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新著書がくる!④〜一度でもやり抜けば〜

こんにちは!勝浦です。
来る11月1日(水)に発刊する新著「ひと言でまとめる技術」。
その完成までの軌跡をコラムで連載しています。

今日のコラム内容をひと言でまとめると、
「一度でもやり抜いた人は信頼される」です。

新しい本を書くことになりましたが、
初めて本を書いた前回と決定的に違う点がありました。

それは「一度、本を完成させた」という事実です。

これ、実はとても重要なのです。

なぜなら、本を書くというのはけっこう時間も手間もかかるプロジェクトなので、少なからず「途中でやめてしまう人」が存在するからです。
しかも圧倒的に「一冊も書いたことがない人」がそうなるケースが多いです。

マラソンにたとえると「42,195キロ走る」ことはみんな漠然と知っていても、
◯それを完走するためにどんな準備が必要なのか
◯3、4時間走り続けるというのはどんな感覚なのか
◯それによって身体にかかる負荷はどれくらいなのか
を、感覚的に理解している人は少ないでしょう。

同じように「本の完成というプロジェクト」をこの著者は完走できるかどうか?
というのは、編集者がもっとも気にするところなのです。
もちろん、超有名人なら「ブックライター(昔はゴーストライターなどと呼ばれていましたが)」がついて、インタビュー形式で喋り散らかしたことを、あざやかに一冊の本にまとめてくれます。

が、ほとんどの著者はそんなことはできません。孤独にPCの前で唸る長い時間を過ごします。いざ、始めてみたらそれに耐えきれない人もまた多いのです。

なので本を一冊書き終えると、いくつかのオファーが来たりします。
僕にも、出版後、数人の編集者さんからアプローチがありました。

これはひとえに、
「この人は、本を一冊書き終えることができる人だ」
ということがわかるからです。もっと言えば、
「本を出すことに積極的な人だ」
ともとれますね。
実際、出せば売れそうなキャリアやエピソードを持っている人でも、
「自分に執筆なんて…」と断る人は多いそうです。
出版経験があることは、安心の目安になるわけです。

もう一つ変なたとえかもしれませんが、友人にこの話をしたところ、
「バツイチがモテるのは、一度結婚をした(合意した)事実から、
少なくとも婚姻届に判子を押せる人とわかるから」
みたいなことでしょ?と言っていました。

うーん、これは納得できるような、できないような。
僕の親友たちの多くが離婚をしていますが、みんな口々に、
「もう2度と結婚はしたくない、自分には向いてない」
と言ってますから。知らんけど。

今回の本を書くにあたっても担当編集者さんから、
「どれくらいの筆力があるのか、内容が期待できるか、は既に折り込み済みです。ですから、企画には時間をかけさせていただきます」
とも伝えられました。

初めて書く時とは別のプレッシャーもありましたが、
今回は前回の反省を洗い出し、同じ轍を踏まないように、
あらゆる手段を講じて執筆を進めていきました。

つづく


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