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母の日だからこそ、着てあげたかった着物とは
今回は、母からもらった大島紬のお話。私が着物を着るようになって、母が私に譲ってくれました。
「私はもったいなくて着られなかったから、あなたが着てあげて」と。
“お母さん”に初めてもらった大島紬聞けばこの大島紬は、母が初めて“母”に作ってもらったものでした。
その母とは義母のこと、私にとってのおばあちゃん。
私の母は小さなころに実母を亡くしています。だから、“お母さん”の思い出はほとんど
できるだけ時間をかけて
ようやく仕事がひと段落。
いの一番で何をしたかと言えば、
きものを着ることでした。
普段は少しでも着る時間を
短くできるように励んでいるのですが、
今日はとにかくゆっくり着ました。
来る朝日を迎える前の、往く夜の月を見ながら。
ときにやり直し、ときにぼーっとしながら、
またはお会いする人のことを思いながら。
次第に着ること自体が楽しくなって、
気づくと鏡に映るわたしはあやしさ100%で
迷うて鳴呼悩ましや、いと楽し
着物好きがたまらないことの一つ、それはコーディネートを考えることではないでしょうか。
私も行く場所が決まった瞬間から、脳内コーディネートが始まります。
それから箪笥へ。
「今回はあの着物が着たい」となれば、帯を取っ替え引っ替え。
でも箪笥から「やっぱりこの帯で行きたい!」となれば着物を決め直し。
着物と帯が決まったら次は小物。帯揚げ&帯締めを組み合わせます。
帯の上に帯締めを置いて、遠