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インプットと頭の中の思考を効率的に結びつける方法

書くということ。

私は企画することをその生業としてきました。


イベントであったりプロダクトであったりシステムであったり。

企画を考えるといってもその対象は非常に多く、その多くの対象に対する思考を頭の中で浮遊させ続けているような気がします。


思考と思考が結びついてアイディアとなるときもあるし、浮遊している思考が本を読んでいたり旅をしている時にインプットしているものと結びつくこともあります。


そんな風に思考をするようにしていたのですが、どうも効率が悪いのではないかと感じていました。

それはその時その時に、強く浮遊している思考に引っ張られてしまったり、せっかく生まれた”問い”が思考として忘れ去られたり…


このような非効率が生まれないように
メモを取ったり、iPadに様々なアプリをインストールして記して残すように心がけたつもりがやはりどうも習慣化しない。



いつの間にか頭の中で思考しているうちに一番ホットな思考で頭の中をいっぱいにし、せっかく生み出したその他の”問い”を隅っこに押しやってしまっているのです。

このその他の問いは時とともに忘れ去られてしまいます。

一方、ホットな思考はインプットと結びつきアイディアとして昇華され言葉でスタッフに伝えプロジェクトを発足させます。


ここで二つの問題が発生しているということに気付かされます。

・「思考を浮遊させるのが頭の中のみ」で忘れ去られる思考があること

・思考がアイディアとして昇華されても言葉のみで伝達されること


確かにこの方法でプロダクトシステムメディアも生み出してきました。

アウトプットを伝えるときは圧倒的な熱量で伝えるので受け手は伝わるのでしょう。

理解してくれて実際にプロジェクトは進みしっかりと世の中に出ていくのです。


ところが何が問題であるかというと、言葉とその時の熱量だけで伝達するとプロジェクトメンバーのみにしかこのプロジェクトの本質は伝わっていないのです。

このプロジェクトを生み出した根っこの本質のようなものは社内には共有されないのです。


当たり前のことですね。



私は想い情熱は強い方なので言葉で伝えることは得意なのですが、
文字や資料に私の言葉、想いがそのままの鮮度で残ることはありません。


そのため、想いの強さとは裏腹に、そのプロジェクトに関わる人間のみにしか拡がっていなかったのです。


そこで私は一念発起し、書き記すということにコミットしようと思います。

まず一つめの問題の生まれた”問い”は書き記す。
そして二つめの問題の問いからアイディアに昇華されたものも書き記し伝達する

そして書き記すと同時に企画書のためのラフの案もしっかりと自分の言葉で文字や資料として書き残すことにすると決意しました。


自分自身で企画書を作っていた時代は、必死に夜中までPCに向かい自分の言葉でいかにして伝えるか何度も推敲を重ね作り上げたりと、言葉を文字にすることを習慣化させていました。


ところが、私自身が組織を運営する側に回ったことで、その習慣に変化が訪れました。


大手広告代理店に勤めていたような優秀な人材が組織に集ってくれたこともあり、私はアイディアを彼らに伝えた上で企画書を任せることで、私自身は組織運営などの他のことに時間を使うようになったのです。


つまり、私自身は企画書を書かなくなり、文字を書くという習慣もなくなってしまっていたのです。


これは致命的だと気づきました。(ほんとに気づけて良かったですが…)


このnoteは私の決意を記す記事となってくれたらと思います。自戒の塊を表出した記事です。



書くということ。

これは新型コロナのパンデミックを契機に始めたtwitterにおいてもこのnoteにおいても書き記すこと、記録することの効果を感じ始めたこともきっかけです。

自分の想いを誰でも見ることのできるカタチで残せるという効果。


”問い”や”課題”が生まれたときはしっかりとその思考の発露から遡って書き記し、誰かと会うスケジュールもなぜその人と会うのかをスケジュールとともに書き記すなど書くということに徹底していきたいと思います。


こうすることで”問い”がフローとして消えるのではなくストックとして残り、インプットと結びつくその過程も書き記すことで思考法や思考の癖も見直すことが出来、それを簡単に編集してプロジェクトだけにとどまらず広く社内に公開していけるのではと考えています。

そうすることでアイディアを生み出す土壌を守り、その思考のプロセスも見える化することが可能となり、社内にも資料としてしっかり残せていくと思います。


習慣化するまで徹底して繰り返すトレーニングを開始したいと思います。


以前に私が書いたこちらの記事も併せてご覧ください ↓


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