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雨が降るのは"あいにく"ではない。
雨がポツポツと降りはじめるのがわかると「ラッキー!」とは思わないのですよね。でも、大林宣彦監督は雨が降ったら撮影日和というくらいに、雨に対して"あいにく"という形容詞はつけませんでした。大切なシーンでは雨が降っていることが多いんですよね。
まさしく今日は、これから雨が降りそうだなぁという映画のような雲がやってくるのが見えて「降られる前に、早めに家に帰ろ」と思ってしまいました。
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こんなふうに道具の写真を撮るときには、日差しが必ず必要なのですが、曇や雨となると撮影ができなくなります。それは、例えばテニスしよう!と張り切ってコートを予約して楽しみにしていたのに、天気予報を見て「あー雨じゃん。だめだ。中止だなぁ・・・」と、やりたいのに、出来ない、どうしようもない気持ち。
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しかも、それが降ったりやんだりしてる微妙な時が一番イライラしてしまいます。もしかしてできるんじゃないか!?と。土砂降りだったら、YouTubeで往年の名試合でも見てみるのですが、やっぱり打ってみたくなる。撮影する道具はたくさんあるのに、撮影が出来ないってのは、とっても悔しい。テニスラケットのガット貼り替えたばっかりなのに。。。
道具ではなくて、写真だけをたくさん撮っていた頃は、写真を撮りたくてしょうがなくて、日差しもたっぷり外はいい天気。でも、時間がとれなくて仕事をしなきゃいけない・・・。そんなことが多々あって、それがどうしても我慢できずに、午後は撮影にいける朝早い仕事にしたり、日差しの高い夏の間はお休みとなる学校の仕事をしたりもしていました。
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それは、ある意味で欲しいものを欲しいだけ手に入れられように自分でコントロールしてたんですよね・・・。雨のシーンを撮りたいわけじゃないのに、雨が降ってきてしまう時にそれを「あいにく」とは言わず、共に寄り添うようにいられる。本当の美しさってそういうところから生まれる気がしてきますね。そして、そんな風に日々生きていたいですね。
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ランドリー・・・
どこか懐かしさを感じる、帰る場所としての「 写真 」「 道具たち 」を扱っております。
[ ものがたり ] 盆暮れ正月となれば、何かをするためというわけでもなく、とりあえず帰ろうとする。でも「 帰ってきた 」と、心から深くそう感じられる場所へ、ふと帰りたいと思って振り返った時には、いつの間にか、もうその場所はどこにも無いと気づくこともある。そんな時に、何気なく撮っていた一枚の写真がその役割を果たす時があるように、家のどこかでなにか見覚えのあるような道具たちも、心の帰れる場所があるのでは?と思ったのでした。みなさんにとっての「ただいま」を、感じてもらえる体験となれたらと思います。
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