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日記代わりの短歌(2024年1月)
日記代わりに残している短歌、2024年も続けていきたい気持ち。
1月分を見返してみたら、年始にしてはわりとのんびりと過ごせた気がします。
氷雨ふるアスファルトよりなお深き鴉の濡れ羽のカラーコードは
よく見かけるはずなのに、ふいに近くにいるとぎょっとするんですよね、カラス。うすぼんやりした冷たい雨の日に近くで見たカラスの羽の色はぞっとするぐらいに目を惹きました。"鴉の濡れ羽色"は黒髪の褒め言葉と
日記代わりの短歌(2023年12月)
過去類を見ないバタバタだった2023年12月。
残せた短歌はどうしても年末に偏ってしまったけれど、公私ともに忘れられない1カ月でした。
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ころんでもひとり地球はまわってく膝小僧には銀河がひとつ
駅でめちゃくちゃ盛大にすっ転び、膝に結構なあざをつくった日。当たり前なんですが私一人が転んだところで終電間近の人の流れがとまるわけもなく、膝にできた銀河をひとり抱えて帰路につきました。
聖夜の終
日記代わりのこれまでの短歌(202104~202311)
2021年くらいから、日記代わりにちょこちょこと残している短歌。
これまで専用のインスタアカウントに写真と一緒に投稿していたのですが、短歌を写真と一緒に置くのはちょっとずるしている気がしたので、言葉だけで残していくことにしました。
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あこがれを飾りつづける額縁よ選択範囲にオブジェクトなし
新居に引っ越したばかりのころ、おしゃれな部屋にしようとして大きな額縁を買ったのだけど、数カ月間ずっ
葬送のフリーレンと10月
10月は、恩師の誕生月だ。
毎年、Facebookが無邪気に通知を飛ばしてくるたびに。
喉の奥から鼻先までがぎゅっと狭まるのを、ぜんぶ秋の空気のせいにしている。
故人の誕生日とは、そういうものなのかもしれない。
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今話題のアニメ、『葬送のフリーレン』を見はじめた。
勇者パーティの一員として世界を救ったエルフ族の魔法使いが、かつての仲間たちと死別するところから、物語は始まる。
人間で
それでも変わらず、人を信じ、自分を信じた先に、気持ちの良い伏線回収があると信じている。
2023年、いかがお過ごしだろうか。
年々ひどくなる花粉症に血反吐を吐き、刹那の満開の桜が春一番に吹き散らかされている間に、はや3カ月以上が経ってしまった。
遅くなったが、不定期の近況報告と、今年の抱負を兼ねて、書く。
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年始にひいたおみくじは、大凶だった。
しかし、そんなことを今ようやく思い出した程度には、ハッピーな滑り出しを切っている。
健康運・仕事運において、明らかに今年は大
願わくば数年後の私が人でありますよう
「あなたは33歳になったら、やりたいことがやれるようになるよ」
「はあ。なぜ33歳なんですか?」
「あなたのポテンシャルに、経験が追いつく。あなたの能力に見合った経験と実績を、周りも熟知している。あなたがやりたいと手をあげれば、すんなり任せられる。そんな状況が、33歳ごろに完成しているだろうから」
「……そんなもんですかね」
「うん。だから、20代の今、"やりたいこと"の実現を焦らなくても
休職中の話6 お前は天才じゃない
直属の上司から、仕事中に何度か言われたことがある。
お前は天才じゃない、と。
この言葉の意味を、休職期間中によく考えていた。
仕事をしている間は、その意味を文字通りにしか受け取れず、委縮して、向き合う余裕もなくて、曖昧に返事をして、忘れていた。
前もって断っておくが、上司の発言は、決してパワハラと言われるような罵詈雑言ではなかった。
仕事中によく空回っていた私を見かねて、落ち着けと言わん
休職中の話5 親友が治してくれた悪癖
つらいときや苦しい時に、いつも助けてくれる親友がいる。
彼女とは大学時代からの付き合いなのでまだ出会って5年弱ほどだけれど、お互いに信頼しあって何かと相談したり手を差し伸べあったりする仲だ。
表面上、彼女と私は、正反対のように見える。
基本スタイルが前向きな彼女と、後ろ向きな私。
しかし不思議と、根底の価値観や使う言葉の解像度、会話の深度がぴったり同じで、何をやっても何を話しても、誤解やすれ
休職中の話4 編集という仕事
私はこの4月から、いわゆるWEB編集者として、また東京で働き始める。フリーランスではなく、会社員だ。
学生のころからライター活動をしていたけれど、不思議なことにライターではなく、編集者にずっとなりたかった。
ライターという表立って情報発信の責任を負う人たちを、同じ責任を分かち合う裏方として支えたい。語り手と書き手、書き手と読み手の間をうまく繋いで、届くべき情報が届くべき人たちへ届くように。
休職中の話3 逃げる。そして挑む。
学生時代のインターンからずっとお世話になっていて、私が心の底から尊敬し信頼している恩師(と勝手に心の中でお呼びしている)とごはんに行った時の話。
休職中の私から急に久々にお会いできないでしょうかとメッセを送られ、お忙しい中さぞ面倒だったろうと思うのだけれど、即レスで候補日を出してくださって、本当にありがたかった。
新橋の、陽気な店主さんがいらっしゃる和食屋さん。
恩師は10年以上そこに通ってい
休職中の話2「自分を殺してまで人の役に立とうとしなくてもいいんじゃない?」
休職して2カ月弱が経ったころ、会社で同じチームだった先輩が、休職中の私を気遣ってごはんに誘ってくれた。
先輩といっても年は8つほど離れているけれど、会社に行けなくなった理由や、働いているときに感じていたことを細々と話すと、責めるでもなく深入りするでもなく、ただ頷いて、つらかったねと言ってくれた。
お酒が飲めないのに居酒屋に付き合ってくれた先輩は、いくらかアルコールを摂取してようやくまともに喋り
休職中の話1 存在価値の奴隷だった
存在価値の奴隷から解放されることが、幸せになることへの第一歩ではないかと、会社を休んでいて思った話。
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すべての始まりは、転校先の小学校で馴染めずいじめられていたとき、「そのままの自分=無価値で嫌われるもの」という考えが、私のなかに染みついたことだった。
当時の私にとっては、新たな学校での居場所の確保は死活問題で。あれこれ八方美人して、"周りにとっての自分の存在価値"を高めようと
休職中の話0 何もかもできなくなった夜、文章を書きたいと思った
※休職期間に入った直後に書いた文章。そのままなのでお見苦しいですが、それが当時の自分だったのだと思う。
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社会人10か月目の現在、メンタルと体調のコントロールを失い、何もできなくなっている。
会社に行けず誰にも会わず、食事すらまともにする気にならず、かといって眠ることもできず、ベッドでスマホを握りしめて丸まっていた。さっきまで。
何もできなくなった私をベッドから引きはがした