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記事一覧
(13845文字)論文から紐解く、慢性疼痛とゲートコントロール理論の昔と今
ゲートコントロール理論 導入
1960年代、痛みに一石を投じたメルザックとウォールの二人の英雄が現れます。彼らは、私たちの体が痛みという訪問者をどのように受け入れるか、またお断りするかを見抜きました。想像してみてください、体の中に小さな番人がいて、痛みという名の郵便物が来たら「今日はちょっと…」とドアを閉じることができるのです。
そして、科学の進歩は止まりません。痛みのゲートをコントロールす
(19676文字)最新トレンドに乗り遅れるな!絶対に知っておくべき運動制御理論と制約主導アプローチ!「運動を生み出しているのは知覚であり、知覚を生み出しているのは?運動です」
アスリハもパフォーマンス向上のためのトレーニングも、時代を経てどんどん進化しています。少し足を止めると、あっという間に置いていかれそうです。
最初にこの理論に出会ったのは2022年(たしか)のS&Cフォーラムでした。筑波大の谷川先生の講義だったと思います。非常にセンセーショナルで革新的でした。その後自分も学び続け、臨床や現場に落とし込めるようになってきました。
色んなセミナーや書籍も増えてきていま
(3678文字)ポリヴェーガルと「痛み」と呼吸〜迷走神経に揺らぎを与える〜
今回は自律神経をテーマに書いています。自律神経は骨格筋以外の全てのものを制御する神経ネットワークといわれています。なんだか壮大ですね。自律神経が反応する三段階とは、何をもって判断するのでしょうか?例えば、高い場所から落ちそうなときや、何か襲ってくるような脅威がある場合には、自律神経がどのように反応するのでしょうか?
自律神経について、人体を制御する神経系の一つで、三段階に反応する点や、呼吸のエクサ
(無料・1374文字)3分で読める認知行動療法に学ぶ問題解決のステップ
慢性的な症状、不安に駆られる患者さん、セラピストへの苦言、、、
こんな問題に苦しんでいるセラピストは結構多いのではないでしょうか?
ちなみに自分は非常に困っていました。慢性疼痛やCBT関連の勉強をし始めて少し変わったかどうか、、といったところ。先は長さそうです。
似たような痛みでも良くなる人とそうじゃない人がいたり。
人を診るっていうことが、まだまだできていないのかな、なんて思ったりしています
独学でもここまでわかる慢性疼痛①〜認知行動療法×自己効力感(self efficacy)の観点でリハビリをもっと有効に〜(7679文字)
☆この記事を読むと:「自主トレが続かない」、「治療の効果がみえない」といったセラピストの悩みを、認知行動療法のエッセンスや、自己効力感(self efficacy)といった視点を加えることにより、現状特別な技術を要することなく、工夫を凝らした対応、解決の仕方を学べます。
臨床になかなか快方に向かわない慢性疼痛の方のリハビリを見直しませんか?
☆キーワード:慢性疼痛、認知行動療法、自己効力感、レジ