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幻夢の話

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著者が睡眠中に見た、ぼんやりした夢の話。平たく言えば夢日記。フィクションである。
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#人生を変えた出会い

亡くなった叔父さんの夢

叔父と私は車から降りた。スーツを着た男達が出迎え、頭を下げる。どうやら旅館に来たようだ。空は暗くなり、月灯りが湯に反射し揺めく。檜で作られた立派な浴槽に浸かり、闇に浮かぶ湯気を見つめた。思えば、私は6つ歳をとったが叔父は6年前と何一つ変わらぬ姿だった。

或る男の夢

男は黄緑のアメ車を運転している。助手席が空いているが、女はそこには座らず運転席のシートの後ろに付いている手すりにつかまり、まるで映画のワンシーンのように走る車にしがみつく。振り落とされぬよう必死に捕まり、やっと車が停まった先は古びたカウンターだけの焼肉屋だった。

昔好きだった人の夢

夢に出る男は大体決まっている。高校まで一緒だった水泳部の男、中学で学年1位だった男。今日の夢には前者がでてきた。気になりFacebookで探すと、実家の不動産屋を継ぐために大阪に帰ったらしい。水泳をやめ激太りした時以上に太った姿をみて時は残酷だなと痛感した。