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日々読みバックナンバー

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「日々を読むように記していく」ことを目的に書いていく 2022年10月29日から始めた1週間ごとの日記です。 大抵のことは忘れてしまうので、日記を書きます。 その日に起きたこと、…
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#看護

日々読み #40

日々読み #40

7/31 晴れ

高校を卒業して早10年が経った。
昔と比べてだいぶ体が思うように動かなくなった感覚がある。昔は全身を上手く使えていた気がする。
今月から筋トレを再開した。自重でやることにした。

使える筋肉を増やして、自分の体を取り戻していきたい。

8/1晴れのち雨

今日は日中に黒い雲がぬううっと出てきたと思ったら、土砂降り&雷でびしょ濡れになった。
雷の音も近いから雷が落ちてこないか心配だ

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日々読み #39

日々読み #39

7/24 晴れ

今日も晴れ。ここのところ1ヶ月くらい晴れが続いている気がする。こうも晴れが続くと不気味さすら感じてくる。

ご近所の農家の方が言っていたけど畑の水が40℃をマークしたらしい。もはやお湯じゃないか。
体調を崩したり、入院する人たちが増えてきていて晴れが続くことはいいことばかりではない。

この間「好きな本は何?」と聞かれた時にパッと答えられなかった。前も同じようなことがあった。

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日々読み #41

日々読み #41

8/7 晴れ

今日は退院カンファレンスのために久しぶりに病院に行ってきた。国立系の規模の大きな病院ということもあって、前に勤めていた職場に似た雰囲気が流れていて、懐かしさと嫌な記憶が無い混ぜになって思い出される。聞き覚えのあるナースコール、見覚えのある制服。
前にいた病院はPHS(病院内連絡用のケータイ)とナースコール、輸液ポンプが鳴り響くような病棟だった。
大変だったなあと思うと同時にあそこで

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日々読み #38

日々読み #38

7/17 晴れ
今日は祝日なので最後の訪問が終わったら仕事は終わり。妻と「君たちはどう生きるか」を見てきた。
メインビジュアルしか知らなかったから、フラットに見れて良かった。
事前の情報が全くない状態での鑑賞になる映画は滅多にないから、心が躍った。

これからみる人もいるだろうから、具体的なことは書けないけど、宮崎駿の考えていること、意識、無意識、夢いろんなものが溶けでた作品のように思えた。
ジブ

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日々読み #37

日々読み #37

7/10 晴れ

昨日と一変して、雲ひとつない青空だ。
空気もカラッとしていて、朝の風は少し冷たくて気持ちがいい。昨日の湿気はどこに行ってしまったのだろう。昨日のぐったりした湿気は梅雨の悪あがきにも思えてくる。まだ強い日差しに慣れない肌が少しジリジリしてきた。

昨日から1日1枚写真をスレッズに上げるということを始めた。その日撮ったものから1枚〜数枚選んで載せる。決まりはそれだけ。完全に自分のため

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日々読み #35

日々読み #35

6/26 晴れ

新しくはじめる仕事を任された。
言い出しっぺは自分なのだけれど、いざやってみるとなると大変だった。確認することも多いし、なんだかんだ考えなきゃいけないこと、順序を決めて取り組む必要もあって、想像していたよりも面倒だ。
家に帰ってからも少し思い出して、考えごとをしたり、調べ物をしたりしている感じだ。

自分から言い出さずに与えられた仕事をやっていればわざわざ家にまで仕事を持ち帰って

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日々読み #34

日々読み #34

6/19 くもり

職場の先輩が利用者との関わりのコツを教えてくれた。
介入の中にも起伏やストーリーを入れるという。
具体的に言うと指摘ははじめに短く、認めていることやできていることは後にするのだという。
そうすることで自分たちが言わなきゃならないことも伝えられて、最後は利用者も気持ちよく介入の時間がすぎていく。良い終わり方をすると、次の介入もいい循環になっていくそうだ。
これまで介入の中に流れみ

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日々読み #33

日々読み #33

6/12 雨

こうして訪問看護師としていろんな人と関わっていると、分かり合えないような人を本当の意味で「分かること」って一生来ないんじゃないかなと思う時がある。

誰かが「分かる」ってそもそも誰かが作った幻想なんじゃない?って言ってたのを思い出す。

誰かのことを知ろうとものすごく努力してみたとしても、所詮は自分の中で観測可能だったり、想像可能な範囲の中で測った内容だけのものになる。どんなに博識

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日々読み #32

日々読み #32

6/5晴れ

妻が妊娠した。数日前から体調がすぐれないとこぼしていたけれど、まさか妊娠だとは思わなかった。
妻から知らせを受けた時、驚きの方が大きかった。少し遅れて、自分の子を授かれたという嬉しさが追いかけてきた。
早く誰かに言わなきゃ自分だけでは持ちきれなくなってしまいそうなほど嬉しかった。でも同時に両手を挙げて喜ぶのはまだ早いというのもよぎった。

芽生えた命はまだあまりにも小さくてか弱く、安

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日々読み #31

日々読み #31

5/28 晴れ

昨日は朝ごはんの後に掃除をしてから、寄生獣のアニメを見た。漫画で寄生獣を読んだことはあったけれど、なんだかんだ大まかな内容しか覚えていないものでどんどん進んでいく物語にこんな内容だったかなと純粋に新鮮な気持ちで観た。

午後は日々の買い出しと家庭菜園のためのハーブの苗を探しに近くのホームセンターへ出かけた。いろいろ見て回ったけれど季節のせいかトマトやナスなどの苗が多くて、ハーブ類

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日々読み #30

日々読み #30

5/21 晴れ

昨日肉屋で買ったマトンを使ってカレーを作った。
ここ最近、スパイスからカレーを作るのがスタンダードになってきたからいろいろ試すのが楽しくなってきた。
はじめはスパイスカレーってなんだか小難しいような気がしていたけれど、やってみるとすごく簡単だ。
絶対にやるべきことはいくつか決まっているけれど、後は自由。結構感覚的に進めていく方が良かったりもする。

スパイス屋さんに言われてハッと

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日々読み #29

日々読み #29

5/15 雨

利用者をみていると「習慣が自分を助ける」ということがよくわかる。
毎日のように介入しているヘルパーの名前や顔すら覚えていられないおばあちゃんでも排泄のルーティン、内服のルーティン、水分摂取のルーティンができていると在宅での生活も半分オートマティックに送っていける。記憶が怪しくなっても体が覚えているから、日常送れる。体が習慣というデータを再生し続けているような感じがある。いいルーティ

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日々読み #28

日々読み #28

5/8 雨
コロナが5類になった。
インフルエンザと同じような対応になる。この日を境に平時に少しずつ戻っていくようだ。まだまだ市中ではマスクをしている人が多いけれど、近所の散歩ではマスクを外している人も増えてきた。

あの日感じていた閉塞感がずっと続くものではないということはどこかでわかっていたけど渦中にいる間はやっぱり大変だった。
こうして5類になった知らせを受けて、少しほっとした。人はこうして

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日々読み #27

日々読み #27

5/1 曇り

昨日読んだ「ぼけと利他」で「余白」の大切さが書かれていた。宅老所よりあいの施設長村瀬孝生と東工大の教授伊藤亜沙さんの異色の2人による往復書簡集であったのだが、やりとりがすごく面白くて読んでいてわくわくした。

2人の手紙のやりとりは文学的で美しい。そして、ケアはこんなにも軽やかに、楽しく、哲学的に捉えられるのかと思わされた。

ケアをしていると持てる策を全て出し尽くしてしまう瞬間が

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