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2023年2月の記事一覧

どっちも読んでいない本だが、余命10年と、遺品整理は迷惑、という言葉は痛烈だった

どっちも読んでいない本だが、余命10年と、遺品整理は迷惑、という言葉は痛烈だった

どっちも読んでいない本だが、余命10年と、遺品整理は迷惑、
という言葉は痛烈だった。
つい先日友人の急逝もあった。
10年前の友人は、実は余命10年だったというわけか。

余命なんてことばはガンなどの致死的な病気になったときの進行具合で使われる言葉だが、誰もが死ぬのであって、誰にでも余命はある。
俺の余命はあと何年か。
10年もあるのか。
なさそうだ。

そして、遺品整理は、マジで大変だ。いちいち

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先日亡くなったバンド仲間で仕事仲間の前原利行さんは僕の音楽の恩人だった

先日亡くなったバンド仲間で仕事仲間の前原利行さんは僕の音楽の恩人だった

61歳、早すぎる旅立ちだった、前原さんの葬式の話を昨日書いたが、
引き続きなぜ僕の音楽の恩人だったかを書いておこうと思う。

自分の音楽遍歴は、現在このノートで絶賛連載中なんだが、
まぁ、なかなか終わらない。

「いまはもう、人生を語ろう」https://note.com/hashtag/keijiikeyamusicstory

前原さんが出てくるのは、ずいぶん先になるので、
今のうちに書いてお

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音楽仲間で仕事仲間の前原利行さんは、アクロス・ザ・ユニバースが流れるなか、旅立っていった。旅行ライターはやることが粋だ。

音楽仲間で仕事仲間の前原利行さんは、アクロス・ザ・ユニバースが流れるなか、旅立っていった。旅行ライターはやることが粋だ。

良いお葬式だった。
早すぎる旅立ちではある。61歳。
昨年末までは普通にしていた。
AktioNoteの旅の原稿も書いてもらっていた。
年明けぐらいに、急に入院となったので
旅の原稿の締切を延ばしてほしいと連絡があった。

ほどなくFaceBookに病状を説明する投稿が載り、
かなり厄介なことになっていることがわかった。
そして少し前に峠を越したというニュアンスの短い投稿があったので
回復に向かっ

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最近のギターがすごかった

最近のギターがすごかった

以前は楽器屋に行くことが大好きで、しょっちゅう行っていたが、

・ほしいギターもベースもなくなってしまった(少しはある)

・ギター弦などの消耗品やエフェクターはネットで買うようになった

・行きたいと思える楽器屋さん(渋谷のヤマハや、新宿の新星堂ロックインなど)がどんどんなくなってしまった

という理由で年に一度も行かないぐらいになってしまったのだ。

が、先日、たまたま西武新宿の島村楽器の近く

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1日一編は詩を読む「僕は君たちに武器を配りたい」 瀧本哲史

1日一編は詩を読む「僕は君たちに武器を配りたい」 瀧本哲史

これは本のタイトルだけど、俺には詩に思えたのだった。
本の内容も、もちろん素晴らしい。
瀧本哲史さんは、若き投資家であり、京都大学で客員准教授を務めた。
その講義をまとめたもの。若い人にはぜひ読んでほしい。

瀧本さんはこんな人。↓

オリンピック・パラリンピックの件で、電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーが逮捕されて思うのは、広告業界では談合、出来レースが当たり前だと言うこと。

オリンピック・パラリンピックの件で、電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーが逮捕されて思うのは、広告業界では談合、出来レースが当たり前だと言うこと。

めずらしく時事ネタ。

オリンピック・パラリンピックの件で、電通、博報堂、ADK、東急エージェンシーが逮捕されて思うのは、広告業界では談合、出来レースが当たり前だと言うことだ。
なぜ今回がダメかと言えば、これが公金が大量に投入される国家プロジェクトであるオリンピックであって、公正な入札が必要なものだからだ。
それをわかっていたのかいなかったのか、民間のノリでやってしまったとうことだろう。
受託収賄

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オーディブルで聴く読書。村上春樹著 1Q84(BOOK1~3)を聴く体験。

オーディブルで聴く読書。村上春樹著 1Q84(BOOK1~3)を聴く体験。

村上春樹の大変好きな作品。もちろん紙の本でも読んでいる。
紙の本はいつか捨ててしまうので(経験上そうなる)Kindleでも下の合本版を買った。

しかし耳で聞く村上春樹の1Q84も、また味わい深い。目で読んでいると、大きなストーリーの動きが内部分は、ざっと軽く読み飛ばしてしまうことがある。しかし朗読であれば一文字、一文字克明に音読されて耳から入ってくる。それはなかなか新鮮な体験だ。杏さん、柄本 時

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「いまはもう、人生を語ろう」#08 ブラスバンドとロックバンドの両立、勉強は、しない。そんな浜松湖東高校の毎日は楽しかった!

「いまはもう、人生を語ろう」#08 ブラスバンドとロックバンドの両立、勉強は、しない。そんな浜松湖東高校の毎日は楽しかった!

というわけで浜松湖東高校の吹奏楽部に入ったが私が高校生だったときのこの吹奏楽部は本当にすごかった。1978年から1981年ということか。太古の昔だ(笑)。

一つ上の先輩、同期、一つ下の後輩、連中だと、音大に行くのは普通、そのあとプロになるのも普通という、PL学園状態だったのだった。
それまで弱小だった湖東ブラスだが、僕の頃は激戦の静岡県西部大会を勝ち抜いて県大会に行くのは、普通、高校2年の時は県

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立花隆の最後の言葉が響く。遺体はゴミとして捨ててほしい」「蔵書は全て古本屋に売り払ってほしい」

立花隆の最後の言葉が響く。遺体はゴミとして捨ててほしい」「蔵書は全て古本屋に売り払ってほしい」

テレビがないのでNHKオンデマンドで見た。
完全版ではいものは、たぶん実家のテレビで見た。
その時もショックを受けたが、完全版もすごかった。
とはいえ完全版が増えていた部分は立花隆氏の仕事の部分が多かったように思う。ただ、立花隆氏を支えた人たちの発言も増えていたか。そのあたりは興味深い部分ではあった。

ただ、あたりまえだが、やっぱり結論の部分は同じで、しかもここは、NHKのディレクターが自分で考

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Kindle 読書日記 超ミニマル主義-四角-大輔 面白かった

Kindle 読書日記 超ミニマル主義-四角-大輔 面白かった

https://www.amazon.co.jp/超ミニマル主義-四角-大輔-ebook/dp/B09WMLNQCC

超ミニマル主義-四角-大輔 面白かったです。

結構厚い本で、基本的に削ぎ落とすことを重視していますが、
最も重要なことは以下の8箇条に集約されています。

さらに「生きることの達人は、仕事と遊びの区別をつけない」という老子の言葉に、極意が凝縮されているとも。

登山、旅の極意は

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じつは大きな聲では云へないが過去の長さと未来の長さとは同じなんだ。死んでごらんよくわかる。

じつは大きな聲では云へないが過去の長さと未来の長さとは同じなんだ。死んでごらんよくわかる。

暗示的で味わい深い。
過去が長いものにとって、未来も長いのか。
過去が短いものにとっては、未来も短いのか。
それとも、今とは、つねに同じ長さの過去と未来を内包しているのか。

昨年末、時間は存在しないという衝撃的な本を読んでぶっ飛んだのだが、
「現在ただ今」しか存在しないのであれば、
未来も過去も同じ長さの「ゼロ」だと言えるのではないか。