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20240317_産業革命の歴史を学び考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想35

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"日本人は技術を磨き、欧州人は道具を改良する"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"麻薬と同じ産業革命"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 経済は全ての社会要素の絶妙なバランスの上に成り立っている。産業分野全体の中で繊維業界が突出した生産力を得る(繊維革命)ことで従来の輸送手段では処理できなくなり、これに対応するために交通革命が起こった。交通革命が起こり、従来の鉄鋼生産力では需要に応えられなくなったため、これに対応するために鉄鋼生産のための発明が次々と起こっていった(鉄鋼革命)。
 "産業革命"が興り国を挙げて全産業の"大量生産体制"に舵を取ることで、すべてのものが産業革命を中心に回り始めることになった。"旧き佳き"時代に属するものも別のものに置き換えられたことで、"後戻り"できないものになっていった。大量の製品を売ることで一時の豊かさは享受できたが、その富も別のものに投資するため結局多幸感が続かなかった。
 国内だけでは商品を捌ききれなくなるが、在庫を抱えると国が倒れてしまうため必然的に"外"に市場を求めるようになった。植民地がなくては回らない経済体制となり、異国の状況などは考えない体制を構築していった。

感想

 産業革命を学ぶことで経済が社会構造のバランスの上に成り立っているという点を実感できました。最初の些細な発明から繊維革命、交通革命、鉄鋼革命と様々な革命に繋がっていく部分の説明がとてもわかりやすかったです。大きな革命も1つの発明から始まったという点は学びになると思います。最初から大きなものを考えていなくても、1つ1つが連鎖することで結果的に大きくなる場合もある、という点は覚えておけると良いと思いました。
 産業革命が後戻りできないものであった点も学びになりました。一度作り出すと売り続けない限り、維持できない仕組みであった点は少し怖いと思いました。何か新しいことを始めることは基本的に良いことだと思いますが、"後戻り"できるか否かを事前に把握する事は必要だと思います。何も検討せず、気が付いたら後戻りできない状態になっていたという状況だけは避けることができると良いと思いました。
 後戻りできない革命であった点を知ることで、欧米列強が海外に目を向けていった理由についても理解しやすいと思いました。自国が滅びないためとはいえ、自分たちの利益のために異国の人の生活を大きく変えてしまったことは変わらないと思います。1人の国民である前に1人の人として大切にすべき点は忘れずに生きていけると良いと思いました。 

最後に

 合理的な判断も大事ですが、倫理的な判断が必要となる場面もあると思います。欲に目がくらみ判断を間違えることがないように、日々自分を高めていけると良いと思いました。
 倫理的な判断力を養い、誇りをもてる人生を歩んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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