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寄り道のすゝめ


「寄り道しちゃダメよ。」

小学生の頃、母によく言われた。

そんなの言われなくてもわかってる。と小学生の自分は思っていた。

通学路に魔物が潜んでるとでもいうのか。
誘拐されそうになっても防犯ブザーを鳴らせばいい。

強がりな僕は、6年間、まっすぐに歩いて帰っていた。

友達としゃべりながら、我が家目指して。


ただ、中には帰るのが遅い子もいる。

途中で猫を見つけてずっとしゃべりかける。
見たことない珍しそうな虫を追いかける。
コンビニに行って立ち読みをする。

寄り道の方法は様々だが、目に入った面白そうなことに吸い込まれていってしまう。


それからも僕は自然にあまり「寄り道」をしない人生を歩んできた。

家には特に用事がなければ普通に帰った。
やるべきことはすぐに終わらせた。

「最短ルート」をいつも気にしていた。


本編

さて今回は一体どういう記事か、というと最近僕が考えていることについての話です。

僕の周りには、興味本位で行動する人がしばしばいます。

大体の人は、多趣味で、豆知識や雑学とか、時事とかにものすごく詳しいように思えます。

ただ彼らは、宿題とか、課題とか、集中して真面目に取り組んでいても、すぐスマホで別のことを調べてしまいます。時にはタスクが完了しないことも。

でも次第に彼らは、独特の感性を築いていきます。



一般的に言うと、特に幼ければ幼いほど、やるべきことをちゃんとやるように言われます。そして「それが正しい」と植え付けられることがあります。

果たして本当に、何よりも「決まったタスクをこなす」ことが大事なのか。


自然と一番の近道を探すようになってしまった僕は、近頃は「寄り道」を意識的にしようと思っています。

つまり、興味を持ったものにとりあえず入ってみると言うことです。

純粋な興味や好意はとてつもないパワーをくれます。

「趣味や好きなことは永遠にできる!」と言う人も多いはずです。


道を歩いていて、石につまずいても、その石を拾う人はどれくらいいるでしょうか。その石を蹴る人だっているかもしれません。

何にでも興味を持てる人になりたい。

興味から無意識的に学ぶことの出来る人はとても強いと感じます。

興味からくる学びは、意識的に学ぶ物よりも身についていて深いです。
とうの本人は学びだとか思ってなく、趣味とか興味の延長線上だと捉えているからかもしれません。

以前僕もそうでしたが、最短ルートばかり考えてしまうと、「今後に意味が確実にあるもの」しか見れなくなってしまいます。

「これをやって何に役に立つか分からない」
「将来使わない」

今思うと、この思考は自分の可能性を狭めるような気がします。

将来は全くの不透明で誰にも何が起こるか分かりません。

上記の思考を捨て、気づいた石を拾うようにしていこうと思います。


そもそもこう考えられたのは、興味本意が役に立った経験があったからでもあります。

趣味のキャンプが、仲間との遊びでも知識として利活用できたり。
短期留学先のカナダにて、たまたま幼少期からやっていたカヌーで活躍できたり。
旅先でマニアック的なほどの洋楽知識がネタになって、外人と仲良くなったり。
たまたま買った本がきっかけでnoteを始めたり。

いずれも後先考えた行動ではありませんでした。


決められていることをやり切る力はものすごい大事だと感じます。今の社会でも当然のように求められる力でもあると思います。

しかし創造性や革新性は、無意識のうちに手に入れていた感性から生まれることが多いです。

拾った石の数が多ければ多いほど、その人の引き出しはどんどん多くなっていくと思います。

いつその引き出しを引くかは決まっていませんが、突然それが活躍する時がきます。


『芸は身を助ける』

先人は何ていい言葉を残してくれたんでしょうか。


トップダウン型の自分に、ボトムアップ型の考えを取り入れていくことはさらにこれからを豊かにしてくれると信じたいです。

何か気になったものにとりあえず反応して深入りしてみる。
それを繰り返して、寄り道アンテナの数を増やしていく。

遠回りすることが一番の近道

イチローが残した有名な言葉ですね。


もしかしたら、生き急ぐことで身の回りにある人生のヒントを逃してしまってるかもしれません。


今回はこんな感じで最近考えていたことを言葉にしてみました。悪しからず。


PS

実は前回の記事が少しですが結果を出してくれていました。

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まず、#海外旅行でこんな通知を受け取ることができました、ありがとうございます!

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また、上記のクリエイターさんの「おススメ記事!」に選んでいただきました。ありがとうございます!!

励みになります、これからも続けていこうと思います。


ではまた。








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水谷海人
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