【月刊Portland vol.4】 ひとり旅と決断
毎月1回、米・ポートランド留学中の心境の変化をただ綴っている「月刊Portland」も、はや4回目。そうです。ポートランドにきて丸4ヶ月が経ち、5ヶ月目に突入しました。留学も、後半戦!
一瞬だと言えばそうだけど、意外とちょうどいい期間だと思っています。というのも、残り休学中にやりたいことが、アメリカで・日本含め、わりとクリアになってきているから。
ということで、4ヶ月目はコミュニティカレッジの1ヶ月の夏休みと秋タームの間に起きた心境の変化を書きたいと思います。
きっと残りの期間で迷ったら、このnoteを見ることになる。そんな具体的なことを、いっぱい書きます。
今月ハイライト
書いたもの
食べるマガジン「KUKUMU」の9月号も更新しました。
編集のおかげで、自分が伝えたいことを、少しずつエッセイに乗せれるようになってきました。そんなことを思っていた週にnote企画「#うちのカレー」の中で1番読まれたのも嬉しかったな。
「書く」ことにどこまでも真摯なバトンズの学校のみなさん、KUKUMUのメンバー、編集長のまきさんのおかげです。ありがとうございます!
食べるマガジン「KUKUMU」は1月まで更新予定で、その後、紙媒体(ZINE)にする予定です。残りのおいしいお話もお楽しみに。
私は引き続き、こちらでの食に関するあれこれを、時にインタビュー・時にエッセイ・時にレポートで、書いていきます。何か思った時は、スキや反応もぜひくれたら、うれしいです。
■ポートランドの情報誌『Lighthouse』で、お気に入りのお店を紹介しました!
シアトル・ポートランドで最多発行部数を誇る日本語情報誌『Lighthouse』10月号のプチコラムにて、お気に入りのお店を掲載させていただきました。
「コラムを書いてみたい!」という野望があったので、叶って嬉しいです!今後も、海外でのことを、ちょこちょこと色んな媒体で書けるといいな。
お気に入りの店が少しずつできてきているので、選ぶの、けっこう迷いました。残りの日々も、いっぱい探索するぞ。
22歳になりました
そういえば、9月の旅中、ニューヨークで22歳になりました。少し前まで、こんな所で誕生日を迎えるなんて夢にも思ってなかった。
旅先で出会った友人たちに祝ってもらえたり、ホストファミリーに祝ってもらえたり。そして日本にいる沢山の大切な人たちからも、お祝いの言葉をいただきました。
「いつかどっかで傲慢になる時がくるよ」と釘を刺されたことがあるけれど、そうならないためにも、こうして私はここに書いておくのだ。
改めて、お祝いしてくださって、ありがとうございます。
変化が激しかった大学4年間。もう22歳って早いな〜とも思うけど、ただ、ちゃんと、22歳な気もする。自分は大人だとか子どもだとかの感覚はないけど、22歳っての、けっこう、しっくり来ています。
そして誕生日のたびにメッセージを何回も何回も読むのですが、深く濃く関わっている人々との年数が年々増えていっていってるし、そう思える人も増えている。
大切な人が増えるということは、もう自分の力だけで全てやりたいなんて思わなくなったてことで。
今これを書いている今まで積み重ねてきた日々を一緒に過ごしてくれた全ての人々に感謝しているし、その溢れた思いは、自分だけのものにできないくらいだから、それを自分の次のステップへ、叶えたい社会へ、次世代へと、どんどん繋いでいけるよう今後も変わらず、やっていきたいと思います。
以上。
22歳のきむらりさも、どうぞ宜しくお願いします!
今回、書いておきたい、ひとり旅のこと
なんと言っても、4ヶ月目の大きな出来事は、2週間のアメリカひとり旅。
沢山のことがあったのだけど、外に出すことを焦らず、今は自分の中にそのまま。そして今後の人生の出来事たちと絡まり、熟した時、また文字にしたり違う形で還元できたらなと思っています。
ということで、ここでは、今感じていることだけ。
ざっくりした振り返り
ざっくりな振り返りをすると、本当に行ってよかった。元々は旅に出る10日前くらいまで、こっちで出来た友人と西海岸の4都市を周遊する予定でしたが、突然のドタキャン。「この日はこれをして…..」とか、「この日はこの人に会って…..」めちゃくちゃ計画を詰めてたのが、白紙に。
改めて本当に「自分が」行きたいところを考えた時に出てきたのが、サンフランシスコ・ボストン・ニューヨーク・ワシントンDCの4都市でした。休学して自分がやりたかったことは、ひとり旅のスタイルだった。
そこから、知り合いほぼゼロの状態だったけど、そこからトビタテの繋がりや今までお世話になっていた仲間たちからの紹介、そしてホステル等で知り合ったアメリカ国内外を超えた新たな友人たちとの出会いによって、ほぼ毎日、誰かと会っていた。
あと、ひとり旅だったからこそ、自分もたくさんの人を頼り、分からなかったらすぐ話しかけまくっていたのもあると思います。
必要な方向へ、必要な時にちゃんと呼ばれる。
また、そうやって思えた旅でした。
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そんなことをしていたら、少しずつさらに英語を話すハードルがまた一段と下がり、コミュニティカレッジの秋タームを迎えました。夏に受けようとしていたけど全然聞き取れなくて、そこで焦ってまた聞き取れなくなっていたレベルのクラスがいけるようになってきた。
英語を学ぶのを目的にしすぎず、その環境で暮らしたり、自分のやりたいことをやってたり、目標を追いかけたりしたら、少しずつできるようになってくるもんです。
英語の勉強法は色々あるけど、わたしはやっぱり、とにかく環境に身を置く・自分の目的ややりたいことを追いかける(その中で必然的に英語を使う)っていうのが合ってるみたいです。大学に入って、「英語を学ぶために」勉強するっていうのがどうしても続かなかったんだけど、「自分のやりたいことのために」なら自然とできちゃう。
こっからはより厳しい環境に身を置くため、フルでネイティブのみんなと同じ授業を取ることにしました。いや〜、正直今すでに大分、苦戦してます、でも「昔は、こういうところを、アメリカ留学で一番憧れてたんだ」と思いながら、おいしいとも思っている。
この決断をできたのは、もちろん少しずつ英語に慣れてきたっていうのもあるけど、今、世界の至るところで奮闘している仲間たちのおかげ。
楽しそうな投稿も、奮闘している投稿も、悔しかったことの投稿も、みんなのふとした投稿は、いつも励みになっています。私も、折れないぞ〜。
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旅の話に戻ると、元々大学1年の頃は、旅を広める会社の活動にのめり込んでいたり、東南アジアでの旅研修に参加するくらい旅が好きだった。
だけど、コロナ禍の2年間を経て、その間に自分自身も沢山の経験をしたのちにできるようになった旅は、今までとは全く違う視野でものごとを捉えれました。でもやっぱり刺激的で、自分を強くするもんだと。
これからも、ずっと旅を続けたい。
おばちゃんになっても、一人旅とかもしちゃいたいな。
さあ、総括はこんな感じで。ここからは、今回の旅を通して見えてきたことをグッと。
悩んでいない時に、急につながったりする
旅の裏テーマは、決断。
ひとり旅で自分の時間がたくさん取れるからこそ、留学後の休学期間の使い方・残り1年の学生時代の使い方・そしてその後…..と、ちょうどキリの良い留学の折り返しに考えようと思っていました。
とは言っても、旅中にめちゃくちゃ調べるとか自分のことを考えるとかを、意識的にするわけではなく、とにかくぼーっとする。新しい街にくりだす。人に会いまくる。
これをやっていたある日、ある人と話した時に、自分の20代にやってみたいことが、ババッと降りてきました。ずっと「これをやりたい」「あれをやりたい」っていうのは、5年前、10年前からあって、それが初めて現実の形へ、少しだけ結びついた瞬間でした。
答えが簡単に求められることが多い社会の中で、ずっとずっと考え続ける。自分が何者なのか、語りたくない。そこだけで何かを見られたくない。たまに結果を出したくなって焦る。一回そのゾーンを抜けたと思っても、またこんなことはすぐ繰り返すし、きっとここからも考え続けるし。今、ビビっときたプランもすぐに変わるかもしれないし、細かいところまで考えると、キリがないくらいまだ不確定。
でも、きっとその変化は面白いと思うから、とにかく違和感を感じたらまた立ち止まる。そこらへんは未来の自分に託して、今は見えた10年のプランに向け、残りの米留学・学生時代・次のステップをやっていくことにしました。
きっとここから、すぐに結果が見えないような道を地道にやっていくような内側を深くするような時間がより増えると思いますが、生きている限り、まずは、見えてきたものを、やりきろうと思います。
今ある外側だけで測れないような内側に無限に広がるものを、今まで、たくさんの人が信じてくれたように、自分も姿勢で体現できるよう、これからも、やっていくぞ。
こんなことを考え続けていたら、意外と、悩んでないこんな時に、人や場所や誰かの一言で、ふと繋がったりするもんだ。
休学の残り半分は、自分の夢を現実にする動きを
ちょうど残り半分になった休学期間は、夢や理想を現実的なものにする動きに、思いっきり旗を振ります。
もちろん、こっちでの大切な家族や友人との時間やアメリカならではのイベントなども大切にしつつ、どちらがエネルギーがいるとか、どちらが楽しいとかは自分の中ではあまりないので、いつまでも心地よい方へ。
そして、より今の自分の「できる」を超えるため、決断に迷ったら、居心地の悪くビシバシくる方を選択する。
そして帰国後の日本の休学期間でやりたいことがこんな感じ。
ある日のサンフランシスコの夜、世界で戦う大先輩と話した時に「まずやりきる」ことが大事だということに、改めてお尻を叩かれた気分でした。
今の自分の関心が将来にどうつながるなんて、わからない。だけど、今、あるものをまずは、やりきった先にしか見えてこないよなと。
そこで、まずは、今自分が描いてるいろんな理想は、現実になるのか・外側の声ではなく、「本当にそれらを自分自身が求めているのか」を検証するため、とにかく上に書いたことをやりきってみたいと思います。
「隠すことを美学」とする風潮がある中で、自分のやりたいことをこんなにオープンにしきるのは勇気がいること。でも、今まで自分がここまで来れたのも、今アメリカで学べているのも、どう考えたって自分の力だけで叶えることができなかった。
そしてこれから描く大きな理想も自分だけでは絶対達成できないので、言葉の力を借りることにしました。
この中でなにか琴線にふれたもの・何か私に伝えたいことがあれば、ぜひ連絡ください。私は今までもこれからも変わらず、粛々と残りも生きていきます。
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こんなことを色々「おっしゃーーーー!やるぞ!おらー!かかってこいー!」みたいなことをいっぱい書いた後なんですが、今日、大切な人のひとりと全く違う話をしてる時に、気づいたら、いろんな不安を吐きながら、泣いてました。
自分でも、びっくり。ああ、私の中に、さみしかったり、不安だったり、する感情がこんなにもあったんだなと。
一つ晴れたと思ったら、いつまで経っても霧はあるし、課題も山積み。そんなアップデートの激しい日々。でもこれは、「留学だから」とか「アメリカだから」とかそんなんは多分あんまり関係なくて、どんな境遇にいても、きっとそれぞれに必要な時期に必要な壁がやってきているんだと思う。
それでも生きている人がこうして周りにいるのならば、私もこんなところで折れちゃダメだって思っています。逃げていいものもいっぱいあるけど、私が逃げたくない環境の中で生まれたら苦しみは、苦しんでも、やるんだ。
なので、大変な中を今日を生きているみなさま、本当にうちらすごいよなって、再会した時は、言い合おうね。日々、生きてるだけで、乾杯!
さあ、もうキリがないので、このへんで。だんだんヘビーになっていく留学報告録を読んでくれてるみなさん、いつも、ありがとうございます。なんともう、6000字を超えました。メンヘラです。
では、また来月の月刊Portlandで!
気温の変化も激しい時期。
体調には、お気をつけてください。ご自愛も、たっぷりね!
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いつも、応援、ありがとうございます!サポートいただいたお金は、6月から約8ヶ月間のアメリカの留学費に全額使い、その体験を、言葉にして、より多くの人に、お返しできたらな、と思っています。