【ジャニーズ事務所「性加害」告発】日本メディア、「外圧」で仕方なく報じる
昨日、東京・丸の内の外国特派員協会で、元ジャニーズJrの岡本カウアン氏が、ジャニー喜多川から受けた性被害について告発した。
「合計で１５回～２０回ジャニーさんから性的被害を受けました」
「ジャニーズ所属タレントはほぼ全員性的被害を受けている」
外国特派員協会は、日本の業界団体「日本新聞協会」や、新聞記者の天下り団体「日本記者クラブ」と関係ない、外国人ジャーナリストの独立団体だ。日本の業界がコントロールできない。
岡本さんは、
「（日本の大手メディアは）取り上げないだろうと覚悟して話しています」
と述べ、
「もし大手（メディア）が報じていたら、ジャニーズ事務所に入所していなかったか？」
との問いかけに、
「たぶんなかったんじゃないかな」
と回答した。
先日、BBCがこの問題を放送したばかりだが、それに続く外国特派員協会の記者会見で、読売・朝日・毎日・産経なども、ようやくジャニーズ事務所のスキャンダルを報じた。
もちろん、「日本のメディアは取り上げない」という部分の引用はない。
その代わり、ジャニーズ事務所の「社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました」云々の白々しいコメントを長々と載せている。
この期に及んでもジャニーズに忖度しながら、「外圧」で仕方なく最小限伝えました、という感じだ。
（NHKは結局報じていないらしい。テレビは基本、完黙か）
＊
追記 NHKは今日夕方になってやっと記事を出したが、ジャニーズ事務所の長くわけのわからない「コメント」をただ載せているだけ。独自調査も謝罪もなし。ひどいもんだ。
＊（追記終わり）
日本のメディアは、この件ではジャニー喜多川の共犯者である。
それについては、すでにnoteに書いた。
とくに、「週刊朝日」「サンデー毎日」の表紙にジャニーズタレントに登場してもらうのと引き換えに、ジャニーズ批判を控えてきた朝日と毎日ーーつまりは、ジャニーズに「買収」されてきた朝日新聞と毎日新聞の罪は重い。
子供たちを守れなかった両社に、高校野球を主催する資格はない、と上で書いたとおりだ。
その毎日は昨日、鬱憤を晴らすように、産経が立憲議員の名誉毀損訴訟で負けた記事を、嬉しそうに配信していた。
毎日新聞は、原英史氏の訴訟で、名誉毀損で負け続けているのに、自分たちは記事にもしなけりゃ、謝罪もしない。他社のことが言える立場か。
「外圧」が、日本のメディアすべてを滅ぼしてほしい。
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