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デザイン設計参考帳

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サービス設計や分析、デザインまわりでこれは役に立ちそう!とおもった記事をストックしています。
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2020年6月の記事一覧

行動を変えるプロダクトをつくるには  ~ 『行動を変えるデザイン』を読む

行動を変えるプロダクトをつくるには  ~ 『行動を変えるデザイン』を読む

※この記事は「『行動を変えるデザイン』を読む」マガジンの一部です。

こんにちは。『行動を変えるデザイン』翻訳チームの相島です。今回は行動変容デザインのプロセスについて紹介します。

行動変容デザインのプロセス『行動を変えるデザイン』で紹介されている行動変容のデザインプロセスは、理解・探索・デザイン・改善の4つのフェーズで進んでいきます。

理解するまず、行動をとるための、基本的な心理の理解につと

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インプットとアウトプットは提供価値で分ける

インプットとアウトプットは提供価値で分ける

今回のお話インプットとアウトプットが大事でとりわけアウトプットが大事だとよく見聞きすることがあります。

あれは正しいのでしょうか。定義のないまま互いの内なるイメージのみで議論してしまうとバトルは空中戦へ水平線上に飛んでいってしまいます。

今回は、インプットとアウトプットについて考えていきましょう。

提供価値で差分をつける多くのアウトプットの提供価値は、2種に分類することができます。

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UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?

UXライティングについて考える。「使う人に寄り添った文章」はなぜ大切?

プロダクトのおしらせ系の文章は、「やってほしいこと」があった上で、使う人にわかりやすく伝えるというのが役割です。でもそれだけだと、コンテンツ過多な状況では難しいのでは? と感じることが増えてきました。

なぜなら読む側は、つねに「読まない」「行動しない」という選択ができるから。

これからのプロダクトは、使う人の感情に寄り添い(共感して)、使う人の言葉で説明できるという新しいスキルが求められるので

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「良いデザイン」は人間の購買意欲を高める事が実証されていた話

「良いデザイン」は人間の購買意欲を高める事が実証されていた話

ビジネスにおけるデザインの有効性を証明するのは難しいですが、いわゆる「審美性(人間が美しいと感じる事)」が消費者マインドにどのような影響を及ぼすのかを研究した興味深い論文がありましたので、そのダイジェストをご紹介します。

参考論文:審美性知覚と消費者行動の接点

商品パッケージ比率が黄金比に近づくほど、購買意欲は高まるデザインにおける黄金比(1:1.62)の縦横比を持つ商品パッケージは、購買意欲

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やらかしを事前に食い止める設計

やらかしを事前に食い止める設計

炎上や諸々のトラブルの、防止について。

SNSは「投稿の回転数と流通量を最大化する」方向に設計されるため、気軽に投稿できる = うっかり事故をやらかしやすいシステムになりがちです。実際のところ、自分も何度もミスをしています。

基本的に自分がやらかす側なので、それを棚にあげて他人に厳しい設計はできませんし、他人に怒る資格もありません。事故の最小化という側面的にも、事前の防止システムに注力したいと

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