きむりさ / Risa Kimura

時間に、焦らされない。ただ、肩の力をぬく🐄 https://linktr.ee/ki…

きむりさ / Risa Kimura

時間に、焦らされない。ただ、肩の力をぬく🐄 https://linktr.ee/kimurisa

マガジン

  • 食べるマガジン【KUKUMU】

    • 38本

    「ひとくち、ひとやすみ。」がコンセプトの食べるnoteマガジン、KUKUMUです。4人のライターと、ひとりの編集者でお届けしています。毎週水曜日、夜21時ごろ更新予定。現在はお試しの気持ちも込めて無料ですが夏以降は有料にし、収益でzineなどにまとめられたらと思っています。

  • 日々の小さなことば達

    日々の感覚を、ことばにしてみたら。エッセイと詩です。

  • 『KUKUMU』の別腹

    • 22本

    記事を書くライター4人と、マガジンを主宰する編集者1人が、それぞれ『KUKUMU』について書いたnoteです。決意表明だったり、あとがきだったり、考えていることだったり。別腹として、お楽しみください。

  • Writer Portfolio

    ライター活動もしています。インタビュー中心。ふだん見えない人の一面にふれたり、関係を編み直したりする言葉が好き。

  • 考えるシリーズ

    思考整理したこと。文化人類学のこと。

最近の記事

ポートランドでお酒といえばこの人!レッド・ギレンさんと語るクラフトビール。 #KUKUMU

こんにちは。アメリカのオレゴン州・ポートランドに留学中のきむりさです。 留学中のポートランドは、「ビアバーナ(ビール天国)」というニックネームがあるほど、ビール好きにとって夢のような街。市内には、70以上のブルワリーがあります。 今回お話を聞いたのは、ポートランドで、お酒に関する日本人向けツアーやメディアを運営するレッド・ギレンさん。ポートランドにインスパイアされた飲食店を営む日本の方で、彼の存在を知らない人はいません。 レッドさんは2008年から、ポートランド、ひいて

    • 音大・デザイン会社を経て28歳で “食”に決めた日本人女性が、ポートランドで行列のできるスイーツ店を開くまで。 #KUKUMU

      「Keep Portland Weird!」 へんてこなポートランドであり続けよう!がスローガンの街、アメリカ・ポートランドには面白い周り道をして、自分の好きなことに熱中している人が多くいます。その中の1人が、スイーツ店『Mio’s Delectables』オーナー・浅香未央(あさか みお)さん。 彼女のつくるお菓子は今、ポートランドで大人気。この街最大級の野菜市、ポートランド州立大学の敷地内で行われる『ファーマーズマーケット』に出店すると、よく行列ができます。 現在ミオ

      • 【月刊Portland vol.6】 走った先で

        ちょっと遅くなってしまいましたが、ポートランドに来て、6ヶ月(と半分)が経ちました。これを読んでくれてるみなさん、いつも、ありがとうございます。体調など、変わらずでしょうか。 超個人的留学振り返り録「月刊Portland」は、現在6回目。これを書いている今は、今まで書いてきた中でも、なんだか一番、落ち着いてる気がします。 ついに帰国日も決まり、ポートランドで過ごせる日々も、残り1ヶ月弱になりました。そんな中で、終わりも始まりも少しずつ増え、気持ちも一旦真っ白になったという

        • アメリカで大ヒット中の発酵飲料 “紅茶キノコ(KOMBUCHA)”10種類を飲み比べてみた #KUKUMU

          コンブチャ。私はアメリカ・ポートランドに来るまで「昆布入りのお茶」だと思っていた。 おじいちゃんとおばあちゃんが縁側に座り、「じいさん、昆布茶は一杯いかがかね」「そうだねえ。梅の昆布茶が飲みたいなあ。」など、ほがらかな会話の中で楽しむようなお茶 ……。 そんな妄想は、すぐに打ち砕かれることになる。 わたしが「もうひとつのコンブチャ」を知ったのは、留学してすぐのこと。地域のスーパーやマーケットで、このどこか日本っぽい名前を見かけては「アメリカでも”昆布茶”が人気なんて、ず

        ポートランドでお酒といえばこの人!レッド・ギレンさんと語るクラフトビール。 #KUKUMU

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          27本
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          2本

        記事

          【月刊Portland vol.5】 異文化体験の、その先へ

          アメリカ・ポートランド留学の超個人的振り返り録に、大切な人たちへの感謝を込めて、勝手にお届けしている「月刊Portland」。 気づいたら、第5回目になりました。ということは、ポートランドに来て、丸5ヶ月! いつも気にかけてくださる方々、本当に、ありがとうございます。 留学も、がっつり後半戦。長々と戦っていた奨学金の変更申請が、やっっっっと降り、帰国の目処が具体的になってきました。そんな大きな区切りの日を意識した上で、日々を送っています。 アメリカ4都市のひとり旅を終え

          【月刊Portland vol.5】 異文化体験の、その先へ

          豆腐に込められたラブって? ヴィーガンの聖地・ ポートランドで100年以上続く「Ota Tofu」に潜入してみた。 #KUKUMU

          こんにちは。大学を休学し、アメリカは西海岸、ポートランドに留学中のきむりさです。 実はこの地、「ヴィーガンメッカ(聖地)」(*1)の一つとも言われるほど動物性のものを食べない人たち向けの店があります。そんなビーガンフレンドリーな地域で100年以上愛される「Ota Tofu(太田豆腐)」さんの工場インタビューです。 「Ota Tofu」さんは、第二次世界大戦以前に創業し、全米でもっとも歴史を持つ豆腐屋の一つ。近年も勢いは留まることを知らず、2021年にはアメリカの人気料理番

          豆腐に込められたラブって? ヴィーガンの聖地・ ポートランドで100年以上続く「Ota Tofu」に潜入してみた。 #KUKUMU

          【月刊Portland vol.4】 ひとり旅と決断

          毎月1回、米・ポートランド留学中の心境の変化をただ綴っている「月刊Portland」も、はや4回目。そうです。ポートランドにきて丸4ヶ月が経ち、5ヶ月目に突入しました。留学も、後半戦! 一瞬だと言えばそうだけど、意外とちょうどいい期間だと思っています。というのも、残り休学中にやりたいことが、アメリカで・日本含め、わりとクリアになってきているから。 ということで、4ヶ月目はコミュニティカレッジの1ヶ月の夏休みと秋タームの間に起きた心境の変化を書きたいと思います。 きっと残

          【月刊Portland vol.4】 ひとり旅と決断

          ホストファミリー11人にカレーをふるまい、「誰かのために」の順番を考えた #KUKUMU

          「この仕事が楽しくて、仕方ないよ....」 2年ほど前にそう言っていたある女性の表情が忘れられない。 引きつって歪んだ、不器用な口角。 ゆるむ目尻とは対照的に、どこまでも沈んでいく沼のような瞳の奥の色。 彼女は「人のために」と、教育に関する仕事をしている人だった。 私は一度挨拶をしただけだったから、彼女の本心がどうだったかなんて分からない。だけどその日、私が彼女から感じ取ったのは、言葉の端々から響く、か細い悲鳴だった。 誰かのためになっているはずの彼女は、どうしてそ

          ホストファミリー11人にカレーをふるまい、「誰かのために」の順番を考えた #KUKUMU

          【月刊Portland vol.3】 答えは、すぐに出さなくていい

          一つ大きな区切り目だった3ヶ月を、乗り越えました。「3」がつく月は、ちょっと気を引き締めなければいけないと言われる数字だとも、何か変化する月でもあると聞いてきた。私にとっても、本当にそんな言葉通りの1ヶ月でした。 やっぱりまだ慣れない海外で暮らしてるから、ヒヤっとすることは尽きない。だけど、今のところ安全に無事にやれていることに、日々、感謝です。これからも、そう乗り越えられることを願います。 今月のハイライト盛り沢山だった8月。ハイライトは、こんな感じです。活動一つひとつ

          【月刊Portland vol.3】 答えは、すぐに出さなくていい

          自分の感覚が、ひらく場所。ポートランド最大級の「ファーマーズマーケット」へ行ってみた #KUKUMU

          人と会った時の目線の交わし方。 夏ににぎわうプールの塩素の匂い。 偶然隣にいた旅人との小さな会話。 忘れている。画面に必死に張り付いていたコロナ渦の2年間で、やっぱり、忘れかけているものがある。私は今、アメリカ・ポートランドという都市で、そんな感覚を取り戻しているようだ。 ここに来て、2ヶ月。情報を集めてからではなく、「ああ、ここが好きだなあ」と感覚から好きになった場所。それがポートランド最大級の野菜市「ファーマーズマーケット」だ。 そもそも「ファーマーズマーケット」っ

          自分の感覚が、ひらく場所。ポートランド最大級の「ファーマーズマーケット」へ行ってみた #KUKUMU

          【編集後記】 たいへんな時は、また”UMAI”もんでも食べよう

          先月もKUKUMUのエッセイを読んでいただいて、ありがとうございました。もう8月なんて、びっくりです。この留学生活には、KUKUMUがあり、「あ…..もう今週、私の次の記事が更新だ…..」と時間が経つ速さを、教えてくれます。 留学生活も、3ヶ月目に突入しました。日々、面白いことが起こり続け、すぐに文字に乗せちゃえるようなことも溢れています。だけど、アウトプットの方法は考えどころ。 観光マップに載っている「ポートランド」だけでは見えなかった美しさ、怖さ、違和感などが私を取り

          【編集後記】 たいへんな時は、また”UMAI”もんでも食べよう

          【月刊Portland vol.2】 小さな自分に気づく、日々に溶かすこと

          【ポートランドに来て、2ヶ月が経ちました!】 気づいたら8月なんてびっくりですが、無事に2ヶ月がたちました。いつも応援してくださるみなさま、ありがとうございます。今月も、無事にやりきりました。 1ヶ月目のでかい変化はにきびができたことでしたが、2ヶ月目のびっくりしたのが、慢性の肩こりが完治しました!!! いやいや。そんなことかよ!っていう感じだけど、私にとっては、衝撃レベル。好き勝手に自然にふれ、街にふれ、疲れたら眠りにつく。そんな小学生の夏休みのような生活を送ってきま

          【月刊Portland vol.2】 小さな自分に気づく、日々に溶かすこと

          【月刊Portland vol.1】 はじめてのおつかいから始まり、「暮らし」から学ぶこと

          【ポートランドに来て、1ヶ月が経ちました!】 おかげさまで、毎日、健康にやれてます。いつもありがとうございます。そんな今日アメリカは、独立記念日。アメリカでも大きい休日のひとつで、私は、ホストファミリー達と親戚が集まり、一緒にBBQや花火をしました。近所でどこでも花火してるような、ちょこっとクレイジーな日。大切な人と過ごす祝日に、こうしてお家の文化を味わえるのはとても貴重だったな〜と、いつも、そして今日も改めて。 ポートランドも6月中旬に夏至を迎え、いよいよ本格的に夏がは

          【月刊Portland vol.1】 はじめてのおつかいから始まり、「暮らし」から学ぶこと

          ポートランドで出会った、一杯のラーメンがつなぐもの #KUKUMU

          アメリカはポートランドに来て、約2週間。 ひとつ、気づいたことがある。 食に関するカルチャーショックを、まだ受けていない。 「アメリカ旅行中、日本食が恋しくて仕方なかった」 こういうSNSの投稿を、たまに見かける。でも、こちらに来て2週間の私は、日本食に思いを馳せたことはなかった。 きっと、私が何でもおいしく食べてしまうというのも一理ある。でも、ポートランドには、アジアンマーケットや日本食レストランが至る所にあるというのも大きい。日本食を食べたいと思ったら、すぐに食べら

          ポートランドで出会った、一杯のラーメンがつなぐもの #KUKUMU

          【編集後記】クラフトコーラのエッセイから、1ヶ月とちょっと、ポートランドで。

          「KUKUMU」は、「嫌われる勇気」のなどの著者としてお馴染み、トップライター・古賀史健さんが創設したライターの学校「バトンズ・ライティング・カレッジ」で出会ったメンバー5人の共同マガジンです。 「ひとくち、ひとやすみ。」をコンセプトに、食べ物にまつわることを、それぞれの切り口から言葉にし、毎週水曜21時にお届けしています。興味を持ってくださった方は、こちらの記事から召し上がれ! さて。KUKUMUを読んでくれてる方はご存知の通り、6月のテーマは「炭酸」でした。ぜひぜひ素

          【編集後記】クラフトコーラのエッセイから、1ヶ月とちょっと、ポートランドで。

          アメリカを思い、日本のクラフトコーラを飲んだ日 #KUKUMU

          私は、6月からアメリカに留学する。日本のクラフトコーラに初めて出会ったのは、出国前最後に大学へ通う日だった。 天気は、曇り。 汗を拭うほどではないが、肌にうっすらにじむような温度。 私は、大学での用事が済んだ後、大学にあるウッドデッキでひとり、ぼーっとしていた。 ウッドデッキの周囲には、木が生い茂っている。椅子に座り、上を見上げると、木々は、空を混じり合っているように見える。その間から少し漏れる太陽の光にあたるのは、留学前の余裕がない時でさえ、おだやかな気持ちになる。

          アメリカを思い、日本のクラフトコーラを飲んだ日 #KUKUMU