一番左の列のコミュが変化する。S.T.W.P.編以外のプロデュースシナリオにおいて4シーズン×8週間の構成は変わらない)

 特に厄介なのが左の2列、選択アイドルのプロデュースイベントとアイドルイベントの読み分けであり、カードによっては混乱を招く。
 実装一周目のSSRプロデュースカードはW.I.N.G.に即した物語であるため混同しても違和感が少ない。しかし最新のカードをプロデュースすると、プロデュースイベントでは新米アイドルとして苦戦しているのに、アイドルイベントでは売れっ子アイドルとして大きな仕事をこなす、といった混線が起こり得る。

 これらのイベントの読み分けは、コミュが始まって最初の3秒程度表示される左上のカットインを見れば良いのであるが、如何せん見落としやすい。特にプロデュースイベントとアイドルイベントはアイコンが同じなので注意が必要である。(メッセージログでイベント分類とコミュタイトル確認できるようにして下さい運営様)

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(ちなみに各シナリオが発生してステータス上昇することをイベントと呼んでいるようなので、この項においてはイベント=シナリオと考えて良い)

 そして輪をかけて厄介なのがアイドルイベントとサポートイベントは発生がランダムということだ。カード内でのイベント発生順は不動なのだが、発生確率が設定されていることによりランダム性が生まれている。これにより最後まで発生しないイベントコミュがあるのだ。
 特に問題なのが発生し損ねたアイドルイベントであり、最初の図を例にすると4つ目のコミュが読めない状態でのW.I.N.G.優勝。条件を満たしていると最後にTrue Endというコミュが発生するが、そこまでの過程の一部が欠落した状態で読む羽目になる。

 この状態を解決するには一度ホームに戻り、Pデスク(後述)あるいはアルバムから該当カードの未開放コミュを『アイドルコミュの鍵』といアイテムを消費することで読むことができる。ただしTrue Endは解放不可。(せめてアイドルイベントはプロデュースイベント同様に確定発生にして下さい運営様)

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 これらの複雑な仕様を脳内で交通整理しながらコミュを読み進めるのは中々骨が折れる。プレイ慣れしている人の中には、プロデュースシナリオ攻略中は全てのイベントを4倍速で飛ばし、後でアルバムからカードごとに読み直す者もいる。発生しなかったコミュを鍵で開けながら、ひとつひとつのカードに集中して読むことができるからである。



カードコミュについて

 シャニマスには前述の編成のように、(P)プロデュースカードと(S)サポートカードという2種類のカードがある。またそれぞれに、R、SR、SSRのレアリティが存在する。(サポートカードには一部のアイドルにのみチュートリアル用のレアリティNのカードも存在する)
 カードを示す際は、種別(小文字)+ レアリティ(大文字)で記すのが一般化している。

例:SRのプロデュースカード → pSR
    SSRのサポートカード      → sSSR


■プロデュースカード
 キャラクターそのものであり、実際にプロデュース対象になるカード。

 SR以上にはアイドルイベントと呼ばれるコミュが最大5つ用意されており、オレンジに縁どられた最後の【True End】はW.I.N.G.の特殊条件で解放できるコミュとなっている。
 プロデュースカードのコミュはプロデューサーがアイドルと向き合う内容のものが多く、アイドルの内面の深堀りがなされる。カードイラストは対象アイドル一人が画面に大きく収まるものが多い。また、プロデュースカードのSSRにのみ、ガチャで特殊なセリフ+アニメ演出が入る。
 プロデュースカードにはステージ衣装が用意されており、ガチャ獲得画面またはアルバムから確認ができる。


■サポートカード
 プロデュースアイドルをサポートする、装備アイテムのようなカード。

 R以上にはサポートイベントと呼ばれるコミュが最大4つ用意されている。(ただし一部の記念カードにはコミュが無いものもある)
 サポートカードのコミュはアイドルのユニット内でのエピソードが描かれ、プロデューサーはほぼ登場しない。カードイラストもアイドル複数人で写るものが多い。


 これらを読み返す際は、Pデスクを経由するのが一覧性が高くおすすめ。

 アイドルごとのカードが実装順に並んでおり、ここでカードごとのコミュを読んでいくのが良いだろう。
 所持はしているが未開放のコミュがあるカードについては、右上に未開放コミュ数のバッジがついている。これは前述の通り、プロデュースを行い各カードイベントを発生させるか『アイドルコミュの鍵』を使用することで解放できる。



プロデュースシナリオについて

 プロデュースシナリオというものは『W.I.N.G.編』以外にも用意されており、『W.I.N.G.編』をクリアすれば『ファン感謝祭編』がアンロック、といったように順に解放されていく。これらは共通コミュとも呼ばれる。
 これについても軽く説明をする。

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これに追加して現在はS.T.E.P.も実装されている

 このプロデュースシナリオは1年に1回程度の周期で新しいものが実装されており、現在6年目のシャニマスには5つの物語が用意されている。これらはアイドルの成長の軌跡でありメインストーリーと考えていただいて差し支えない。カードコミュと違いガチャ運に左右されず、後述のイベントコミュと違い時期にも左右されず、自分のペースで読み進めることができるが、ゲームの攻略というテクニカルなプレイスキルを要求される。


■W.I.N.G.編
 新人として283プロダクションに所属することになったアイドルが、新人アイドルの登竜門といわれる『W.I.N.G.』のグランプリ優勝を目指す。

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 チュートリアルにも使われている、アイドルとの出会いからはじまる最初の物語であり、アイドルごとにコミュが用意されている。また、True End達成条件を満たせる唯一のプロデュースシナリオ
 オーディションにおけるライバルのシルエットが全て283プロダクションのアイドルであるが、実際は他の事務所のアイドル達と競争している。
 実はW.I.N.G.はユニットで出場しているという設定だが、コミュで他のユニットメンバーが登場することは無く、あまり気にする必要はない。


■ファン感謝祭編
 283プロダクションの単独イベントであるファン感謝祭。ファンへの感謝を届けるための企画は、各ユニットに委ねられることになる。

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 ユニット内のアイドル同士ががっつり絡み、それぞれのユニットが何を大切にして活動しているかが描かれる。プロローグとエピローグはアイドルごと、それ以外はユニット内で共通のコミュとなっている。
 ファン感謝祭なので敗北の概念は無いが、最後に天井社長がMVPユニットを発表する。これに選ばれると、ファンへのアンコールといった形の特殊コミュが解放される。


■G.R.A.D.編
 各アイドルは個人で競い合う公開オーディション番組『G.R.A.D.』に出場する。アイドルはユニットから離れて自分一人の力で戦うことになる。

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 アイドルが売れ始めてからの話が多く、そんな折にユニットから離れて自分自身のアイドル的価値と向き合う姿が描かれる。当然、アイドルごとにコミュが用意されている。もちろん勝敗もある。
 アイドル1人対プロデューサーの構図はW.I.N.G.と似ているが、W.I.N.G.がユニット単位で出場という設定だった手前、このG.R.A.D.が初めての個人としての大きな挑戦になる者も多い。
 非常に良質な物語が揃っているのだが、シャニマス専でない実況者でここまで進められる者は多くは無い。


■Landing Point編
 本格的に売れ始めたユニットは、単独ライブを開催することになる。その準備にあたり、アイドルは今の自分の在り方を再確認する。

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 4つ目のプロデュースシナリオ。ユニット単独ライブの話ではあるのだが、コミュはアイドルごとに用意されている。
 今までのエピソードで隠されていた話や、アイドルにとっての原点の話などもあり、アイドルごとに多彩なエピソードが描かれる。単独ライブという性質上、成功と大成功が用意されており、敗北も失敗も無い
 これにより生まれるフェスアイドルがグレフェスに適さないことから、既存プレイヤーでも全て読み進めている人はまだ多くないと思われる。


■S.T.E.P.編
 『W.I.N.G.』に出場した者たちによるエクシビションマッチに参加し、かつてのパフォーマンスの再演に臨む。

 5つ目にして現在最新のプロデュースシナリオ。エクシビションマッチという体裁はシナリオに影響せず、描かれるのはW.I.N.G.の舞台裏である。過去編とかエピソード0といった雰囲気のこのシナリオでは、彼女達が当時どんな心境でアイドルという選択をしたのかが窺える。
 時系列的には最初期なのだが、無理に最初に読もうとする必要は無い。実装タイミングが遅めのこのシナリオは、むしろ苦楽を一通り見てきたうえで触れることで、情緒が最大化されるようになっている。
 今までのプロデュースとかなりのゲーム的な差異があるが、シナリオを開放するためにクリアするのは比較的容易。アイドル個々にエピソードが用意されており、まだ全員分は実装されていない。(2023/12/13現在)


 これらのプロデュースシナリオのコミュは、アルバムから共通コミュのタブ内で読み返すことができる。閲覧済みのコミュならば選ばなかった選択肢の内容も確認できる。解放アイテムは無いので、自分でプロデュースシナリオをプレイして解放しよう。

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この場合『シーズン1(失敗)』のコミュは未開放となっている



イベントコミュについて

 基本的に一カ月に1回の周期で開催される、シナリオイベントのコミュ。(前述のプロデュース中に発生する『イベント』とは全く異なるので注意)ゲーム部分から独立し、選択肢も一択のものが一回挟まれるだけであるため、映画のように鑑賞できるのが特徴。

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 プロデュースシナリオに比べ、よりアイドル同士のコミュニケーションに重点を置かれたシナリオが多い。そして、1イベントをオートで読むと長いもので2時間を超える。こちらはプレイスキル関係なく簡単に読むことができるため、初心者にも好まれやすい。その場合はゲームというよりアニメや映画の視聴のような様式になるだろう。

 アルバムには過去すべての大量のイベントコミュがアーカイブされており、今からシャニマスに触れる人は面食らうだろう。これらを読み返す際は、Pデスクを経由するのが一覧性が高くおすすめ。

 ユニットごとのイベントコミュが実装順に並んでおり、ここでユニットごとのコミュを読んでいくのが良いだろう。未開放のコミュがあるイベントについては、右上に未開放コミュ数のバッジがついている。

 未開放のコミュについては『アルバムの鍵』といアイテムを消費することでイベント期間以外でも解放して読むことができる

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 これとは別に、定期的に行われている『イベントコミュ読み放題キャンペーン』中も自由に読むことができる


 また、シナリオイベントにはスチルイラストがカード化された報酬のサポートカードがあり、その報酬カードコミュで裏話や後日談が語られる

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 イベントコミュ自体は前述の『アルバムの鍵』やキャンペーンなどで比較的容易に読めるのだが、この報酬サポートカードはイベント復刻時しか獲得の機会がない。報酬サポートカードのコミュによって美しく収まる物語もあるため、途中から始める者にとっては悩ましいところである。
(実装時期が古いものはイベントショップでチケット交換ができるようになった。こちらも徐々にラインナップが増えている)


 余談だが、公式ツイッターではイベント予告なる動画が公開されるが、これが本編に無いシーンだったりすることもある。予告にあったセリフを本編で聞けなかったからといって、読み飛ばした心配をする必要はない。


 この予告はPデスクでも閲覧できる。



コミュを読む順番

 イベントコミュにプロデュースシナリオを含め、実装時系列を考慮して整理すると下図のようになる。(膨大なカードコミュは載せていないが、そもそもガチャという性質上、人によって読める環境が異なるため優先順位は低めに考えて良い)

S.T.E.P.はバラバラに実装され、実装時系列に関わらず過去編の扱いなので割愛

 上から下へ実装順に並んでおり、ユニットごとに列で分類してみた。
 一番左の2列はいわゆる越境コミュと呼ばれるものであり、ユニットの枠を超えてアイドルが登場する。越境コミュの中でも1番左の列のコミュは、連続短編形式だったりパラレルワールドを題材にしたものだったりするので、番外編の意味合いが強いかもしれない。

 気になっているユニットをこの表の上から読んでいくと、実装順に読むことができる。基本的には実装順が時系列順と考えて良い。(ただし前述の通りS.T.E.P.はW.I.N.G.の裏話となる)
 また、あまり順番に固執してしまっても窮屈なため、適度に読みたいものから読みすすめても構わない。話の前後が気になった際に、この表が助けになれば幸いである。


 そして、この表の縦軸以外でも「このコミュの前にこのコミュを読んでおいた方が良い」との考えが界隈には溢れている。(pSR【チエルアルコは流星の】を読むと『Star n dew by me』の理解が深まる、七草にちかW.I.N.G.前に『明るい部屋』を読んで欲しい……などなど)
 これ系は挙げたらきりがなくここでは割愛するので、他の方の文献を参考にして見て欲しい。

 ちなみに上記の2例に関しては公式も見解を出していたりする。


※【チエルアルコは流星の】の位置づけについて

真乃に関しては、6位にランクインしている“Catch the shiny tail”で一皮むけたところを描けたと考えていますが、3人の関係が進んで、めぐるも【チエルアルコは流星の】などで新たにパーソナルな一面を描いて、そこでイルミネがもう1歩前に進むためのシナリオが“Star n dew by me”だったかなと思います。

【シャニマス2周年記念】制作P・高山祐介さんがこの1年を振り返る


※シーズとルカ、越境周りの推奨順について


 また、カードコミュについては下記の見解も公式から明言されている。

カードに付随するシナリオは、そのカードを引いたタイミングで楽しんでもらうことになりますので、あまり正確に時系列を決めてしまうと、非常に煩雑なものになってしまいます。プロデューサーさんそれぞれに読む順番や時期が違うので、ある程度はどのタイミングで読んでも楽しめる内容になるよう意識しています。

【シャニマス3周年記念】制作P・高山祐介さんが1年を振り返る。



舞台設定の基礎のあれこれ

 前提知識や読む順によっては判らない部分、躓きやすい部分を羅列する。


■プロデューサー

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 プレイヤー(あなた)の分身であり高身長の男性。そのため、特に女性プレイヤーはどうしても自己投影し辛いかもしれない。
 同系統のゲームと比べても主人公として喋る量が非常に多く、プロデュースしているという没入感はイチオシ。一方でその確立された人格から、『シャニPという主人公キャラ』という見方をする人も多い。ちなみに283プロダクションにプロデューサーはあなた一人しかいない


■アイドルとの出会い
 W.I.N.G.の冒頭、社長とはづきの説明を受けた直後のシーンが、基本的にそのアイドルとの出会いとなる。
 形式は主に2種類。少女が自分で283プロダクションに応募するオーディション、あるいはプロデューサーが街中で少女に声をかけるスカウトがある。プロデューサーがオーディションで合格を出す、あるいはスカウトされた少女が了承する形で、物語が始まる。


■担当アイドル

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 プロデュースシナリオにおいてプロデュース中のアイドルのこと。しかし実際は283プロダクション全員のプロデュースを行っているため、全員が担当アイドルのように振る舞う場面もある。(現実でもAKBグループの総合プロデューサーを秋元康が一人で担っていたりするため、これ自体はおかしいことではない)
 ただし、マネージャーに相当する人がいないため、事務員のはづきと2人で28人分のマネジメントも行っている。アイドルが売れるにつれてプロデューサーも多忙になり、その中で全員の面倒を見るのはもはやファンタジーなのだが深く考えてはいけない。


■時空
 歳を取らない、いわゆるサザエさん時空。クリスマスを迎えるコミュが複数あるが、深く考えてはいけない。
 一方でコミュの進行には時系列を感じられるものが多く、時間を積み重ねて成長するアイドルが描かれる。また後発の4ユニットは、後輩として入ってくるような描写もある。アイドルによっては話す速度や声のトーンが時間によって変わっている者もいる。そのため、コミュを読む順番によっては整合性が合わない可能性を念頭に置きたい。


■属性
 数多のキャラクターコンテンツにおいて、そのキャラを特徴付ける性質を属性と呼ぶことがある。例えば、『料理が苦手』なキャラはその属性を持っているといえる。
 しかしシャニマスでは、苦手な料理を練習することで克服する、といった属性に囚われない変化を遂げることが多々ある。そのため、コミュを読む順番によっては整合性が合わない可能性を念頭に置きたい。初期プロフィールが現在のアイドルの姿に即しているとも限らない。


■283プロダクション事務所

IMG_7007 のコピー

 明言はされていないが、283プロダクションは聖蹟桜ヶ丘を舞台にしていると思われる。郊外寄りの賃貸住宅を事務所として構えており、2人しか従業員がいないことからも、小さな事務所であることが伺える。

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 1階はペットショップであり、2~3階が283プロダクション事務所。特に事務所廊下の背景イラストは、よく観察しなければ一般住宅と相違なく、初期に誤解を生みやすい。


■283プロダクション寮

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 283プロダクションには、遠方から上京したアイドルのための寮がある。
 現在、寮住まいは恋鐘、咲耶、樹里、凛世、千雪、羽那の6人。その外観は洒落っ気のある造りであり、初めて見た際は寮と判断し辛い。


■アイドルの自室
 現在、過半数のアイドルには自室の背景イラストが用意されている。家の外観やリビングのイラストまである者もいる。寮住まいのメンバーは自室を自分好みにリフォームしているので誤解しやすいが、よく見るとエアコンの位置や窓の大きさが一致する。
 ぜひコミュを読み進めて色んな部屋を見て欲しい。


■アイドルの生活圏

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 基本的に、それぞれが関東圏のバラバラの場所に住んでおり、電車などで283プロダクションに通っている。そのため学生組は通う学校も制服もバラバラ。例外として姉妹である甘奈と甜花、幼馴染であるノクチル4人はそれぞれ同じ学校に通っている。
 また、寮住まいメンバーの生活圏は283プロダクションの周辺であり、地域の人と交流の深い者もいる。
 結華、夏葉、美琴は一人暮らしをしている


■越境
 シャニマスではデレやミリなどと異なり、ユニットが固定されている。そしてユニットの違う者同士が交流することを越境、そういった物語が描かれるコミュを越境コミュと呼んでいる(公式では283MIX?)。シャニマスは共に仕事をするユニット内でのコミュニケーションに重きを置いており、越境は他コンテンツに比べかなり絞られている。



おわりに

 シャニマスのシナリオは素晴らしい。しかしサービス6年目を迎えた現在の膨大な文量は、上手く整理できなければ混乱を招く。その負担が新規プレイヤーに降りかかるのは少々恐ろしい。
 「ゲーム実況ポリシー」の公開や合同ライブにより、新たなプレイヤーが増えることを期待している。そして、物語の理解への助けとして、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しい。

 (1年前の時点で、既に文庫本40冊!)


 また、これまで書いてきた内容をやや否定することになるが、シナリオに対して潔癖になり過ぎる必要もないと私は考えている。
 順番を無視して評判の良いコミュから読む人も、お気に入りのアイドルをガチャで出せなくてコミュが読めない人も、実況動画が初見である人も、いろんな人がシャニマスの物語を楽しんでいる。
 だから私は、どういう過程であれ、これを読んでいるあなたもその一員になってくれることを願っている。


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 この記事が役に立ったという新規プレイヤーの方は、私の他の記事を読まないでください。多大なネタバレを含みます。まずはご自身でシャニマスの世界を歩いてみていただければ嬉しいです。広すぎて時間はかかりますが、後悔はしないと信じています。

 また、この記事の説明に間違いを見つけた既存プレイヤーの方がいらっしゃいましたら、ご指摘いただけると幸いです。


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