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#121【歴史】古きは良からない。


「原点に還ろう」

こんな話が良く社内で出てきます。会社や組織の数字がついてこないので、色々と試行錯誤をしているんですよね。
私は人材業界で働いているのですが、人材業界は景気の波を大きく受けます。
つまり、昨今のコロナの影響を、じわじわと確実に受けている格好になります。※景気の波に乗って、イケイケドンドンで成長してきていましたので・・。

そんな経営を数十年と進めているので、私から見ても分かるレベルで「浅いなー」と感じる部分が多くあります。例えば、営業手法は数十年間変わりません。とにかく数をかけ続けるテレアポ業務。お客さんとの信頼関係を作る為に、泥臭く足を運ぶ。人間性を買ってもらい、継続した契約を頂く。どれも、根本や本質としては正しいと思います。ただ、変化するべきところは多いにあるなと日々感じている訳です。

今までと比べ、人材市場は飽和しています。10年前のような、市場の波に乗って単調な作業を続けていれば成長出来るほど、簡単な市況感でないことは明らかです。例えば、Z世代の考え方に則して、理念ビジョン共感型の採用手法は依然として増えています。そもそも、”採用”ではなく”定着”(エンゲージメントを重視した手法)なども増えています。高度経済成長の名残で、軍隊のような採用と働き方を強行していた時から、明らかに採用市場は変化しています。

すこしダラッと記載してしまいました。お伝えしたいこととしては「今が苦しいからって、古き良きに逃げんなよ」という事です。今までの成功にすがっても、前提条件(時代や市況)がそもそも違いすぎるので、再現性が低いんですよね。

コロナ禍により、かなり強制的に世の中が動いていると思います。この時代の波に乗り切れず、今までの成功にすがっていると、今は耐えられても10年後には化石のような企業になってしまうんだろうな、と危惧しているわけです。



今日も、誰かの気づきとなりますように。

ニコラス

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