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ワークショップ

35
自分の詩の中で体感して遊べる内容のものをまとめたマガジン
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#感覚

【詩】片耳イヤホン

【詩】片耳イヤホン

片耳イヤホンで居場所が変わる
ここにいられなくなる
音を止めても
片耳を失えば
それだけで
ここにはいられなくなる

【詩】水に垂らした水滴は

【詩】水に垂らした水滴は

ちゃぽん

水に垂らした水滴はどこへ
目を凝らして
じっと見て
水に入った水滴をいつまで見ていられるか

【詩】触る側と触られる側

【詩】触る側と触られる側

自分で自分の左手の人差し指で右手の人差し指を触ってみる

自分で自分の右手の人差し指で左手の人差し指を触ってみる

触る側と触られる側
意識だけの話し

人差し指と人差し指を合わせて
意識だけで触っている側と触られている側
を入れ替える
感覚だけの話し

【詩】感覚をワザと止める

【詩】感覚をワザと止める

呼吸をしていることに意識を向けて
その後で
呼吸を意識していない状態に戻す

口の中の舌の感触に意識を向けて
またその感触を忘れる

匂いを嗅いで
その後、嗅覚を忘れる

感覚を止めることに気付くために
一度意識的に感じてそれを止める

それが出来たら、複数の感覚を同時に感じてみる

同じことをしているとき
同じ場所にいるとき
同じものを見ているとき
感じる自分を変えて楽しんでみる
感じていない世

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【詩】正々堂々互いに生きる

【詩】正々堂々互いに生きる

※命系の重い詩なのでタイミング違うかなっときはまた今度読んで下さい。

全く知らない異国の誰かと
愛犬の命
どちらかしか守れないとき
どうしますか?

全く知らない人だけど
写真は見せられて
どちらか選べと言われたら
どうしますか?

今は会っていない
この先と会わないだろう
同級生とどちらかだったら?

子供がお腹を空かせて泣いていたら
知らない鳥なら焼いて食べさせますか?

美味しい食事が食べ

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【詩】今人間であることを楽しむ

【詩】今人間であることを楽しむ

将来AI/ロボットの世界が来るなら
その前に
今人間であることを
しっかり感じて楽しんでおく

【詩】足元が目の前にある

【詩】足元が目の前にある

あぐらをかいて
下を向く
足元が目の前にある
直ぐ目の前にある

これ以上近づけはせず
なんとなく自分の足元でない感じ

少し足首を動かしてみるとちゃんと動く
自分の足首のようだ

背筋を伸ばし
あぐらの上に立ってみると
ちゃんと自分の足元だった

足元は目の前にあるのではなく
足元にあるから足元なのでした

【詩】目か耳か

【詩】目か耳か

耳を塞いで目を開ける
目を閉じて耳を開ける

耳の方が空間にいることを感じられる

順番に移動して遊ぶ遊び

目を瞑って耳を塞いだときは筋肉の音を聞いて、次に脈、心臓の音を聞こうとすると入り込みやすい

今度は鼻や舌だけもやってみよう

【詩】言葉を無くす言葉を作る

【詩】言葉を無くす言葉を作る

ほんとはただ感じたい
言葉を無くしていきたい思いを持ちながら
詩を書き続ける

言葉を綴りながら少しずつ言葉がない世界へ
言葉を無くしていくために、言葉を作っていく

まだ直接は感じられないから
一度言葉にして感覚を認識した後で
言葉を減らしていく

【詩】素直は難しい

【詩】素直は難しい

素直は難しい

そうですか?

はい、そのようです
あなたもわたしも

【詩】感情に新しい名前をつける

【詩】感情に新しい名前をつける

意識のタガを外すように
思い込みの枠を離れて
同じように身体の構造の当たり前も
外せるんだかやってみよう

言葉を作ることは思い込みを増やすこと
蛸みたいに自由になりたい

【詩】一緒にいない

【詩】一緒にいない

言葉や歌、音、感覚、会話
が意味をとらえないまま
ただ想像されて
自分の中で複数
超複数同時に
いることだけ認知した

一緒にはいない
いるけど一緒にではない
一緒にいない

【詩】意識しないで息をする

【詩】意識しないで息をする

意識しないで息をし続けている自分に
意識的に気付いている状態を作るの難しい

文章を頭の中で読み上げるけど意味を把握しない感覚の延長で近づけるかな?