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20231121_ヨーロッパ繁栄と衰退の歴史から考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想45


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"英仏の誤算"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"イギリスとヨーロッパの未来"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 白人が優等民族だからヨーロッパ人が19世紀に覇を唱える事ができたのではない。戦って勝つことや奪うことを是とする民族的特性が"武力がモノをいう時代"と重なっただけ。結果、"武力がモノをいう時代"が終わると共にヨーロッパも衰退していった。今ではEU(ヨーロッパ連合)としてまとまり、ようやくアメリカや中国と肩を並べる事ができるレベルになるほど、ひとつひとつの国力は衰えることになった。人類史全体を俯瞰して見るとヨーロッパは"地球の辺境"というのが常態だったので、本来の姿にもどっていると捉える事もできる。

感想

 繁栄した場合も衰退した場合も、結果だけを見るのではなく、原因や理由まで考えることは必要なことだと思います。原因や理由を考える際は、様々な角度から情報を集めて吟味しなければ安易な結論になってしまうと思います。複数の視点で情報を集め、結果が起きた理由の本質まで考えることができるように思考力を高めていけると良いと思いました。
 当事者の主張を聞くことも大事だと思いますが、全てを鵜呑みにしてしまうことは危険だと思います。情報発信者にとって都合の良いものを発信することは普通のことだと思うので、発信者の立場なども踏まえて整理する必要があると思います。当事者以外の主張も集めることで客観的な情報も集めることが出来ると思います。情報を収集し、処理してより正確な情報を取り入れるということは難しいことだと思いますが、多くの情報が溢れるほど必要な能力だと思います。個人的にもまだまだできていない部分が多いですが、今後も伸ばしていきたいと思いました。
 教科書では記載されていない内容が多く、とても新鮮な気もちでヨーロッパの繁栄と衰退の理由を学ぶことができました。民族などを無条件で批判することは良くないと思いますが、事実を見ることは大事だと思います。自分(達)の身を守るためにも、過去に起こった事実から目を背けず、頭に入れておくことは大切なことだと思いました。
 今回学んだ歴史も一つの情報だと思います。教科書の内容と異なるように著者によって主張が異なると思います。同じ事実でも主張が異なる点は歴史を学ぶ面白さの1つだと思います。複数の主張を集めた上で、著者の立場などを考慮し、自分なりに妥当な結論を導くことができると良いと思いました。
 また歴史学自体も数ある学問の中の1つの学問にすぎないと思います。他にも様々な学問があると思うので、それらの視点から見た情報を取り入れた上で吟味する事も必要だと思います。視点が1つ増えることで見え方なども変わってくると思います。これらを意識した上で自分なりの結論を導くことができると良いと思いました。

最後に

 複数の視点で情報を集め、処理する事で本質的な理由を考えることができると思います。情報発信者の立場まで考慮し、処理することが必要だと思います。情報が多い時代だからこそ、必要な能力だと思いました。
 多くの視点で情報を集め、正しく処理する事ができる人を共に目指していきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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