見出し画像

ノーベル平和賞報道で「保守的」という言葉の濫用

イランの政治活動家、ナルゲス・モハンマディさんがノーベル平和賞をとった。

その毎日新聞記事の見出し、

「保守的なイランに警鐘」

に、島田洋一(福井県立大名誉教授)が文句を言っている。


こういう場合「保守的な」は不適切。 「反動的な」ないし「ファシズム 国家イラン」等と表現すべき。 ■保守的なイランに警鐘 獄中のモハンマディさんにノーベル平和賞 - 毎日新聞


島田のような保守主義者からは、「保守的」を悪いことのように使うのは我慢ならないのだろう。

(朝日・毎日は左翼メディアだから、ふつうに「保守」を悪いことだと考えているとは思うが)

保守主義をひとつの思想・立場として中立的に使うのは問題ないが(たとえば「移民政策にたいして保守的」とか)、この記事の文脈ではたしかに不適切に感じる。

でも、島田が提案する「反動的な」も、革命に反するという左翼主義のにおいがする。

そして、「ファシズム国家」では限定的すぎる気がする。

きのうからずっと考えていたのだが、「抑圧的」(あるいは「人権抑圧的」)くらいがいいのではないか。


<補足>

あとで気づいたが、飯山陽も同テーマでnoteに書いていた。

ただ、私は保守主義者ではないし、毎日新聞が印象操作しているとも思わない。毎日はそんな頭よくない。何も考えてないと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?