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異文化を架け橋に心を通わせる一日 ~北海道十勝上士幌中学校における国際理解の旅

2024年2月1日、北海道十勝の上士幌中学校は、特別な授業を実施しました。

この日、学校は通常の教室を超えた国際的な学びの場となり、生徒たちは、地元の受入れ企業で働く、ベトナム、インドネシア、カンボジアの実習生や特定技能外国人メンバー9名と、共に「国際理解学習」の一環として交流しました。

このプログラムは、生徒たちに異文化理解の重要性を教え、グローバルな視野を養うことを目的としています。

午前11時40分から午後12時30分までの約1時間、1年生35名は、6グループに分かれ、各グループには、異なる国からの参加者が、加わりました。

上士幌中学校で実施された「国際理解学習」は、生徒たちとベトナム、カンボジア、インドネシア出身の実習生との間で深い文化交流を促進するためのものでした。

活動の流れと内容

1. 互いの国について基本情報を共有

まず、生徒たちはベトナム、カンボジア、インドネシアについて、位置、首都、言語、宗教、主食などの基本情報を、書き出しました。

この活動は、生徒たちが、これらの国についてどれだけ知っているかを確認するためのものでした。

同時に、実習生や特定技能のメンバーは、日本について、生徒たちが、持っている知識や印象を交流し合いました。

2. 文化と生活について深く学ぶ

次に、グループ内でのディスカッションを通じて、生徒たちは実習生からそれぞれの国の文化、生活様式、人々が大切にしている考え方について学びました。

生徒たちは、実習生から聞いた情報をもとに、相手の国の主要産業、伝統行事、社会のルール、特有の考え方などについてさらに詳細を書き加えました。

3. 日本の文化を伝える

生徒たちは、実習生に日本の文化、生活、日本人が大切にしている考え方を紹介しました。これには、住まいの様式、日本食、伝統行事、そして社会のルールや日本人特有の考え方(例えば、お辞儀をする習慣や集団主義など)が含まれました。

4. 相互理解を深めるためのディスカッション

最後に、グループ内で、それぞれの国の文化や考え方にはどのような共通点や違いがあったのか、そして文化や考え方が異なる人々と、一緒に行動する際に、大切にすべきことは何かについて自由に議論しました。


このセッションは、生徒たちにとって異文化理解の重要性を実感し、グローバルな視野を養う機会となりました。

5. 反響と影響

この「国際理解学習」活動は、生徒たちにとっても、実習生や特定技能保持者にとっても、互いの文化を深く理解し、異文化間の架け橋を築く貴重な体験となりました。

生徒たちは、短時間でしたが、世界の多様性を受け入れ、異なる文化背景を持つ人々と共生するためのスキルを学びました。

また、このようなプログラムは、地域社会における多文化共生の促進にも寄与しています。

相互の知識交換を通じて、生徒たちは、異文化への理解を深め、実習生や特定技能のメンバーも、日本の文化や生徒たち、若い世代との交流を楽しむことができました。

このプログラムは、地元の受入れ企業の経営者と教育委員会の方の間のつながりにより、実現しました。

上士幌中学校は、このような機会を提供してくれた受入れ企業様に、感謝の意を表しています。

教育委員会からの支援と協力にも深く感謝しており、今後も、このような有意義な活動を続けていく意向で、私たちも参加させていただき、心より感謝しております。

文化や考え方が異なる人々と一緒に行動する際に大切にすべきことを、実践的な活動を通じて理解することができたのです。

生徒たちの間では、この日の学びが、将来的に国際的な環境で、活動する際の貴重な基盤となることでしょう。

上士幌中学校の「国際理解学習」プログラムは、生徒たちにとって忘れられない経験となり、異文化間の架け橋としての役割を果たしました。

このようなイニシアティブが、日本国内で、より多くの学校で、実施されることを願っています。

日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。



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